海門寺温泉

いつからかはわかりませんが、別府の市営温泉は撮影禁止になったとの情報をいくつか見かけます。最後に浴室の撮影をした2011年3月はまだ禁止の掲示等なかったように思います。

海門寺温泉 2018年10月

新しい施設になってから数年ぶりの再訪問です。駅が近いということもあるのか、他の共同浴場に比べて相変わらず賑わっています。二つに仕切られた浴槽は、湯口の投入時点で既に湯温が違い、片方はぬるめ寄りの適温、もう片方が熱め寄り適温で掛け流されていました。既に大勢の人が浸かった後なのか、湯の劣化による薄い白濁りが生じています。ただ常連らしきオバちゃんが「今日はいつもより湯がキレイ」と言っていたので、普段はもっとアレなのかなぁ?と思いました。次は元気な鮮度湯を求めて朝イチに訪問してみようと思います。
(まぐぞー・2018年10月)

▼海門寺温泉外観

▼海門寺温泉湯かけ地蔵

▼海門寺温泉湯かけ地蔵アップ(だいぶ色が付いてきました)

海門寺温泉 2011年3月

いつのまにか完全に新しくなり生まれ変わっていた海門寺温泉。駐車場も2-3台分ほど設けられています。段差の無い館内、浴槽手すりなどバリアフリー設計の市営温泉です。

湯気こもりの浴室内、泉質も影響してか床が滑りやすいので注意が必要です。浴槽は縦長のものが二つ並びで配置され、「熱め」と「ぬるめ」に分けられています。どちらも5人サイズの広さ、湯口での加水と投入湯量にて温度調整しているようです。湯は無色透明、つるつる感に温泉臭があります。重曹泉そのものといった感じです。生まれ変わる前の使い込まれた年季の入った建物や浴槽、激熱で常連さんによってジャンジャン加水されていた記憶が懐かしく思います。
(三昧・2011年3月)


別府駅近くで風格のあるレトロな建物が目を惹いていた、あの海門寺温泉が取り壊され、すぐ近くに真新しい「新・海門寺温泉」が誕生しました。温泉施設の閉鎖や取り壊しは珍しくない事で、普段はあまり気にしないのですが、さすがにあの海門寺温泉(旧施設)が無くなったのには驚きました。たった一つの建物が生まれ変わっただけで、周囲の雰囲気もガラッと変りました。

新しい海門寺温泉は、バリアフリー対応の全体的にフラットな造りです。木材と石板をふんだんに使用した館内や浴室は明るくも落ち着いた雰囲気となっていました。

女性浴室には、二つに仕切られた長方形浴槽があります。それぞれ5人ほど入られるサイズで、片方が適温、もう片方が熱め。湯はタイルの影響か少し黄色っぽくも見える無色透明で、心地よい温泉臭が漂います。適温浴槽は入浴者が多いのか湯汚れ発生、熱めの方はキリッと鮮度良く、入るならやはり熱湯槽でしょう。

浴室には仕切りのついた使い勝手のいいシャワーも完備されていましたが、浴槽縁で体を洗う昔ながらのスタイルを貫く人も。逆に浴槽縁に腰掛けて足だけ浸かりながらお喋りする観光客の姿もあり、脱衣所では「ここは足湯じゃないんだから」と顔をしかめる御婦人の姿もあったりと、様々な人が訪れる新・海門寺温泉でした。
(まぐぞー・2011年3月)

▼海門寺温泉外観

▼海門寺温泉湯かけ地蔵

▼男性浴室

▼湯口

海門寺温泉旧施設の訪問レポはコチラ

海門寺温泉 データ

大分県別府市北浜2丁目3-2
Googleマップで見る
0977-22-3625
6時30分~22時30分(14~15時は清掃の為入館入浴不可)
第2月曜日休み(祝日は変更の場合あり)
100円→250円
訪問:2011年3月・2018年10月・2019年4月

海門寺温泉 温泉分析

別府市営 海門寺温泉 47.5℃ pH=7.5 溶存物質計=1169mg Li=1.1mg Na=172.0(59.22mv%) K=26.0 NH4=0.6 Mg=24.2 Ca=45.5 Sr=0.3 Ba=0.2 Mn=0.4 Fe2=0.5 F=0.1 Cl=57.1 Br=0.1 S2O3=0.1 SO4=52.4 HPO4=0.3 HCO3=562.0(77.20) H2SiO3=222.0 HBO2=4.1 HAsO2=0.2 CO2=35.2 (H22.1.14)※源泉温度が高い為加水あり

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