キャンディアン スイート ヴィラ(Kandyan Sweet Villa)
トリンコマリーからコロンボへ戻る途中、2度目のキャンディで利用したホステルです。バスターミナルやキャンディ駅には徒歩圏内に位置し、周囲には商店も多くとても便利な立地にあります。やや急な道を少しばかり上った場所にありバスターミナル近くにありながら眺めがとてもいいです。
▲レセプション
案内された部屋はレセプションの真横で、扉は無くレセプションから続くバルコニーから出入りするという、ちょっと変わった造りです。他の部屋には扉があったので、この部屋だけこの変わった造りなんだと思います。
バルコニーにはレセプションと部屋との間には金属の扉が設置されているので、誰かが部屋の前に来るということもありません。この金属の扉には南京錠もつけられるので、もし気になるようだったら持参するといいと思います。
こぢんまりとした部屋にはダブルベッドが一台、椅子と小さなテーブル、湯沸かしポット、紅茶、石けん、バスタオルという設備・備品で必要なものはだいたい揃い不自由ありません。
シャワー兼トイレもコンパクトにまとまっています。シャワーは可動式で温度・水圧共に満足できるホッとシャワーです。
部屋にはエアコンはなくファンだけがあります。訪問時のキャンディは昼間はとても暑いのですが、夕方以降は涼しく朝は少し肌寒いくらいになり、部屋が風通しのいいこともあって窓を開けて外気も取り込めればファンのみでも問題ありませんでした。
前回のキャンディで宿泊した別のホステルの部屋はまったく風が通らなかったので、こうして谷側に窓が向いているというのが重要なのかもしれません。
清掃面では全体的みると綺麗で清潔感があり、床もピカピカで気持ちよく利用できます。ただ洗面台のコップが汚れていたので、これは設置しなくてもいいんじゃないかなぁと思います。
フロントの上の階にはちょっとした共有スペースがあり、ここで朝食をいただきます。
朝食は500ルピー(約300円)ですが、これまで宿泊したスリランカの他の宿と比べると料金に対してかなり貧弱だなぁという印象です。近所には飲食店もあるので、朝食なしでもよかったかな。ちなみにこの共有スペースには冷蔵庫もあり使えるようでした。
こちらのホステルはとにかく景色がいいんです。前回泊まった宿のような高台から遠くの街を見下ろすような形ではなく、すぐ下に近隣のローカルな家々の屋根や椰子やマンゴーの木が見え、賑やかに行き来するバスや列車、人々の姿も見えます。
朝夕にはすぐ近くの仏教寺院から読経の様子が大音響のライブで流れてくるんですが、これが異国情緒をより醸し出し良かったです。特にお坊さんと信者の読経ではタイミングが合わず「あっ!」とか、素の声が時々混ざり微笑ましかったです。
ベランダの手すりではリスが行き来し、
屋根の上では縦横無尽に猿が走り回り、前回の富豪エリア宿泊時には感じられなかったワクワク感がここにはありました。
こちらのホステルは便利な環境と気取りのない居心地のいい雰囲気が気に入りもう一泊延長したかったんですが、予約サイトを見るとその日だけたまたま満館となっていて残念。またいつかキャンディに泊まる機会があれば、こちらの宿にぜひ再訪したいと思います。
キャンディアン スイート ヴィラ(Kandyan Sweet Villa) 簡易データ
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※宿泊料金は当時のレートで日本円換算したものです
一泊朝食付き3510スリランカルピー(約2450円)
Wi-Fi時間を問わず快適
訪問:2019年3月29日
ホリディ スティ イン(Holiday Stay Inn)
キャンディの観光拠点でお世話になったホステルです。こちらもコロンボのハーシーさん宅と同じようにホームスティなのかもしれませんが、ある程度のプライベートは保たれ、どちらかといえば普通のホステルに近い環境だと思います。
街はキャンディ湖を取り囲むようにすり鉢状になだらかな丘が取り囲んでいて、今回宿泊した高台に位置するエリアは大きく立派な家が立ち並びかなりの富裕層が暮らしている印象でした。
「ホリディ スティ イン」も富裕層のお宅が自宅をホステルとして開放した印象です。
到着すると眺めのいいテラスに案内され、紅茶とクッキーを振舞われます。
ここでしばし上品な雰囲気の女将とお喋りタイムですが、最終的にはトゥクトゥクチャーターのお誘いでした。
案内された部屋はほどよい広さのツインルームです。こちらのお宿は高台にあるので、部屋からの眺めもウリのひとつのようで、予約サイトをの口コミを見てもそれを絶賛する書き込みが並んでいましたが、我家は安いタイプの部屋だったのでその眺めはありません。ただ、眺めはなくとも清潔で使い勝手の良い部屋であることにかわりはありません。
白い壁に青いデニムのカーテンが爽やかな部屋は、防犯のためか窓に格子がついています。窓の外にはちょっとした花の植わる裏庭のようなスペースを挟んで壁があり、その向こうは細い道路になっています。人が滅多に通らない場所ですが、たまーーに通るご近所さんと目が合ったりします。
ベッドの寝心地はよく、シーツ、掛布団、枕ともに清潔でした。ただ、ベッドに置かれていた小さなクッションがカビ臭く、これはちょっといただけませんでした。
シャワールームはトイレと一体型でシャワーカーテンなどの仕切りがないので、すぐにトイレがビシャビシャになってしまいます。ただいつまでも濡れていることはなく気が付くと乾いているので、あえてそういう造りにしているのかもしれません。シャワーの出は適温で水圧も十分あり満足度が高いです。装備・備品としては、扇風機、石けん、バスタオルのみです。
部屋のすぐ近くには共同利用できる簡易キッチンがあり、ここでお湯を沸かしたり紅茶を飲んだりすることができたのはよかったです。
共同利用の冷蔵庫があったのも助かりました。
部屋はとても綺麗に清掃され、清潔感があります。ただ難点としてはいくらスリランカの中でも涼しいキャンディとはいえ、昼間は普通に暑いのでエアコンがないのはやっぱり辛いです。谷に面した眺めの良い部屋では風も吹きつけて爽やかなのかもしれませんが、今回の部屋では風の通りもなく、網戸や蚊帳も無いので窓も開けられず、かなり苦しい思いをしました。
今回は朝食付きプランで予約しましたが、手作りのスリランカ料理はどれもとても美味しかったです。女将さんが料理手順を教えてくれましたが、ひとつひとつとても手間がかかっていることには驚きました。
また追加料金で二度ほど夕食をお願いしましたが、こちらもスリランカカレーを中心とした料理に加え、最後は女将さん手作りの美味しいデザートまで出て来ました。これでひとり一食400円弱なので、わざわざ街まで下りて食べに行く手間を考えたらこちらで朝夕お願いするのもいいかと思います。ローカル食堂までいけばカレーが一皿100円以下で食べられちゃうので、あとは旅行者それぞれの考え方次第ですが。
お宿にはワンコとニャンコがいました。
猫は私達に興味津々のようで、他のゲストには目もくれず、ずーっとついてきます。
食事中も常に私達のテーブルに。
今回は特に何も考えず予約サイトの評価・口コミだけを見て決めましたが、立地が思いっきり高台にあるため私達のように街を頻繁にウロウロしたい向きには不便で、せめて眺めのいい部屋にすれば印象も変わったかもしれませんが、この高台のお宅にしたメリットがあまり無かったなーというのが率直な感想です。のんびり滞在を満喫したい人にはいいかもしれません。あと猫好きな人にも。
ホリディ スティ イン(Holiday Stay Inn) 簡易データ
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※宿泊料金は当時のレートで日本円換算したものです
一泊朝食付き約2500円(夕食別料金ひとり約400円弱)
Wi-Fi朝夕など時間帯によって繋がらない場合あり
宿泊日:2019年3月11日・12日・13日