北アルプスの薬師峠→雲ノ平→高天原→三俣蓮華→黒部五郎→薬師峠を5泊6日で縦走した際に利用した薬師峠テント場(太郎平キャンプ場)の様子を紹介します。
薬師峠テント場(太郎平キャンプ場)データ
2024年度予約不要
テント代ひとり2000円
詳しくは「太郎小屋グループ公式サイト」をご覧ください
[利用した2018年]
テント代ひとり1000円でした。
太郎平小屋からゆったり歩いて20分ほど、
本日お世話になるテン場、太郎平キャンプ場(薬師峠キャンプ場)が見えてきました。
左に見える四角い建物が14時頃にオープンする管理棟で、訪問時は先にテント設営を済ませて、時間になったら受付するという流れです。※「受付は太郎平小屋まで」の貼り紙もあったので、管理棟がオープンしない日もあるんだと思います。
太郎平キャンプ場(薬師峠キャンプ場)
テント場は全体的に広さがあり平らで眺めが良い所が多く、場所によっては個室的に張れる所もありました。ちょっとだけ薬師岳方面へ歩いた登山道横にも完全個室になりそうなスペースがありましたよ。
このテント場はペグの刺さりもいいし、張り網を固定する手ごろな重い石も多いし、
「張りやすい・張りやすくない」といったら、「かなり張りやすい」と思います。(←場所にもよると思いますが)
こちらは、薬師岳への登山道側から見た太郎平キャンプ場(薬師峠キャンプ場)の様子。
この太郎平キャンプ場(薬師峠キャンプ場)何が素敵かって、周囲にたくさんの高山植物が咲き乱れていたこと!
テント場の斜面あちこちにチングルマやハクサンイチゲが花を咲かせていました。
我家は目の前に黒部五郎岳を眺めるこちらに幕営する事にしました。画像の黒部五郎岳方面はちょっと雲がかかっててざんねん。
設営後は14時頃にオープンする管理小屋で料金(ひとり1000円)を支払い、「受付済証」タグ受け取りテントに括り付けます。
今回の北アルプス縦走は、モンベルのU.L.ドームシェルターをもってきました!テントではなく自立式ツェルトです。このドームシェルターは数年前に購入したもので、今はモデルチェンジしています。
軽くていいんですが、案の定というか、わかっちゃいるけど結露が凄いんですよ!これについては、別記事で記したいと思います。
薬師峠キャンプ場・水場とトイレと管理棟
まずは、こちら薬師峠キャンプ場の管理棟です。14時頃~18時頃の短時間オープンです。テント場の受付の他、アルコールなどの飲料販売も行ってます。まぁ太郎平小屋出張所みたいな感じでしょうか?上にも書きましたが、「受付は太郎平小屋まで」の貼り紙もあったので、管理棟がオープンしない日もあるものと思われます。
訪問時の管理小屋にはおそらく太郎平小屋のご主人かと思える男性がいて、(無銭幕営許さんぞといわんばかりに)腕組みしながらテント場を見回しています。
ビールも売ってましたが、この日は財布の紐がかたいお客さんが多いのか、はたまた腕組みする男性の眼力圧に怖気づいてか、あまり売れていない様子。
テント場のメイン幕営エリアから1分ほどの所にある水場です。
手がしびれるような冷たーーーい水がじゃんじゃん出ています。この水場、夕方になるとブヨの巣になるのでご用心。
水場のすぐ横にあるトイレです。
トイレはチップ制で男女別、訪問時はトイレットペーパーも常備されていました。当然ですが電気はないので夜はヘッデン必須です。
薬師峠キャンプ場は昼間の暑さと刺す虫に注意!
難点といえば昼間はとにかく暑すぎて、テント内のみならず、テント場そのものが灼熱地獄になること!ご一緒したハイカーさんは「暑すぎていらんないから、小屋で遊んでくる」と逃げちゃった。
そして今回の山行で泊まり歩いたテント場のほとんどがそうですが、夕方になるとブヨ(ブト)みたいな刺す羽虫がたくさん発生する事!特に水場まわりは虫の王国になります。(※刺すと表現してますが、実際には噛みます)
山に生息するこのテの虫の毒性は半端なくて、高天原温泉でお会いした男性は瞼を噛まれて試合後のボクサーみたく腫れあがっていたし、私自身も下山直後に足首を数か所刺されて足の甲が象のように腫れあがってしまいました。これから北アルプスの縦走中だったら、結構ヤバかったかもしれません。見た目はハエより小さな黒っぽい虫で何てことないんですが、本当にこのテの虫には要注意です。
とはいえ、真夏の東北の山の虫王国に比べたら、北アルプスの虫量は、まだかわいいもんです。
今回の寝具装備
モンベル/U.L.ドームシェルター2
モンベル/アルパインダウンハガー♯3
モンベル/寝袋カバー
モンベル/フォームパッド
シートゥーサミット/トラベルシーツ(シルク)
寝具は暑くなく寒くなく丁度良かったです。湿度高めで結露が凄かった・・・。