【スリランカ・コロンボ観光】コロンボ国立博物館とガンガラーマ寺院とシーマ・マラカヤ寺院

スリランカを約1ヵ月旅したうち、コロンボには3泊4日滞在しました。

初日と4日目は移動日で観光できるのは中二日のみ。忙しい~っっ。

「もっとゆっくりすればいいのに」・・・ですが、あまりゴチャゴチャした賑やかな場所が好きじゃないんで、とっとと静かな地方に行きたかったんです。その二日間でどこへ行こうかと考えた結果、一日はデヒワラの街や海を散策、残りの一日でコロンボ国立博物館とガンガラーマ寺院とシーマ・マラカヤ寺院に行ってみることにしました。

 

移動はもちろんローカルバスです。コロンボのバスには系統の番号が掲示されているので、何番に乗ればいいかあらかじめホステルで教えてもらいました。

もしわからなくても扉に陣取って行先を大声で連呼する車掌さんが必ず声かけしてくるので、行きたい所の名前をつげると「乗れ」「これは行かない」と教えてくれます。さらに車掌さんは面倒見のいい人が多く、降り場に近づくと教えてくれたりもします。

 

なにげに楽しいコロンボのローカルバス。当然のように、前も後ろも扉は開けっ放し走行です。

 

コロンボ国立博物館

 

最初に向かったのはコロンボ(スリランカ)国立博物館です。

Googleマップでコロンボ(スリランカ)国立博物館を見る

 

スリランカ最古かつ最大の博物館。所蔵品も多く見ごたえあるってことで行ってみました。よく手入れされた緑が清々しい庭に白亜の建物。これだけでも見ごたえあります。

 

なんといっても、この菩提樹が凄い。樹齢何年くらいでしょーか?

 

入館料はひとり1000スリランカルピー(約700円)でした。これはおそらく外国人価格かな。そうです、スリランカも外国人と現地在住の二重価格がバッチリ存在します。

 

撮影に関してスタッフに確認したところフラッシュを使わなければOKってことです。じゃ~遠慮なく。

 

館内は大きく分けて、一階がアヌラーダプラ時代、ポロンナルワ時代、キャンディ時代、石器時代などにカテゴリーわけされた仏像などの出土品。

 

インドに近いせいか、いよいよヒンドゥー色が強くなってきましたヨ。

 

キレッキレダンスをキメるシヴァ様。

 

二階は陶器や絵画、昔のコインなど民俗・習俗に関する展示物。昔ながらの農業として展示されていたこの光景、ついこの間までいたミャンマーの山地では今も日常の光景でした。

 

儀式に使用された超重量級そうなお面。なんというか、魂入ってそうな強烈な気迫を感じたんで、遠目でパチリ。

 

館内には社会科見学なのか、たくさんの学生さん。

 

このコロンボ国立博物館、スリランカ最大と言われるだけあって、とにかく広ーーいんです。そして館内には空調という概念はないらしく、窓からの自然風&ところどころ置かれている扇風機のみ。最初はいいんですがとにかく暑さと広さで結構バテます。だんだんと展示物を見る集中力が失われて来ました。熱中症注意報。

 

体力の限界を迎えたので、ここらで撤収します。徒歩で次の目的地「ガンガラーマ寺院」に向かいます。

 

ガンガラーマ寺院

 

コロンボで人々の熱い信仰を集める歴史ある寺院です。

Googleマップでガンガラーマ寺院をみる

 

スリランカの寺院もミャンマー同様に入口で靴を脱いで拝観します。拝観料300スリランカルピー(約210円)でした。

 

こちらのガンガラーマ寺院、コンパクトな敷地内にギギュッと様々な要素が詰まった小宇宙のような寺院なんです。もしコロンボ滞在の時間が少なく、どこか一か所だけ見学というなら、断然このガンガラーマ寺院をプッシュします。

 

一番の見どころは、なんといってもこのお堂です。入口にいる人と比べてみてください、そうなんです、仏像群とっても大きいんです。

 

鮮やかな色彩の仏教世界。

 

天井も凄い。いつまででも見ていられます。

 

許されるなら寝っ転がって仰向けになって眺めたい。タイやミャンマーの寺院では、よく寝っ転がっている人がいるけれど、スリランカでは見かけないなぁー。

 

お寺には立派な菩提樹が枝を伸ばしていました。

 

その木に擬態しているトカゲくんがいるの、わかりますか?

 

ここでーーーす。

 

ゾウさんのはく製。こうして祀られているということは、位の高いゾウさんなんだと思います。

 

ゾウさんの後ろ。その大きさがよくわかります。

 

お寺には数匹のワンコがいました。みんないいものを食べているのか、ちょっと肥え気味。

一通り見学を終えたところで、ガンガラーマ寺院の近くに位置するシーマ・マラカヤ寺院に徒歩で向かいます。

 

シーマ・マラカヤ寺院

 

シーマ・マラカヤ寺院はビルに囲まれた都会の池に浮かぶように造られた、スタイリッシュな寺院です。拝観料は300スリランカルピーでした。

Googleマップでシーマ・マラカヤ寺院をみる

 

このオシャレな雰囲気、有名ホテルなどを手掛けたスリランカの建築家ジェフリー・バワのデザインなんだそうですよ。

 

本堂入口にはムーンストーンがありました。

 

本堂です。

 

お兄さんが花で何かを作っていました。

 

あら、やだ~っっ素敵!お供えのお花でさえ素敵。

 

ここにも菩提樹。植林したんですね。

 

スリランカの寺院は仏教とヒンドゥー教が同居することが多いです。

 

怖ええっっ~~っっ。

 

こんなスタイリッシュな空間もあります。池の風が吹き抜けるこのスペースでお嬢さん達が寛いでいました。

 

見学を予定していたシーマ・マラカヤ寺院、ガンガラーマ寺院、コロンボ国立博物館を全部見終えた後は、ちょっとだけ街を歩いてみました。

 

スポーツグランドがありました。子供達はサッカーの他に、大人気のクリケットを練習していました。

 

クリケットは日本では馴染みが薄いけれど、スリランカ、インド、パキスタンあたりでは国民的スポーツなんですよ。

 

街角ブッダ。立派な菩提樹の下にブッダが祀られています。人々が入れ代わり立ち代わり手を合わせに来ていました。スリランカは熱心な仏教徒の多い国で、私の記憶ではこうして飛び地のように仏教徒の多い国は、他には遥かカスピ海のほとりにチベット仏教を信仰するカルムイク共和国がポツンとあるだけだったと思います。

 

こうして短いコロンボの滞在はアッという間に過ぎてゆきました。

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