別府海岸砂湯は2023年3月31日をもって市営としての営業を終了しました。今後は民間経営にてリニュアル後に再オープン予定。
別府海岸砂湯 2011年7月
別府の市営温泉施設の一つで別府国際観光港の隣に位置、砂浜が残っている上人ヶ浜にある。駐車場も完備しているので車で直に乗り付け出来るのは便利です。砂湯には興味がありましたが市営温泉の中では料金が高いので今まで訪問に躊躇していた次第です。
名称の通りでメインは砂湯、その後のシャワーを浴びてから内湯でも入湯可能。先ずは脱衣所にて専用の浴衣に着替えて砂湯へ。後は砂を掛けてくれたり、説明をしてくれたりするお世話係の方いるのでお任せ状態です。
砂湯は海岸に大きな砂場があり、その下に源泉を三本通して砂を蒸しあげている。案内の通り寝ころがると係りの方にみるみるうちに砂をかけられていく。気づくと首から下はアッという間に砂に埋もれた。横になりながらも目の前は別府湾が広がり良い光景が楽しめます。砂に埋もれた体が温かく心地良い。しかし次第に汗がダラダラと流れてくる。毛穴から汗が噴き出してくるといった感じ。これは辛抱どころかと思いきや「はーい、ここら辺りで終了ですよ」と声がかかりました。
砂湯の後は砂流し&汗流しにシャワーを浴びてから内湯へ。3人サイズのタイル張り浴槽は市内随所に見られる共同浴場スタイルと同様のものです。蛇口が二本があり、片方からは高温の源泉、もう一方からは加水用の水が常時浴槽投入されています。湯は無色透明の食塩泉、砂湯で火照った体だったのでザブンと行水感覚で撤収しました。
浴後は冷房の効いた休憩室で水分摂りつつ一休み。施設建物の隣には海を眺めながら浸かることができる足湯もありました。
(三昧・2011年7月)
▼別府海岸砂湯
▼入口
▼石碑
▼専用の浴衣で横になると手早く埋めてくれます
▼どんどん砂をかけられ
▼アッという間にできあがり
▼海を眺めながら蒸されます
▼終了後は砂まみれ
▼使用した砂場をお湯がジワジワと満たします
▼熱い源泉を満たすのは清掃も兼ねているのかもしれません
▼砂を落とした後は浴室でひとっ風呂(温泉です)
▼砂湯の近くには足湯もあります
▼海が正面
▼足湯の中にカニのレリーフ
▼魚もいます
▼・・・!?(熱くないのかな?)
別府海岸砂湯 2004年3月
別府へ行ったら是非試してみたかった「砂湯」です。「あたたかな砂に埋まるとビックリするくらい発汗するよ」「目の前には別府湾見えて終わった後の爽快感は凄いよ」そんな言葉を聞き別府海岸にある浴場へと向かいました。
到着するとまずは脱衣所にて砂湯用の浴衣に着替えるよう言われます。下着などはすべて外すので最初はチョット戸惑う。脱衣所から扉を開けると目の前には別府の海が広がっています。その海岸に砂場のような囲いが作られ、既に2人の先客様がこんもりと砂を盛られ中に埋まっています。その並びに横になると早速体の上にドスドスと砂を盛られ、あとはただジッと待つのみ。
この砂湯、砂が重いのもありますが浴衣の中に入り込んだ砂の粒が皮膚に擦れて結構痛いんです。さらに目の前は海なのですが、訪問時は生憎風が強く目も開けられず。やがて係の方の「はい、出ていいですよー」の合図に砂からモソモソ出たのですが、お尻や背中は熱かったのに、体質のせいか全然汗は出ませんでした。たっぷりの発汗を楽しみにしていたので、これはちょっと残念。
シャワーで砂を流しきった後は館内にある浴室へ。無色透明の湯は当然のように温泉です。ところがこの湯が「朝のオープン直後だから温度調節していない」との事でビックリするくらいの激熱湯でした。歯をくいしばってドボンと一発浸かったもののあまりの熱さに早々に飛び出してしまった。浴感うんぬんなど言っている状況ではありません。「加水して」と言われたので水を入れるもあまりの高温になかなか適温にならず。結局ちょっとだけ浸かって浴室を後にしました。
(まぐぞー・2004年3月)
▼別府海岸砂湯
▼独自源泉です
▼こちらで蒸されます
▼埋まりました
▼担当のスタッフさんが撮ってくれました
▼最後に砂を落として浴室の温泉に浸かります
別府海岸砂湯 データ
大分県別府市上人ヶ浜
3月~11月8時30分~18時(受付17時)
12月~2月9時~17時(受付16時)
第4水曜休み(祝日は翌日)
1000円→1500円
訪問:2004年3月・2011年7月
別府海岸砂湯 温泉分析
別府海浜砂湯 ナトリウム-塩化物泉 65.2℃ pH=7.9 溶存物質計=2678mg Li=3.0mg Na=797.0(85.97mv%) K=71.2 Mg=7.3 Ca=56.2 Mn=0.4 Cl=1029(76.28) SO4=280.2 HCO3=195.1 H2SiO3=190.4 HBO2=45.8 HAsO2=1.4 CO2=4.7 (H21.3.10)