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はじめてのインド鉄道寝台列車でバラナシへ

投稿日:2022年4月18日 更新日:

2019年5月24日

インドの夏休み5月、家族総出で旅行に出かける5月、交通機関が超絶混雑する5月、鉄道の座席が全然取れない5月・・・。その絶望的過ぎる繁忙期の中、アウランガーバードからバラナシ(ワーラーナシー)目指してバスを乗り継ぎジャバルプルまでやってきました。

 

そして今朝、3回のキャンセル待ち予約でやーーーっとゲットした夢のインド鉄道寝台列車乗車チケット!ひゃほーーーい!これで楽々イッキにバラナシ(ワーラーナシー)へ行けるぞぉぉぉ。

 

散々お世話になったホテルスタッフのお兄ちゃん達にお礼を言ってチェックアウトしようと思ったら「あれ?知ってる人が誰もいない??」なんと勤務の交代で馴染みのお兄ちゃん達はひとりもいませんでした。寂しい。フロントにいたお兄ちゃんに「無事チケットが取れました、ありがとう」って伝言残しました。

短い滞在で観光も全然しなかったけど妙に印象に残ったジャバルプル、きっといつか再訪するよ!

 

この通路をバタバタと3往復したけど、きょうは片道だけ。もうしばらくここを通ることもないのかぁ、なんかちょっと寂しいなぁ。

 

・・・ん?何だろう?水を汲んでるのかなぁ?

 

でも水はこっちにあるし。最初の水場はオジサン専用、こっちの水場は若者専用・・・なわけないか。

 

乗る列車をネットで確認するとどうやら5番ホームに到着するらしい。その5番ホームには既に列車が停まっていました。

 

「うーーん私達の乗る車両はどれだ?」

インドの列車はとてつもなく長ーーーい。列車の中央辺りだと、左右どっちが先頭かわからないほど。近くにいた男性に聞くと、なんと「この列車じゃなく次の列車だよ」と言います。

よくみれば電光掲示板に今停まっている列車番号が表示されていました。(危なーーい!これに乗るとこだったよ)

 

ここがヤバイよインド鉄道・乗り場ホームがコロコロかわる

さらに別の電光掲示板を見ると・・・ん?乗る列車番号の到着ホームが2番となってるぞ!!どうやら2番ホームに変更になったようです。(危なーーい!)

慌てて大汗かきながら2番ホームへ移動。インドのホームって列車同様に長ーーーいから、この移動も大変なんです。

2番ホームへ行くと、いかにもこれから旅行に行くといった雰囲気のスーツケースを持ったインド人ファミリーがいたので念のためホームが変更になったか聞いてみると、やっぱり変更になったらしい。しかも「自分達も同じ列車に乗る」と言うじゃないですか。これはありがたい!このファミリーについていけば列車に乗り損ねることはないぞぉ。ご家族がスマホを見ながら「どうやら1㎞手前で列車が停車していて遅れるようだ」とも教えてくれました。

ところがしばらくして、

あなた達いまのアナウンス聞いた?また5番ホームに変更になったって言ってるよ!

と言うじゃないですか!

 

皆で大荷物持って再び5番ホームへ、他の乗客も大慌てて大移動!!

 

もぅ列車に乗る前から汗だくだく(この日の気温も軽く40℃超え)。なんなんだインド鉄道!

 

再び5番ホームに戻ってきました。(疲れた)

 

やがて年季の入った列車が入線してきました。

 

自由席は溢れんばかりの人・人・人で、とてもじゃないけど乗る隙間がないです。そして列車が目の前を通過するとメチャ臭い。たぶんトイレが原因と思われるアンモニア臭がムンムン+汗ばんだ大勢の人々の体臭(インド人独特のスパイス臭)。

ちなみにインドの駅もいたるところでアンモニア臭がつーんとします。ここまで旅してわかったんですが、インド人って汚い公衆トイレを使いたくないんですよ。じゃあどうするかって、トイレの外で用足ししちゃうんです。男性も女性も。

 

いよいよ乗車です。といっても、どの車両に乗っていいかさっぱりわからない。さっきの家族は自分達の車両に乗っちゃったし。近くにいた男性に聞いてようやく乗る車両が判明。乗車口でのチェックは一切なし。

 

始発じゃないので車内は既に妙な生活感で溢れかえってました。とはいえ乗る車両はこの列車で一番上のクラスなので乗客はお金を持ってそうな人ばかりです。汚いヨレヨレの服とバックパックの私達はちと恥ずかしかった。

 

インド鉄道 寝台列車 2Aクラス 各座席と設備の感想

 

運賃はジャバルプル→バラナシでひとり1205ルピーでした。

今回利用した「2Aクラス」は通路の左側に2段ベッドが一列に並び、さらに通路を挟んで2段ベッド×2の計4人部屋が並ぶという構成。
 
通路に沿った2段ベッドはそれぞれカーテンがあるものの、4人用は廊下側にカーテンがあるのみで、中の4人それぞれのベッドにはカーテンなし。プライベートは無い状態です。それを考慮してか、向かい合わせの席には同性同士が来るように座席を組んでいる印象を受けました。

 

大雑把に図にするとこんな感じ。黄土色の長方形は二段ベッド、赤紫の線はカーテンです。

 

サイドシート(通路に沿って並ぶ二段ベッド)

サイドシート・ロー(通路に沿って並んだ二段ベッド下段)

 

カーテンが引けてプライベートが保てる。窓の外が見える。コンセントがある。人がすぐ横を通るので落ち着かない。昼間は上段の人と共有できるよう、向かい合った椅子にできるようです。

 

サイドシート・アッパー(通路に沿って並んだ二段ベッド上段)

カーテンが引けてプライベートが保てる。窓が無いので暗い。天井が丸くカーブしているのでおそらく2Aクラスの中では一番狭い。コンセントが下段にしかない。女性ならここもおすすめかなぁ。

サイドシート・アッパーを実際に使ってみた感想

寝てみると身長173cmでギリギリ足を曲げずおさまる程度で、あぐらで座って天井に首を曲げなくても頭はつきませんでした。画像は正座しているので頭が天井についてます。

窓がなくカーテンをひくと暗く、ベッド横には照明らしきものがありましたが点灯しませんでした。ベッドは硬く振動も多いので、背中がちょっと痛くなります。(←コレはどの席も一緒かな?)
 

4人部屋

4人用は廊下側にカーテンがあるのみで、同室の4人それぞれのベッドにはカーテンなし。プライベートは無い状態です。4人部屋のコンセントは窓際の上段横にあり。
 

ロー(4人部屋下段)

広い。窓の外が見える。寝るまで上段の人も座っている。
 

ロー(4人部屋下段)を実際に使ってみた感想

寝てみると身長173cmでギリギリ足を曲げずおさまる程度で、あぐらで座って天井に首を曲げなくても頭はつきませんでした。窓が広く天井も高いので解放感がありました。個別のカーテンが無いってことをのぞけば快適でした。

 

アッパー(4人部屋上段)

天井があるぶんやや狭く感じる。ここが一番セキュリティ的にはいい気もする。

 

インド寝台列車の車内設備・備品

列車内には洗面台とトイレもあります。

 

トイレはインド式(日本の和式のようなもの)と洋式があり、洋式の方にはトイレットペーパーが置かれていました。

 

ただ洋式は汚れやすいので、快適に使えるのはやっぱりインド式かなぁ。

 

トイレ内には手洗い用の液体石けんも置かれていました。

 

各自使用の備品はしっかりした厚手の毛布、シーツ×2、枕、タオルでした。

車両の掃除はマメに行われ、中性洗剤をかけて床をモップでゴシゴシ。乗客が入れ替わるとシーツの交換も行われます。

 

インド寝台列車に実際に乗ってみて感じたセキュリティの緩さ

2Aクラスといえど停車駅では扉は開けっ放し、車内に入る際のチェックも一切なかったので、不審者が入ろうと思えばいくらでも侵入できます。その気になれば停車中にサっと就寝中の乗客の荷物を持って逃げることもできそうなんで、特に車両の入口付近の座席は要注意ですね。

クラスの大きく違う車両間の行き来は、車内ではできませんでした。私達の車両(2Aクラス)の隣は一番安い自由席車両でしたが、車両間にはシャッターが施され行き来できないようになっていました。ただ駅停車中ならホームを介していくらでも行き来は自由にできちゃいます。
 

バラナシ行きインド鉄道寝台列車いよいよ出発

17:30列車はゆっくりとジャバルプル駅を出発です。見ていると列車が動き出してから慌てて乗り込む人がとても多いです。そもそも発車ベルなんて鳴らなかったような。乗り遅れ防止のためかしばらくは、ゆーーっくり人が早足で歩く程度の速度で動きます。

やがて車掌さんが乗客の確認に来ました。インド人にはeチケットの確認のような事をしていたのですが、私達の事は顔を見るだけで一切チェック無しでした。おそらくこの車両に乗る外国人は私達だけだからチェックするまでもなかったのかもしれません。

続いてシーツ交換、新しい毛布とタオルの配布などが行われました。

 

次に男性が夕食の注文取りに来ます。そして夜7時頃に座席へ持って来てくれました。お弁当(150ルピー)は、辛さ控えめでなかなか美味しいターリーでした。また、車内ではチャイや水のペッっとボトルも売りに来ていました。

夕食を食べ終わりカレーの容器をどうしようか迷っていたら、三昧の向かいの席の男性が「私についてきなさい」と言って、ゴミ箱のあるところまで連れて行ってくれました。ところがそのゴミ箱の口が小さくてターリーの容器を畳んで捨てようとすると、男性が「そんなところ(ゴミ箱)に捨てちゃダメだ、こうするんだ見てなさい」と窓の外にポーン!しようとしましたが窓が開か~ず。仕方ないので車両の入口付近にターリーの空箱を三つ重ねて置いておきました。(後で見に行ったらターリーの空箱が十数個に増えていて、さらにもう一度見に行ったらきれいにかたずけられてました)

ちなみにこの方は身なりのしっかりとした中年男性で、初心なインド鉄道初心者の三昧になにかと教えてくれて、ふたりは親方と弟子みたいになってました。

その後は各自ゴロゴロタイム。夜10時前には消灯。あっという間に周囲からいびきが聞こえてきました。

 

バラナシ(ワーラーナシー)駅到着


↑朝起きてみると向かいの親方のシーツが、どうしたらこんなになるんだ!?というくらいシワクチャになってました。
 

2019年5月25日

6時25分終着駅バラナシ(ワーラーナシー)に着きました。カト二―を過ぎたあたりで約2時間遅れまではチェックしていたけれど、バラナシに着いた時点で遅延があったかどうかはぜんぜんチェックせず。やっぱり寝台列車は寝ているだけで着くから楽だ~。

 

お客さんが全員降りたところで他のクラスの客席も見学しようと車両の入口に立っていたら、男の子に大声で「どいて!」と腰を押されてしまった。

 

その男の子は四つん這いになって凄い勢いで車両の端から端まで、椅子の下を見ています。たぶん落し物のコインとかを拾ってるんだと思います。

他の子も凄い勢いでペットボトルを集めてました。彼らの動きを見ていると単なる子供の小遣い稼ぎじゃなく、これは暮らしのかかった仕事なんだと思いました。これだけの負けん気があれば将来はアンベードカルのような大物にのし上がるのかも。

 

バラナシ駅には野良わんこがとても多いです。

 

インドのワンコの身体能力の高さにビックリ。高さのある線路からホームへ軽々と飛び乗ってました。

 

うわーーー凄い活気だ。

 

これがバラナシかぁーーー。・・・ん?なんでみんな寝てるの?

 

到着した「ワーラーナシー・ジャンクション・レールウェイ・ステーション(Googleマップ)」立派な駅です。

 

旅行記やガイドブックなんかでは「駅に着いたとたん大勢のサイクルリキシャの運転手にワァワァと取り囲まれる」とよく見るから構えていたのに、ものの見事にだれひとり客引きが来ない・・・寂しい。

到着した今日はバラナシ駅から歩いていけるニューシティのホステルを予約しました。バラナシは今どきの商業施設やオフィスなどが集まるニューシティと、ガンガー(ガンジス河)で有名なオールドシティとに大きく分かれていて、初日の今日はニューシティで体を休めてから本拠地のオールドシティに移動する予定。

 

ニューシティなんだけどぜんぜんニューじゃない。

 

やけに牛が多いなぁ。と思っていたらさっそく牛の糞で足を滑らせて、おばちゃんに笑われてしまった。

 

おっ!素焼きのチャイ容器だ!ここまでインドを旅してきて初めて見た!

 

バラナシまで一気に長距離移動したからか、これまで通って来た街とは何かがガラリと変わった気がする。インドってほんとうにおもしろい!

インドを旅する55章・インド

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