投宿する宿に向かう前に、立ち寄りでひとっ風呂しました。入浴受付時、何かの特典で入浴剤がいただけました。
温泉浴場は3階なのでエレベーターか階段で向かいます。脱衣場入り口横には目安となる浴槽温度がデジタル表示されています。脱衣場に鍵付きロッカーがあるので貴重品も安心。浴室へのドアに「撮影禁止、浴室内へ携帯電話カメラビデオなど持ち込みは固くお断りしております」の注意がありました。
浴室に入ると右側に洗い場、左側には浴槽があります。浴槽は横並びで2つ、それぞれで利用源泉が異なります。左側は10人サイズのぬるめの湯で源泉は「乳頭の湯」。石湯口より湯を落とし込んでいますが、浴槽サイズからして投入量が少ないと思いました。結果、湯なまり発生中。湯口の湯を口に含むと弱重曹味、弱い揮発臭がする。
別源泉利用の右側浴槽は4人サイズで熱めの湯、源泉は「田沢湖高原の湯」で、薄い白濁り湯、揮発臭、弱タマゴ臭がした。
露天風呂もありました。浴槽の周りを木板で遮って目隠しした造りで、沢山のブナ木立に囲まれた環境です。正方形、タイル張りの8人サイズ浴槽。お湯は石湯口では無色透明、浴槽で薄く白濁、スルスル感、揮発臭、弱タマゴ臭がします。体感で約41.5℃ほどの雪見風呂を楽しめました。
(三昧・2023年12月)
気になってはいたものの、大型施設ということもあってなかなか足が向かなかった「休暇村乳頭温泉郷」を、雪がしんしんと降り積もる中、立ち寄り訪問してみました。結論から言うと、温泉浴場がとても良かったです。
休暇村らしく、しっかりとした対応をしてくださる受付を済ませると、エレベーターに乗り3階まで移動、そこから長めの廊下を歩いて浴場に到着です。
浴場には男女別に内湯と露天風呂がありました。公式サイトによると男女浴場の造りは同じとのことなので、入れ替え制ではないのかな?
脱衣所を抜けると内湯です。内湯には大小二つの浴槽があり、それぞれ使用源泉が違いました。ひとつは4人サイズ浴槽で、湯口より触るのもしんどい高温の無色透明湯を投入、浴槽内で適温の乳白色となり、静かに掛け流されています。スベスベとした肌触りの湯は、湯面から重油っぽい香りが漂いました。
もうひとつは10人サイズの長方形浴槽で、ほんのり赤茶濁りのほぼ無色透明湯を、ぬるめで掛け流しています。湯中には鉄さび色の粒状湯花がいっぱい。
扉の向こうにある露天風呂は7~8人サイズで、内湯の小浴槽と同じ湯と思われる白濁湯を静かに掛け流していました。外光の加減か、ほんのり青みがかっても見えとても綺麗な湯色です。目の前には雪景色のブナ林が広がり、ロケーションも良かったです。
(まぐぞー・2023年12月)
▼浴場入口
乳頭温泉 休暇村乳頭温泉郷 データ
秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
0187-46-2244
11時~15時(受付)
800円
訪問:2023年12月
乳頭温泉 休暇村乳頭温泉郷 温泉分析
乳頭の湯 ナトリウム-炭酸水素塩泉 53.1℃ pH=6.7 溶存物質計=407mg Li=0.2mg Na=453.0(74.90mv%) K=15.4 NH4=2.4 Mg=43.1 Ca=49.2 Sr=0.4 Fe2=0.7 F=1.0 Cl=45 SO4=63.0 HPO4=1.4 HCO3=1440 H2SiO3=130 HBO2=21.9 CO2=407 (H20.11.19) ※温泉利用状況=加水あり
田沢湖高原(空吹1号、2号、4号混合泉) 単純硫黄温泉(硫化水素型)59.1℃ pH=5.4 溶存物質計=316.2㎎ Na=61.9mg(81.62mv%) K=2.2 NH4=0.8 Mg=1.7 Ca=7.3 Al=0.1 F=1.2 Cl=77 HS=0.3 S2O3=1.6 SO4=29.0 NO3=0.2 H2PO4=0.1 HCO3=31.8 H2SiO3=89.9 HBO2=10.5 HAsO2=0.6 CO2=142.2 H2S=14.1 (H19.9.11) ※温泉利用状況=加水有り※公式サイトに田沢湖高原の源泉にかわり、新たに新源泉(単純温泉)を利用予定との案内があります。