
ウズベキスタン・ヒヴァ駅
2019年8月30日
サマルカンド→ブハラ→ヒヴァと豪華絢爛なイスラム建築を見学して、タシュケントへ戻る日がやって来ました。
ヒヴァからタシュケントへの移動に利用するのは寝台列車です!
これまでいくつかの国で乗って来た寝台列車。それぞれの国で個性が炸裂し、どの乗り物よりも「旅」を体感できた寝台列車、さぁウズベキスタンではどんな世界が見られるか、乗車前からワクワクが止まりません。
ウズベキスタン寝台列車の切符購入

切符を購入したブハラ駅
今回利用した寝台列車の切符は、乗車の5日前にブハラ駅を利用したついでに窓口で事前購入しました。
→ウズベキスタン鉄道公式サイト
窓口での購入はいたって簡単で、パスポートの提出と共に、ファーストクラス希望か、そうじゃないかを聞かれるだけです。
ファーストクラスとエコノミーの違いがよくわからず、差額が少しだったことで、ファーストクラスを購入してみました。実際乗ってみた感じでは「エコノミーでもよかったかな」でした。
座席の配置がわからなかったので窓口のお兄さんに聞いてみると、ちょっと雑な手描きの座席表を見せてくれました。二段ベットが配置されたコンパートメントタイプで、一部屋につき4っつの座席(ベッド)がある、日本の「あけぼの」などでもお馴染みのスタイルです。
漠然と「上の方が安全かなぁ?」と、二段ベッドの上段を向き合うような形で2座席予約しましたが、実際に乗ってみて、次は下段にしようと思いました。理由は次の記事(ウズベキスタン鉄道・寝台列車乗車レポ)にて。
運賃は全て込みでヒヴァ→タシュケントひとり203258スムでした。
ウズベキスタンでも寝台列車は人気があり、早々に満席になる事もあるらしいので、予定が決まったらお早めにどうぞ。
真新しいヒヴァ駅のVIPルーム利用
そして乗車当日。2019年8月時点でオープンしてまだ間もない、ピッカピカのヒヴァ駅です。
目の前は広ーーく整備され、駅正面から続く通りには真新しいホテルが立ち並び、その一番奥には旧市街を思わせる重厚な門が建っています。
城砦都市ヒヴァの雰囲気を持った新しい商業施設といった雰囲気。
駅右手の道路沿いも広く開発中で、何やら遊園地のような施設を建設中でした。こちらはまだ時間がかかりそうですが、5年もすればこのヒヴァ駅周辺は大きく変わりそうだなぁ…と思ってましたが、今はどうですか?
シーンと静まり返った敷地内には近所のご老人がひとり、ふたり、ベンチに腰掛けて寛いでいました。
ヒヴァ駅の構内も真新しく、どこもかしこもピッカピカ。
そして、どことなくオシャレ。
旧市街イチャン・カラの見どころパネルが、あちらこちらに飾られていました。
ヒヴァ駅構内のVIPルーム
駅構内にVIPルームなる場所があると知って、興味本位でちょっと利用してみることにしました。
VIPルームの料金表です。値段の違いはオーダーできる飲み物でした。私達はコーヒーを注文できる「シルバー」にしました。
やや広めの空間にウズベキスタンの民芸品等が飾られ、落ち着いた雰囲気。
床には土足で上がるには申し訳ない、高そうで真新しい絨毯が敷かれています。
ゆったりとしたソファーとテーブルで、美味しいコーヒーやカプチーノなどをいただくことができ、二人の利用料金合わせて30000スム(当時のレートで約338円)。静かな空間で寛げてこの料金は悪くないと思います。
トイレもVIPルーム専用でした。
ただ参ったのは、このVIPルームの入口で、VIP係のお姉ちゃんと別の部署担当?のお姉ちゃん達5人くらいが大声で喧嘩を始めてしまった事。
主に二人の口喧嘩だったんだけれど、みんな怒ったセキセイインコのような目になってて「コノヤロー」と言わんばかりのレディース抗争みたいで怖かったよ~。帰りにはVIPのお姉さんは平常心を取り戻したようで、ニッコリ笑顔で「よい旅を」って送り出してくれました。
→ウズベキスタン鉄道・寝台列車の乗車レポへつづく。