アフラシャブ博物館見学(ウズベキスタン・サマルカンド)

2019年8月24日

サマルカンド三日目は、アフラシャブ博物館、聖人ダニエル廟、サマルカンドの英雄ティムールお墓…と、まぁ朝から夕方までビッチリ見学しました。

…疲れた。とにかく疲れた。「一日めいっぱい観光するのは疲れるからやめよう」と、もう何度も懲りていたのに、またやってしまった。
 

アフラシャブ博物館

泊まっていたホステル近くのレギスタン広場から徒歩1時間くらい。サマルカンドの散策も兼ねて歩いて行ってみることにしました。太陽がギンギンに降りそそいでむちゃくちゃ暑い。体感で40℃くらいありそうな暑さ。でも湿度が低いから少しだけ楽です。

 

途中にあった気になる水たまり。なんてことない小さな水たまりなんですが、コレよく見ると…

 

地面から水が湧きだしてるんです。周囲はカッサカサに乾いた景色が広がっているのに、意外と水源は豊富?

 

ふ~、大汗かきながら、やっとアフラシャブ博物館到着。料金はひとり25000スムでした。館内に入ると入口付近に何人かの男の人がいて、その中のひとりが「私は少し日本語できます、案内しますか?」と話しかけてきました。(もしかして後でガイド料請求されるのかな?)と思いつつ、なんとなく良さそうな人だったのでお願いしてみることに。

 

話を聞くと何年か前に日本で仕事をしていたことがあって、いまはこの博物館で働いているんだそう。

 

館内の展示物は「アフラシャブの丘」からの出土品でした。

 

アフラシャブの丘というのは、この博物館の裏手に広がる200ヘクタールの荒涼とした場所で、以前はここがサマルカンドの中心地だったそうです。いわゆる古代都市跡ですね。

 

アフラシャブの丘では現在も発掘調査が行われているらしく、

 

10年20年と経つたびに展示物がこれからも増えて行きそう。

 

頭の骨まで展示されていました。(本物かなぁ?聞けばよかった)

 

興味深かったのが、イスラム教以前はこの地域も広くゾロアスター教で、今でも火を崇拝する習俗が残っているそうです。例えば結婚して新しい家に入るときは、外に炊いた火のまわりをまわってから入るとか。

 

アフラシャブ博物館最大の目玉、宮殿跡から発掘された大きな壁画コーナーです。

 

各国の使者たちが様々な土産物を持って当時の王に謁見する様子が活き活きと描かれています。

 

壁画だけだとちょっとわかりづらい箇所あるんですが、

 

こんな具合に見本の線画も掲示されているので「あー、あれがここかぁ」と、探しやすかったです。

 

昔NHKで放送していたシルクロードという番組で、乾いた土地埃が舞う荒涼としたアフラシャブの丘でこの壁画を発掘する様子を紹介してました(再放送で見ました)。

 

あの時の壁画が今では立派な博物館に展示されたんだ…。

 

一通り展示物の見学を終えたところで、ガイドをしてくれた男性にお礼を渡そうとしたら、いつの間にかいなくなってしまいました。チップ等の要求も一切なし。最初に「練習中」みたいなことを言ってたので、だからかな??いろいろ教えてもらって本当にありがとうございました。

 

アフラシャブ博物館内でコーヒーも売ってました。

聞くとウズベキスタン産のコーヒーらしいです。ウズベキスタンと言えばお茶のイメージが強かったんで「へぇーウズベキスタンってコーヒーも作ってるんだ」の興味津々で一杯いただくことに。

 

美味しいコーヒーでした。一緒にいただいたビスケットと相性抜群。

 

アフラシャブ博物館の次は、ここから徒歩で行ける聖人ダニエル廟へ行きます。(外は相変わらずあっちぃぃぃ)
 

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