晴れたら山、雨なら温泉、さぁ今日はどっち?

はしご湯のすすめ・日本放浪編

日本半周・2018 山歩き

羅臼岳・北方領土が見える山

更新日:

8月19日(日)

羅臼岳の朝はめちゃめちゃ早かった。というのも、まだ周囲は真っ暗な3時半ころ、何やら送迎バスがやってきてワイワイ賑やかに20人位のシルバー層が降りてくるじゃありませんか。そして賑やかに準備体操を始め、そして元気よく歩き始めていきました。どうやらどこかのツアー会社の団体さんのようですが、それにしても3時半って早すぎやしませんか?3時半に登山口にいるって事はいったい何時に起きたんだろう??

そんなワケで私達もモソモソと起き、モソモソと準備を始めました。そうこうしているうちに例によって他のハイカーさんも続々と出発して行きます。

周囲が薄明るくなり始めた5時少し前に歩き出します。

 

地の涯の右横を少しだけ進んだ場所にある木下小屋の前が登山口になっていて、ここで入山者名簿を記入します。入山者名簿には氏名、住所などとともに入山時間を記入し、そして下山時にも時刻を記入します。

 

ここにも羅臼岳のヒグマ情報が掲示されていました。

 

まずは神様に入山のご挨拶。・・・と、ここで地図を忘れている事を思い出し、取りに戻ります。駐車場が近くてよかった。

 

5:06では、あらためて出発!しばらくは薄暗い樹林帯を進みます。関東界隈じゃ、この手の樹林帯はジメジメ蒸し暑く体力を奪われる場所ですが、北海道の知床では湿度もそれほど高くなく、気温が低いので快適ですね~。

5:37オホーツク展望です。まだ標高も低く、肝心のオホーツク海は樹木の間からチラリと見える程度でした。

そして問題のヒグマが蟻を食べにくる560m岩峰と650m岩峰を通過。念のため手を叩きながら通過。昨日ビジターセンターで借りたクマスプレーがあったので安心感がありましたよ。

幸いにもヒグマには会わず、そのかわりかわいいエゾリスが目の前を横切りました。

 

6:19弥三吉水です。冷たくきれいな水が絶え間なく流水しています。ここで顔を洗ったらスッキリして気持ちよかった~。高原地図には要煮沸と書いてありますが、これは北海道ならではのエキノコックスを心配してのことでしょうか?ここから登山道を少し進むとタマゴ臭がプンプン漂う場所がありました。もしかしたら温泉でも湧いているのかも?

 


 

7:13携帯トイレブースです。大小それぞれの便器に携帯トイレをセットして利用し、下山後に回収ボックスに入れる流れです。

 

樹林帯の足元には、白い花が咲いていました。本州でも見られる植物なのかもしれませんが、北海道で見ると何か特別な植物に見えてしまう不思議。

 

7:28大沢入口。羅臼岳が楽しくなるのは、ここからです。

 

それまでは鬱蒼とした樹林帯でしたが、ここからパッと明るくなり、背後にオホーツク海を望めるようになります。標高をあげるとますます視界は広がり、樹海の向こうに知床五湖も見えました。

 


 

高山植物も増え始めました。何度も足を止めて写真を撮ったり、後ろを振り返って景色を眺めたり。

 


 

花のピークは過ぎてしまった感はありますが、これはこれで満足です。

 

残雪はほんの少しだけ。

 

ハイマツの登山道を進むと・・・

 

広々とした羅臼平に出ました。

 

周囲はハイマツの海です。ガスも出て、北アルプスならライチョウが出てきそうな雰囲気です。

 

ここにはテント泊時にヒグマを寄せ付けないためのフードロッカーが設置されていました。

 

内部はこんな具合。ヒグマが悪戯しても大丈夫なためか、かなり頑丈な造りです。

 

テントはフードロッカーから100m離して張るのがルールのようですが、整地具合といい石の置きっぷりといい、この木下弥三吉翁レリーフがテン場なんでしょーか??でも100m離れていない気もするから違うかな?

このハイマツ帯から急に風が強くなり寒くなりました。

 

そしてオホーツク海の反対側にも海が見え始め、時々抜けるガスの合間には、

 

北方領土の国後島です。国後島って、こんなに近くにあったんですね。

 

途中にあった岩清水。

 

ろ過にろ過を重ねた美しい清水があちこちから滴り落ちていました。ここから山頂までは、あと少し!

 

山頂直下は大きな岩が積み重なった上を進みます。こういう岩場を歩く時はいつも「身長があと10センチ高ければ楽なのにな~」と思ってしまうのは私だけ?この少し手前で早朝に登山口を出発した団体さんを追い越しました。団体さんはクラブツーリズムの皆さんでした。このクラブツーリズム、最近どこに行っても出くわす率が高いです。しかもいつも大団体で、よっぽど人気があるに違いない。相当儲かってんな~。

 

8:58羅臼岳山頂です!ガスで真っ白けっけで何も眺望がありませーーん。山頂部は狭い岩場で、順番に記念撮影をしました。

 

山頂は風がビュンビュン吹いて立っていられない時もあります。それに寒くて、寒くて。前回歩いた十勝岳の山頂も風が強くて寒かったな~~っっ。北海道の山っていつもこうなの!?

そうこうしているうちに狭い山頂には、さきほどの団体さんも到着し満員御礼。これはとっとと撤収するしかありません。すれ違いの時にクラブツーリズムのガイドさんが「いつもはもっと風が強いですよ」なんて話しているのが聞こえて(ひょええーーっっ!いつもはもっと風が強いのぉぉぉ!?)とビビッてしまった。

 

9:03逃げるように下山開始です。これまでの山頂滞在最短時間更新か!?ってくらいの慌ただしい下山です。

 

ハイマツ原まで戻ってきました。ここまで来れば風もだいぶおさまってちょっと一安心です(まだ寒いですが)。

 

帰りは花々とオホーツク海を眺めながらのんびり歩きます。

 

ここは例のヒグマ遭遇率が高い岩峰あたりですが、まだ薄暗かった朝とはうってかわって登山道には明るく陽が当たり、足元を見ると確かにアリがウジャウジャいます。しかし、こんな小さなアリをあの大きなクマが食べるって・・・どんだけ食べたら満足するんだろう??

12:19登山口まで戻ってきました。

すると・・・

 

こんなメッセージが。

さらに歩くと・・・

 

うむ、なかなかの誘導電波っぷりですな。

 

さて、いつもならこの後はお楽しみの温泉で汗流しですが、この日はまだ続きがあります。

せっかく知床まで来たことだし、有名観光地のあそこも行ってみましょうか~。

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