10日間の日本一時帰国の後にやってきたのは、再びのチェンマイです!
次の国へ行く前に、前回の救急車搬送でとーーってもお世話になったモンタホテルのお姉さんたちにお礼を言うために立ち寄ったんです。ところがそのモンタホテル、到着初日は満室。でも「次の日からは空室あるわよ」ってことで、この日は近くの別のホステルにお世話になりました。
その一泊だけお世話になったホステルのオーナーさんが、玄関前に大きなクーラーボックスを引っ張り出して、ゴシゴシと洗いながら「人に掛ける水を入れるから綺麗にしなくっちゃね」って。
ここでようやく気が付きました!あああっっ!ソンクラーンだよっっ!
ソンクランとはタイの旧正月にあたる4月13日~15日(地域により多少変動あり)、家族で集まってお寺さんにお参りに行ったりするんですが、街では誰構わず水を掛けあう「水かけまつり」の別名があるんです。
そしてこの日がまさに4月13日バリバリの初日でした!
ホステルのオーナーさんが「これから街を軽く流すから一緒に行こう」というので、トラックの荷台に乗って近所を周回。さっそく水かけが始まってました。ええもぅ、当然のように水をたっぷりとかけられましたよ。
ターペー門ではミスコンのような催しがおこなわれていました。チェンマイの美女たちが大集合です。
翌朝、モンタホテルに移動し、近くのコンビニに朝食を買いに行った三昧が、早々に頭の上から足元までずぶ濡れになって戻ってきました。
もう路地をちょっと歩いただけで、こういう状態ですよ。
ああぁ・・・この間もらったばかりのフロマラソンの記念Tシャツがぁぁ。
ソンクラーン激戦地その1|チェンマイの中心部・お濠周辺
チェンマイのソンクラーンには「メイン水かけエリア」が大きくわけて二か所あります。そのひとつが観光名所としても有名なお濠周辺。
試しにどんなもんかとバイクで一周してみましたが、えらい目にあいました。
瞬時にずぶ濡れ。
前後左右に居合わせた同士でし烈な水かけバトルが勃発。
何かもぅ街が尋常じゃない様子。
ワンコにも容赦なし。
全員が何かに憑依された水かけモンスターと化してました。
眼を合わせると攻撃してくる。
眼を合わせなくても攻撃してくる。
もはや逃げ場なし。
ポーズをきめた後は、当然のようにバシャーーっっ!
目の前に一気に攻め込むスナイパー。
「よっしゃー!」ど真ん中にヒットさせ勝利の笑顔。
手桶と侮っちゃいけませんぜ。絶妙な攻撃タイミングと顔面ヒットの破壊力は相当。
シャイなかわいい坊やと油断したら、至近距離から躊躇なく撃ち込んできおった。
隠れたリーサルウェポン!キンキンに冷えた氷の水!!コレを背中の中に流し込んできます!ホント、コレ心臓止まる。
お濠周辺では、くっさいお濠の水を汲んで掛けまくります。なぜか入水中の人がいるように見えますが目の錯覚でしょう(深いお濠に人が入るわけがない)。
口を開けた瞬間にこの水を顔めがけて投下されると、もうお口いっぱいに泥とよくわからない青臭い風味が広がります。
お濠から汲むならまだいいけど、足元の泥水も普通に掛けてきます。体中がとんでもなく臭くなります。お濠周辺はホント危険地帯です。
離れてるって安心しちゃダメですよ。彼らは水を遠くに飛ばす技術を持ってます。
姉さん、うしろ!うしろっっ!
トラックにスピーカー乗せて音楽ガンガンに鳴らしてノリノリ。
国では「お父さん、タイに行ったっきり連絡ないけど大丈夫かしら?」と娘さんが心配しているかもしれません。一連の暴走っぷりを動画で送りたい。
カラーコーンの背後からスナイパーがっっ。
絶妙なコンビネーション攻撃を仕掛けてきた親子鷹。
夕方になっても水かけモンスター達の勢いは収まらず。
えーーっと、具合の悪そうな3人は(たぶん)お酒を飲みすぎちゃったのかもしれません。夕方近くになると、撃たれた熊のようにトラックに横たわる人が多数。
どうやらソンクラーンでは、酒に強いか否かで明暗が分かれるようです。
この騒ぎ、いつまでつづくの!?
→タイ・チェンマイのソンクラーン激戦地その2・水量倍増「ランプーン街道(106号線)エリア」へつづく
→関連記事【チェンマイでお寺巡り】ソンクラーンの期間中は水かけあうだけじゃなく、お寺さんに参拝します。