万座温泉 豊国館 2005年5月(宿泊)

豊国館のお湯を宿泊して思う存分に楽しんできました。豊国館までのルートは草津から志賀草津道路にて万座入り。5月の半ばを過ぎたというのに道路の電光表示板には「要チェーン携帯」の案内あり。突然の雪に備えるように!という事なのでしょう。

今回は全自炊にて宿泊。部屋は古くからの本館は満室、新館の部屋にて宿泊です。玄関ロビーには昔懐かしの初代ファミリーコンピューターとプレステoneがあり、自由に遊ぶ事ができます。

宿の雰囲気には似合わない綺麗な6帖間は快適空間。しかし部屋からの眺めは隣のお宿「万座ロッジ」の殺風景のみ。炊事場には蛇の目コンロが数台、調理道具に食器類など一通りは揃っています。但し、ガスは6-21時の間のみの利用となっています。

男性内湯には木造り10人ほどが入れる正方形浴槽がひとつ。硫化水素による事故防止の為に、浴室の窓も換気対策が施されています。湯は白濁、湯口は硫黄成分の影響か黄白く変色。10L/minほどの熱い湯が常時浴槽へ注がれています。あまりにも熱い場合はホースも用意されているので沢水?を加水して浸かる方法もあるようです。たまにホースが浴槽に入れっぱなし状態も。湯口の源泉は無色透明、激しい酸味。湯に浸かると一瞬ヌルッとしたような、皮膚が溶けてしまうような錯覚にとらわれます。

露天風呂は裸移動可で混浴露天風呂へそのまま行く事ができます。白い湯が並々と満たされており見るだけで興奮してしまいます。広い露天風呂はなんといても深い!1m以上ありそうです。ちょっとしたミニプールのよう。露天風呂の方が内湯より白濁り度は上。

源泉は豊国館苦湯という独自の源泉を所有。分析表からH2S=120mgという数値はそのままでは危険なので、湯溜めで何度がガス抜きをしているという。実際に湯口から出ている湯は適度に硫化水素ガスを抜いたものとなっている。H2S=120mgの世界とはどんなものか興味シンシン。

20時、外玄関前の温度計は10℃、万座の楽しみの一つの星空は曇りだったので残念ながら見る事はできなかった。翌朝は7℃、これは万座では暖かいのかなあ?ご主人によると「駐車場の木の新芽が出てからも大雪が降ったこともある」らしい。

滞在中は温泉に8回も湯に浸かってしまう。浸かりすぎて肌がヒリヒリに。ヒリヒリになりながらもまた宿泊してみたいお宿。
(三昧・2005年5月宿泊)


春夏秋冬、様々な季節に訪問の豊国館、今回は自炊にて宿泊してみました。本当は安い旧館を希望していたのですが、人気で早々に満室。宿泊した新館は奇麗な鉄筋。ただし防音はイマイチで隣のTVの音や廊下を行き来する足音がよく聞こえます。

そして何故か、他所の部屋のTVのリモコンに別の部屋のTVが反応してしまうという厄介な現象も。実は隣の部屋は空室だったのですが、別の部屋のリモコンに反応してTVがかかり、ずっと大音響が響いていたのです。まさか空室だとは知らず「随分TVが好きなんだなぁ」と思っていたのですが、さすがに音が大きくご主人に一声掛けてもらおうとしたところこの事が判明しました。

部屋は大変綺麗に清掃され、気持ち良く利用できました。トイレや洗面台は共同ですが、こちらも綺麗に清掃されストレスなく利用できます。

調理場は冷蔵庫にガス、食器、調理器具、レンジなどが一通り揃い使い勝手は良かったです。箸と湯呑みセットだけは部屋に置かれていました。東北や鉄輪貸間などの「どっぷり湯治宿」とは雰囲気が違い、「気軽に自炊ができる宿」といった感じですかね。値段も比較的安いし、スキーシーズンは学生さんの合宿とかで混むんでしょうね。

帳場を管理する大旦那は物静かで穏やかな方。夜は若旦那?が帳場にいて、昔懐かしの洋楽CDを流し、目をつぶって体を揺らしながら聞き入っています。そして21時を過ぎると帳場は電気が消され無人になります。

風呂場は24時間利用可で、夜の内湯は風情があります。薄暗い浴室に木造の浴槽、そして白濁した湯がぼんやりと浮かび上がる様は幻想的。混浴露天風呂も昼間とは違った趣があり存分に楽しめました。

宿泊のよいところは、例え加水によって湯が「ぬる湯」となっていても、ホースを外し、時間をおいて再び来れば「キリッと熱い万座の湯」が楽しむ事ができる事。気が向いたら何時でもあの湯に浸かれるなんて最高です。私は豪華な食事も洒落た部屋にも興味なく、万座の濃厚で臭い湯があれば大満足です。
(まぐぞー・2005年5月宿泊)

▼豊国館 外観

▼玄関

▼帳場

▼帳場近くにあった懐かしのファミコン

▼豊国館だるま

▼宿泊した部屋

▼炊事場

▼炊事場

▼炊事場

▼掲示

▼男性内湯

▼湯口

▼混浴露天風呂へ

▼広い露天風呂です

▼浴槽から

▼混浴露天風呂湯口

▼女性内湯

▼女性内湯 湯口

▼女性露天風呂

▼湯溜めその1

▼湯溜めその2

万座温泉 豊国館 データ

群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉
0279-97-2525
宿泊しました:05年5月新館素泊り4875円を利用
8時~19時→9時~16時30分
500円
訪問:2001年~2004年10月数回・2005年5月(泊)・2006年4月・10月・2007年7月・2009年5月・2012年6月・2013年8月

万座温泉 豊国館 温泉分析

平成21年4月23日

苦湯・豊国館(第二脱気槽から採水) 酸性・含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型)68.2℃ pH=2.2 溶存物質計=1.33g Na=97.6mg(22.55mv%) K=22.6 Mg=31.4 Ca=40.8 Fe2=6.4 Mn=2.9 Al=18.2 H=7.0(37.30) F=1.0 Cl=132 SO4=656(71.78) HSO4=156 Br=0.4 H2SiO3=143 HBO2=7.8 H2SO4=2.8 CO2=96.8 H2S=109 (H21.4.23)※お湯の張替え時のみ加水

平成10年10月13日

豊国館苦湯 酸性・含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型) 75.8℃ pH=2.3 湧出量測定不能(自然湧出) 溶存物質計=1510mg(源泉から約20m離れた貯湯升で採水) Na=105mg(20.45mv%) K=45.5 Mg=44.4(16.3) Ca=41.1 Fe2=6.17 Mn=4.05 Al=13.7 H=9.12(40.43) F=1.1 Cl=151(19.39) SO4=784(74.15) HSO4=132 H2SiO3=155 HBO2=14.9 H2SO4=1.68 H2S=120 (H10.10.13)※お湯の張り替え時のみ加水

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