
インドで楽しみにしていた事のひとつが、世界遺産でもあるハンピの建造物群を見学することでした。
広大な大地にゴロゴロと奇岩が積みあがる壮大で奇妙な景色のハンピは見どころが比較的広範囲に分散していて、その全てを見ようとするとかなり時間がかかってしまいます。なので初訪問の今回はあまり欲張らずに有名どころと興味があったところを自分の趣味で厳選ピックアップ、三日にわけて見てまわりました。
このページでは徒歩で巡ったヴィルパークシャ寺院を紹介します。
ハンピのバス停からヴィルパークシャ寺院へ

最初に向かったのはハンピのバス停から左側へ進んだ「ヴィルパークシャ寺院」です。バスから降りたインド人の多くはヴィルパークシャ寺院へ向かうので左方向へ進む流れに乗って一緒に歩くと容易にたどり着くと思います。

目印になる巨大な棟門へと続く参道がドーンなので迷う要素がありません。このヴィルパークシャ寺院はハンピに数ある寺院の中でも最も古いといわれ、いまなお現役バリバリに人々の絶大な信仰を集めています。
拝観料はひとり25ルピー。カメラ撮影は別料金で50ルピーかかりました。ここまで来たら堂々と写真を撮りたいから払いましたよ。

この棟門から先は土足禁止です。靴の預け場所があったかどうかよくわからなかったんですが、みんなが棟門入口の横に脱いでたんで真似しました。

この棟門をくぐった先の足元が激熱。一応水を掛けて歩きやすくした敷物があるんですが・・・

牛様優先。

暑すぎてお猿さん水に浸かってます。

ん?これはリンガ?

次々と手で囲って指がくっつくか挑戦してます。指がくっつくと何かご利益があるのかなぁ?

こちらには・・・

ゾウさんがいました。ヴィルパークシャ寺院では、なんとゾウさんを飼育してます。

こちらが本殿かな。ヴィルパークシャ寺院にはシヴァ神の奥さんでガネーシャのお母さんの「パールヴァティー神」が祀られています。パールヴァティー神って慈悲深く優しい母なる面と、カーリーという殺戮と破壊を好むという別の姿を持ってる二面性の女神様といわれてます。

おぉぉ人がいっぱい。この中はちょっと涼しいんですよ。

天井が凄い!


この天井画を眺めているだけで1時間くらいアッという間に過ぎそう。(首が痛くなる)

おやぁ?シヴァ神の肩に何かが・・・。

眼をむいてヤシの実に食らいつくお猿さん。

ヴィルパークシャ寺院にはやけにお猿さんが多いんです。


参拝客が餌をあげてるんですね。

ハンピはハヌマーン生誕地かもしれない候補のひとつなので、お猿さんは特に大切にされているのかなぁ。食べきれない餌が散乱してます。

お猿さんに気をとられちゃいますが、柱の緻密な彫刻も凄いんです。

なにやら人々の行列ができはじめました。

みんな本堂の中の小部屋に吸い込まれていきます。


同時に太鼓やラッパなどの鳴り物が始まりました。

一緒に並んで参拝しようかと思ったけれど、あまりの暑さと熱気に怖気づきました。

足元に火が灯されます。

もしかしたらプジャーの時間だったかも。さっき本堂にたくさんいた人達はこのタイミング待ちだったのかな。

そして誰もいなくなった。がらーーーん。(そしてむちゃくちゃ暑い)

暑くて牛様も日陰に避難です。

ヴィルパークシャ寺院の横に大きな貯水池がありました。

うへぇ・・怖いくらい、さかながいっぱい。

ハヌマーンがいました。

ヴィルパークシャ寺院の横になだらかな丘があったので上ってみます。

小さな祠が点々と。

えーーと、ここは何だろう。

これはハヌマーンとガネーシャ?前衛的。

眺めはまぁまぁいいです。ヴィルパークシャ寺院がよく見えます。

ハンピお馴染みの眺めも。


放置されているのか、これから修復するのか、古い遺跡も点々と。ハンピにはこういう放置系の遺跡が多いです。

牛も犬も猿も人間もみんな暑さでグッタリしている昼間に、ただひとり元気なシマリスくんが羨ましい・・・。
実はこの辺りであまりの暑さにフラフラになってました。この日の観光はここで終了。どちらさまも5月のハンピの暑さにはご用心。
次はレンタルバイクで少し離れた寺院を巡りますよ~。

