インド鉄道寝台列車キャンセル待ちに再挑戦!! ジャバルプル編

2019年5月23日

朝から暑いジャバルプルです。昼間の会話「今の気温何度?」「38℃」「じゃあ涼しい今のうちにでかけようか」ちなみにこの日の最高気温43℃。

 

(↑再び登場インド鉄道の予約サイト通称IRCTC)
※日本のサーバーからだと繋がらないことがあります。
※今回は使わなかったんですが他にも便利な予約アプリもあるらしいです。


前回の記事でチラリと書いた通り、ジャバルプルで2度目のインド鉄道寝台列車キャンセル待ちに挑戦しようと思います。

繁忙期のインド鉄道キャンセル待ちはとにかくエグくて、それなりに座席数はあるもののそれを遥かに上回る乗車希望者が大殺到、予約人数多過ぎてキャンセル待ちすらストップする事態になるのです。

→詳しくは「インド鉄道の寝台列車キャンセル待ちがえぐい」をどうぞ。

 

なんという偶然でしょう!宿泊していたホテルがバラナシ行の寝台列車が停車する「ジャバルプルJN駅」の隣です。急にキャンセル待ちが取れてもすぐに列車に乗り込めます!

 

まずはジャバルプルJN駅の窓口に行ってみた

実はこの時点ではまだキャンセル待ちの予約はしてません。というのもインド鉄道って、やみくもにキャンセル待ちするのを防ぐためか、例えキャンセル待ちであっても料金前払いなんです。(座席が取れなかったら後で返金されます)

そもそもこの時点でかなりのキャンセル待ち人数だったんで、(もう列車移動は諦めてバラナシまでバスで行こうかな)と思ってました。このことを泊まっていたホテルスタッフに話すと

えーー!ここから出てるバラナシ行のバスはノンエアコンしかないし、オススメできないから寝台列車にしなよ!

と寝台バスを激しく拒絶。

 

「もしかしたら外国人だから鉄道チケット取れないんじゃない?今から一緒に駅に行ってチケット取りに行こう」ということになり、お兄ちゃんと一緒に駅へ。

 

お兄ちゃんが窓口に食らいついて何か言ってくれたけど、やがて残念そうな顔で戻って来て「やっぱりダメだって」「想像以上に混んでるらしい」とションボリ。

部屋に戻って予約サイトを確認すると、ウエイティングリスト7番・8番(8席キャンセルが出たら取れますよってことのようです)、チケットを確保できる可能性は46%。

ちなみにこの%はウエイティングの人数が多い少ないも当然関係あるんですが、人数が多くても列車によっては%がグーンと高いのもあれば、逆に低くなるのもあります。おそらくはキャンセル出やすい列車とか、全体的な座席数によるものだと思うんです。

予約確率%って?くわしくは前回インド鉄道のキャンセル待ち予約をした時の記事をご覧ください。ちなみにこの%表示、2022年2月にIRCTCサイトを見たところ確認ボタンが無くなってました。また復活するかもしれませんが・・・。

まぁそれにしても46%って微妙ですよね。インド国鉄ってキャンセル待ちだろうが料金前払いなのがアレですが、とりあえず思い切って予約してみました。

 

ジャバルプル発バラナシ行きの寝台バスを見学に行ってみた

キャンセル待ちの予約を入れた後は特にすることもなく暇なので、ホテルスタッフのお兄ちゃん達が「強烈におすすめしない!」と断言したバラナシ行きの寝台バスが「どれほどのものか」と興味本位でジャバルプルのバスターミナルまで見に行くことにしました。

 

ジャバルプルのバスターミナルへはJN駅前(ホテルポロマックスのある)広場から路線バスが発着しています。ジャバルプルバスターミルなの現地での呼び名「アイ・エス・ビー・ティー」と言えば乗るバスを教えてくれるし、降りる場所になったら車掌さんが声を掛けてくれます。運賃はひとり15ルピーでした。

余談ですがこのバス停周辺は鉄道駅の目の前だからか物乞いの人達も多いです。座っている人や寝そべっている人も多いんですが、さっきっから斜め向かいの道路の端っこに蓆を掛けて横たわる人が気になります。最初はホームレスの人が寝ているのかなぁ?と思ってたんですが、どうも様子がおかしいです。バスがすぐ横を通って蓆がパタパタとはためいても、中の人が動く気配がありません。そして気が付きました「あの人、亡くなってる・・・」理由はわかりませんが、気温43℃の炎天下で亡くなられた方が蓆をかけられ、私達がバスターミナルから戻って来てもまだ、そのままになっていました。

 

バスターミナル方面へ行く路線バスはかなり年季が入ってました。

 

座席なんて、もうこんな感じ。

 

この路線バスはバスターミナルの中には入って行きません。少し手前で降ろされます。
だいたいこの辺で降ろされました(Googleマップでみる)

 

道端には、なかなかパンチの効いた公衆トイレがありました。

 

こちらがジャバルプルのバスターミナル(通称・アイ・エス・ビー・ティー)です。あれ?この景色、どこかでみたことあるぞ?・・・そうです、昨日ナグプールから寝台バスで到着したバスターミナルでした。(なんだ、こんな単純に行き来できるんだったら昨日もバスでホテルまで行けばよかった)

ジャバルプルのバスターミナル(ISBT Jabalpur)をGoogleマップでみる

 

このバスターミナルがとにかく凄いんです。

 

これまで利用して来たインドのバスターミナルの中でもダントツに広くて、エアコンの効いた綺麗な待合室もあります。

 

壁の画はジャバルプルのみどころかなぁ?郊外までちょっと足をのばせば自然豊かな見どころも多そう。

 

いったい何本のバスが出てるんだ?というくらい、バスがズラーーっ!どうやらこのジャバルプルは、インド各地へ行くバスのセントラルステーション的役割を持っているのかなぁ?

うろうろしていたらターミナルの男性スタッフに「どこまで行くんだい?」と聞かれ「バラナシ」とこたえると、「じゃあこっちだな」とジャンタパスと書かれた一台の年季の入ったバスまで連れていかれました。(うーーん、やっぱりノンエアコンか~。昼間は45℃になるこの路線でエアコンなしはキツいな~。しかも見た目もアレだなぁ・・。)

すると先ほどの男性がとても気の良さそうなオジサンを連れて来て「この人が運転手だよ」と紹介してくれました。運転手さんはヒンディー語オンリーで何を言ってるかわからなかったけれど、おそらくあまり乗る事の無い外国人が乗るっていうんで嬉しそうにしてくれました。「乗るとしても今日じゃないんだよ」と言うと運転手さんはちょっと残念そうな顔になって、なんか冷やかしに行って申し訳なかったなぁと思ってしまいました。

 

(暑すぎてバスの下に避難するワンコ)

そんなわけでジャバブルからバラナシのスリーピングバスは、「ノンエアコンでも問題なし」という人はトライしてみてください。バラナシ行のバスは「毎日運行してる」と言ってました。

直通ではなくバスを乗り継いでバラナシへ行こうと思っている人がいれば、もっと選択幅は広くなります。私達がバスターミナルのスタッフに聞いた時は、いくつかのルートを親切にも紙に書いてくれました。
 
 

第2回インド鉄道寝台列車キャンセル待ちの結果発表

結論から言うと、またダメでした。でもウエイティング番号が1番と2番までせりあがってました。惜しい!

ホテルのお兄ちゃん達も三昧からの結果発表を固唾をのんで聞いています。ダメだったと聞いた時のお兄ちゃんたちの落胆ぶりが凄かった。「あ゛ーーーっっ!!」とか「ぎゃぁぁーーっっ!」とか私達以上に残念がってました。なにしろ1番と2番ですからね。

するとお兄ちゃんが「WL1番と2番で乗れないのはおかしい!外国人だから意地悪されてるんじゃないの!?」と三昧を連れて再び駅まですっ飛んで行って直接交渉してくれました。

でもやっぱりダメで三昧に聞くと駅員さんも何度も確認してくれたり、本当に申し訳なさそうにしてたらしい(駅員さんが悪いんじゃないよぉ)。インドの夏休みで直前予約はホント避けた方がいい。
 
 

第3回インド鉄道寝台列車キャンセル待ち

 

2019年5月24日

またも朝から暑いジャバルプルです。選挙絡みか宗教的なセレモニーでもあるのか、昨日から街がちょっとビリついています。こういう時はあまり出歩かず部屋でジッとしているに限ります。

朝8時15分頃、ダメ元で3回目のキャンセル待ちを入れてみました。ターゲットはこの日の16時20分発の一般売り寝台列車2Aクラス。

この時点でウエイティング8番・9番。ゲット確率77%。「おやぁ?これならいけるかも?」と思いつつ、2時間後くらいに状況を見ると、6番・7番という微妙な繰上り。ところが確率が65%に。「なんじゃあこりゃ番号が繰り上がってるのになんでゲット確率が下がっとるんじゃい!?」と思いつつ、さらに1時間後大きな変化が。
 

三昧だけが、前の5人を抜いてひとりだけ座席確保確定!

 
残りは私の席だぁ!ところがウエイティング番号は、三昧が抜けた分ひとつ繰り上がって6番。なのにゲット確率50%に下落。「ダメかもしんない・・」と半ばあきらめかけた12時過ぎ、いよいよ座席チャートが作成され取れたか取れないか白黒ハッキリする時間がやってきました!
 

ドキドキの瞬間です。
 

取れました!2Aクラス、上下段!やったーーーっ!

ようやく長く辛かったバス移動にピリオドが打たれる日がやってきたのです。

この日、私達と同じ2A狙いのウエイティング数は最終的に10人ほど。席をゲットできたのはどれくらいいたのかわかりませんが、もしかしたら前の5人は団体で座席確保ができなかったのかなぁ。

インドの鉄道、奥が深い。・・・というか、ややこしい。
 

次回はついにバラナシ行のインド鉄道寝台列車に乗り込みますが、ここでもひと騒動。インド鉄道本当にヤバイ。

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