晴れたら山、雨なら温泉、さぁ今日はどっち?

はしご湯のすすめ・日本放浪編

日本半周・2018 山歩き 北アルプス

薬師峠~雲ノ平~高天原~三俣蓮華~黒部五郎・5泊6日テント泊周回・その10~(最終日)黒部五郎岳から折立~

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2018年7月25日(晴れ)

いよいよ最終日です。・・・というか、この時点ではまだ最終日ではありませんでした。というのも、黒部五郎小屋から太郎平までのんびり歩いて、薬師峠でもう一泊してから下山する予定でした。

朝4時半ごろ目を覚ますと、既にいくつかのテントは撤収され出発した後でした。トイレのため小屋に行くと、食堂は熱気ムンムン朝食タイムの真っ最中。後で聞くと黒部五郎小屋の朝食は4時半(だったかな?)だとかで。

我家もテント場に戻りアルファ米の朝食の後、

 

テントを撤収。一晩お世話になりました。

 

6:14出発です。小屋から黒部五郎岳山頂へ向かうには、カールコースと稜線コースとにわかれていて、稜線コースは熟達者向きってことで当然のようにカールコースを進みます。

 

最初は黒部五郎岳を仰ぎ見ながら穏やかに進む散策路といった道が続きます。

 

花もあちこちに咲いて楽しめます。特にコバイケイソウの咲きっぷりが凄い!今回の縦走ではどこを歩いてもコバイケイソウの花畑でした。

 

 

山頂へ向かう急登の少し前にあるこの太い沢が、太郎平方面へ向かうコースの最終水場だと黒部五郎小屋のお兄さんに教えていただきました。せっかくなので沢を少し遡って、残雪からの水源で水を汲みました。キンキンに冷たく雑味もなくて、とてもおいしい水でした。

ここから黒部五郎岳の肩の部分に向けて急登を登るのですが・・・

 

 

登り始めてすぐに蝶がとまり、そして肩の部分に到着した途端どこかへ飛んでいってしまいました。うーん・・ハイカーに上まで運んでもらうとはちゃっかりした蝶だ。

肩の分岐で重いザックをデポし、さらに山頂へ。

 

それにしても黒部五郎岳って笑っちゃうくらい石が多いんですよ。

 

どこからこれだけの石を集めたの?ってぐらい石だらけ。といっても歩行に悪影響を及ぼすようなものではなく、登山道上は歩きやすく整備されていました。さすが百名山。

 


 

8:30黒部五郎岳山頂に着きました。先にいた男性の「ここの山頂標識は持って移動できるから、好きなとこで写真が撮れるよ」のお言葉にしたがい、ありとあらゆる場所で撮りまくり。その中の一枚、三角点バージョンです。

 

まったりと休憩していたら、使い込んだピッケル片手に熟達者コースから男性が上がってきましたよ。

8:50先はまだまだ長いのでそろそろ下山しましょう。

 

太郎平方面へ下る黒部五郎岳の登山道はザラザラとした砂礫の九十九折れ状で、サクサクと軽快に下ることができました。ただこれが逆コースだと、太郎平方面から繰り返されるアップダウンの連続のラスボスとして、そびえたつ五郎の大きな姿を登り上げなくてはならないので、かなり心が折れそう・・。谷川岳主脈の万太郎のような存在でしょーか。

 

やがて景色は変わり、一面の広大なハイマツの海です。これだけハイマツがあれば何度も雷鳥くんに出会えそうですが、今回の縦走ではあまりに天気が良すぎてまだ一度も会えていません。正確には一度だけハイマツに逃げ込むお尻の部分をチラリと見ましたが。

 

ハイマツの合間に可憐な花々も目を楽しませてくれます。

このコース、他のハイカーさんにもほとんど会わず、美しく雄大な景色の中をゆったりと歩けて、本当にいいですよ。

 

11:20赤木岳を通過。指導標に「この付近雷鳥多い」と記されて、ちょうどガスも出ていたんで期待してしばらく待つも出現せず。

 

12:06北ノ俣岳。太郎平まであともうちょっと。

 

ここから先が凄かった!

 

画像がアレなんで、わかりますか?一面、広大なお花畑が延々と続いているんです。

 

この縦走中、たくさんのお花畑に出会いましたが、これほどの凄まじい花達ははじめてでした。

 

更に進むと・・・

 

ん?何かが足元をササッと横切りました。

 

・・・・!?

 

雷鳥さんの親子です!これほどの晴天で、もうすっかり諦めていた雷鳥さんと最後の最後に出会う事ができました。

 

雷鳥さんは、私達をまったく警戒することもなく近くまで来て草や植物をパクパク。

 

それにしても、こんな丸見え状態の晴天の草地の上を歩き回って大丈夫なんだろーか?あまりに無防備な姿に、ちょっと心配になってしまいます。この若鳥が無事に育つといいなぁ。

 

13:30太郎平小屋に到着しました!当初の予定では、今日はここの薬師峠テント場で最後の一泊をする予定でしたが「どうやらこの調子なら夕方までに折立まで行けそうだゾ」ということで、一気に下山してしまうことにしました。まぁ早いハナシがそろそろお風呂に入りたくなっちゃったワケですが。

太郎平小屋は平日にもかかわらず結構な賑わいで、軽装のハイカーさんやお洒落な山ガールな人もいて、これまでの登山道とは世界がガラリと異なりました。なんというか、観光地的な賑わいです。一番違った事は、みんな汗臭くないこと!擦れ違う度に洗剤や柔軟剤の香りがするんです。「あぁ街に近づいたんだなぁ」と、この時実感しました。

 

下山前に、せっかくなので名物の太郎ラーメンをいただきます。本当はネパールカレーを食べてみたかったんですが、残念ながらお休みとの事。ちなみに太郎平小屋のランチタイムは14時で終了との事でギリギリセーフでした。太郎ラーメンは行者ニンニクたっぷりで、おいしかった~。

 

14:00いよいよ下山します。この6日間はアッという間でした。山から離れるのは寂しいような、お風呂に入って街の食べ物が食べられて、布団で寝られるのが嬉しいような・・。

 

16:16折立登山口に帰ってきました!

出発時に「見守ってください」とお願いした愛知大学の学生さんの碑に再び手を合わせて、無事に山行が完了した事をお礼しました。

最初は「6日間もあるし、雨の日もあるだろう」と思っていたのですが、雨どころか一度も夕立にすらあうこともなく、毎日毎日朝起きてから夜寝るまで、夢のような絶景の中を歩く事ができました。花々は美しく、出会う人々は優しく逞しく。山っていいなぁって心から思いました。

さてその後、車中泊をしながら観光モードで高山の古い町並みを見たり、白川郷を見たり、温泉巡りをしたり。そうこうしているうちに台風が来るってんで、いったん家に避難。

再びふらふらと旅に出て現在に至っているワケですが・・。

とりあえず5泊6日の北アルプス縦走編はこれにて終了。

けれど、旅はまだ続く。

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