※各情報は2019年5月訪問当時のものです
インドの世界遺産「ハンピの建造物群」は荒涼とした広ーーい大地におもしろそうな建造物がいくつも点在していて、実際に現地に行ってみてその全てを見て歩くのはかなりの時間と体力を要することが判明しました。なので初訪問の今回はあまり欲張らず有名どころを幾つかピックアップし三日間に振り分けて見学しました。
えー・・っと、なんで三日間かというと、遺跡や寺院を集中力切らさず見学できるのは最大で三日間という自分の体力の限界点です。遺跡見学ってってホント、気力・体力使うんです(;^_^
ハンピで実際に見学したところ
【1日目】
ヴィルパークシャ寺院(徒歩)
(→Googleマップでみる)
【2日目】
徒歩では行きにくい寺院・建造物巡り(レンタルバイク)
ハヌマーン生誕の地(かもしれない)寺
(→Googleマップでみる)
ドゥルガー様の寺
(→Googleマップでみる)
マルヤバンタ・ラフナサ寺
(→Googleマップでみる)
サラスベイ寺(2)などその周辺の建造物
(→Googleマップでみる)
【3日目】
ヴィッタラ寺院と周辺遺跡群(徒歩)
(→Googleマップでみる)
こんな具合に見てまわりました。
これ、ハンピの建造物群をまだまだ全然見きれてないです。実際にハンピへ行ったことのある人なら「え?あの遺跡見てないの?あの寺院も行かなかったの?」って突っ込みどころ満載と思います。
もしどうしても一日しかハンピ観光の時間が無いとしたら、ハンピのバス停から徒歩で行ける「ヴィッタラ寺院とその周辺の遺跡群」か「ヴィルパークシャ寺院」のどちらかになるのかなぁと思います。(頑張って急ぎ足で見て歩けば1日で両方いけるかも!?)
実際に両方を見て歩いた印象としては、どちらも見どころが多く周辺の寺院も含めてじっくり見学するならそれぞれ一日づつ時間が欲しいと思いました。特にヴィッタラ寺院はバス停から少し距離があるうえに周辺に点在する遺跡の数が多く、それぞれの規模も大きめなので思った以上に見学に時間がかかりました。
ハンピのレンタルバイク
ハンピの建造物群はバス停から容易に行ける「ヴィルパークシャ寺院」や「ヴィッタラ寺院」の他に、ちょっとアクセスが面倒な離れた場所にもいくつか点在しています。
路線バスで乗り継いで行かれるかは未確認ですが、私達はフットワーク優先でレンタルバイクを利用しました。
レンタルバイクは広大な大地に点在する見学ポイントを効率よく巡ることができてかなり便利でした。でもハンピでのレンタルバイクはおススメはできません。理由はのちほど。
最初はハンピ側(川を渡る前)でレンタルバイクの値段を聞いたんですが、これが観光客で入れ食い状態なのか結構ふっかけて来るんです。ホームスティ先のオーナーさんに相場を聞いてたんで「こりゃー話にならない(交渉する気もしない)」と渡し舟で対岸へ移動。
渡し舟はひとり20ルピーでした。
バイクも乗れるようですが値段は未確認です。
舟から降りて少し坂道を上った右側にレンタルバイクのお店があったんで店番のお兄ちゃんに値段を聞いてみると、110ccのスクーターで「1日300ルピー」ってことで即決。ちなみに私達の時は免許の確認やデポジット一切なしでした。(バイク盗まれるとか心配じゃないのかなぁ?)
借りたバイクがこちら。なんか初めて見るペルー(?)のスクーターっぽいです。
で「ガソリンが入ってないから1リットル100ルピーで買って」だそうです。なので最初1本(1リットル)買うつもりだったけど、何もないところでガス欠になったら怖いので念のため2リットル購入。2リットルあれば大丈夫かな?って思ったんですが、思った以上に走りまくって最終的に足りなくなってガソリンスタンドで補給しました。
スクーターの状態は若干ポンコツ気味で「下の上」ってとこですが2人乗りで問題なく普通に走りました。返却時はバイクのチェックもなし。「明日はどうする?明日も用意しようか?」「明日はいいや」で終了。かなりユルユルでした。
ハンピの道路は走りやすい
ハンピの道路はよく整備されていて、大きな車も少なく走りやすい印象でした。
田舎なので道端に牛の糞や石ころやなんかよくわからない菜っ葉が落ちてることもありますが、道路そのものはぜんぜん悪くないです。
難関は家畜がとにかく多いこと。
水牛が遠慮なく横断します。
こんな大きな牛にぶつかったら大変だよ~。
大群の通行止め。家畜優先。
ガソリンスタンドもあります。
給油はスタッフさんが全てやってくれるので戸惑うこともないです。
インドの道路は集落手前のハンプにご用心
インドといえばの注意ポイントは、集落に入る前にほぼ「必ず」って言っていい程あるコレ。速度を落とさせるために道路に作られた凸型の「ハンプ」です。
ハンピに限らず4ヵ月で巡ったインドの小さい集落手前の多くにハンプが設置されていました。スピードを出したままこれに乗り上げないよう注意です。
インドではプラスチック製品の規制と、このハンプ率の高さにはとても感心しました。
ハンピ見学の途中にはフォトジェニックな「かわいい」集落が点在していました。
日本ではすっかり見ることの少なくなった朱鷺もたくさんいます。
ハンピでのレンタルバイクをおすすめできない理由
ここまでレンタルバイク関連の紹介しておきながら「おすすめできない」っていうのもアレですが、その最大の理由はヘルメットが無い!ってこと!そして万が一事故った時の医療があまりに不安なこと!
この辺りではヘルメットを被るという習慣がほぼ皆無で、レンタルバイク屋さんでもヘルメットは貸してもらえませんでした。この点があってハンピでのレンタルバイクは正直おすすめできないです。だってこんな田舎で事故ったらどーする?ホントやばいよ。同じインドでもヘルメット着用率が高い所もあるので、これは地域柄かなぁ?
ハンピ観光は体力勝負!季節によっては暑さにもご用心!
私達がハンピに行った5月は一年でも一番暑い時期だったようで、連日体感で昼間は35~36℃はあったんじゃないかなぁ?(当日のメモを見たら天気予報で40℃って書いてました。オソロシや~)
しかも容赦ないカンカン照り。でも湿度が低くてカラっとしてるからジメジメした日本の真夏よりはちょっとだけ楽かも?
牛様は日陰に避難中。
このワンコは暑さしのぎのため水たまりでクールダウンしてます。
「私も浸かりたいから早く出てよー」
現地の人に聞くとこの時期は暑くて外国人観光客はとても少なくてインド人観光客がほとんどってことです。でも「ちょっと前まで日本人観光客がいっぱい来てた」と言ってました。時期的にゴールデンウィークかな?日本人観光客が一番来るのは8月と9月だそうです。おそらく夏休みと秋の連休絡みだと思うんですが。「すっごいたくさん来るよ」って言ってたけど本当かなぁ?もしかしてハンピブーム来てる!?
ハンピ観光最大の難敵は、とにかく体力を使わされること!見事な彫刻が多くてひとつひとつ相当な集中力で見入ってしまうので、ひとつの建造物を見終えるたびにグッタリ。
さらにこの壮大な広さがとんでもなく体力使います。
とどめはコレ。登らされる寺院が多い!とりあえずハンピ旅行が決まったら階段の上り下り+タンパク質摂取で足腰を鍛えておきましょー。
次の記事からはハンピの建造物群を巡りますよ~。
▼当サイト内関連記事もどうぞ
https://hashigoyu.com/around-the-world/236/