インド鉄道の寝台列車キャンセル待ちがえぐい

2019年5月18日

アウランガーバード(オーランガバード)で2泊お世話になったオシャレゲストハウスが、浮足立った欧米バックパッカーに占拠されてどうも居心地悪く、もうひとつ目を付けていたホテルに移動します。(画像には特に意味は無し)

 

その途中に見かけた長い行列。ん?なんと仏旗が掲げられてる!インドって仏教発祥の地って言われてるのに仏教徒がビックリするぐらい少なくて、こうした行列ってほんとうに珍しいんですよ。私達を見て最初はみんな硬い顔してたけど、手首に巻いた白い糸(サイシン)見せながら手を振ったら満面の笑顔を返してくれました。

 

アウランガーバード(オーランガバード)での目的だったエローラとアジャンター観光も終わったので、なるべく早く次の街へ移動したいんですが、次にどこに行くかまったく決めてませんでした。リアル・ノープランというやつです。

 

食堂で5分ほどの作戦会議の末「インドといえばガンジス川」ということで、次の目的地はバラナシに決まりました。

「せっかくだからバラナシにはインドの鉄道で行ってみたいなぁ」「鉄道なら寝台車がいいなぁ」

 

インド鉄道のキャンセル待ちがえぐい

 

早速インドの鉄道のチケット予約について調べてみましょうか。ふむふむ、なるほど、どうやらインド鉄道の予約サイトでオンラインでチケット購入できるんですね。先駆の皆様のブログには細かにチケットの取り方なども書かれていました。ありがたや。インド鉄道の予約方法はいろいろなハウツー記事があるのでそちらをどうぞ。

 

今回利用したのがインド鉄道の予約サイト、通称IRCTCです。

インド鉄道の予約サイト(IRCTC)
※日本のサーバーからだと繋がらないことがあります。
※今回は使わなかったんですが他にも便利な予約アプリもあるらしいです。

 

2019年5月当時のインド鉄道の予約画面です。便利なことに座席クラスごとに数日先まで予約状況がわかるようになっていました。※訪問時はアウランガーバード→バラナシの寝台列車が見つけられず、ジャルガウン駅→バラナシで検索した結果です。

上の画像は大人気のエアコンなしの「Sleepr SL」というクラスです。「あけぼの」に昔あった三段ベッドクラスに近いのかなぁ。

 

(無理やり拡大したから画像が荒いですが)オレンジ色の文字で「WL147」とか表示されているのは既に満席で「現在147人の予約待ちがいますよ」ってことらしいです。ってことは、最初の画像で表示されている全ての日の列車が見事に満席。さすがインドの夏休み。

その左横の「PQWL」って鉄オタ用語みたいの、最初はなんの意味かさっぱりわからずインド人鉄オタのQ&Aで調べた結果「Pooled Quota Waiting List」の略で、途中乗降のウエイティングリストなんちゃらかんちゃら。理解するのが途中で面倒になった。インド鉄道めんどくさ。

ただ唯一ハッキリしてることは、連日ちょー満席!ってこと!

「CNF Probability」ってところを見るとキャンセル待ちを取れる確率が現時点で何%か表示されるんですが、この予測もあんまりアテにならないんだな~。

 

「Sleepr SL」よりお高いエアコンつきの「3A」クラス、さらにお高い「2A」クラスっていうのもあるんですが、「Sleepr SL」よりはキャンセル待ち少ないけど、やっぱりどれも連日満席。

・・・・もうインドの夏休みが終わるまで寝台列車には乗れない気がしてきた。

 

インド鉄道はキャンセル待ちでも料金前払い

あることに気が付いた方鋭い!そうです、インド鉄道では満席でもウエイティング数が膨大にならなければ「キャンセル待ち予約」できるんです。ところがインド鉄道ってキャンセル待ちでも料金前払い。「取れなかったら後で返金するよ」ってことらしいですが、本当に返金してくれるかな~?こわいですね~。

とりあえずキャンセル待ち予約した!

こんな連日満席続きで座席が取れるのをボケーっと待っていてら、本当にインドの夏休みが終わるまで移動できなくなっちゃうんで、ここは度胸一発、2019年5月19日のジャルガウン駅→バラナシ駅の寝台列車にキャンセル待ち予約をしてみました。

もしキャンセル待ちが取れなかったら、その時はその時でまた考えます。

 

2022年のインド鉄道予約サイトを試しに使ってみた

ところで私達がキャンセル待ち予約をしたのは2019年5月、「いろんなことが頻繁に変化するインドだから予約サイトも変わったかな?」と久々に覗いてみたところ・・・ちょっとだけ変化してました。

鉄オタ向け略語「PQWL」とか、予約確率予測「CNF Probability」が無くなって以前よりスッキリ。

2月23日に翌日以降の空席状況を検索したら連日ウエイティングってことは、相変わらず満席続きってことですね。さすがインド。世界的パンデミック関係なし。

 

2022年3月18日はホーリーでその前後は寝台列車も激混みかなぁ?と思ったらそれほどでもなかった。(とはいえ、満席)

 

2019年5月(インドの夏休み)にキャンセル待ちで苦労した時と同じ時期で、2022年の空席状況をみてみると・・・まだ2ヵ月以上先なのに連日満席。

 

バラナシ到着夜明け前という「なるべくご遠慮したい時間の列車」は、まだキャンセル待ちも少なくて、これならなんとかいけるかも(でも満席)。

 


5月初旬の状況を見たら最凶にエグかった。まだ2ヵ月以上先なのに人気の「Sleeper(SL)」なんて、もうREGRET(ウエイティング待ちすら満杯で予約ストップ状態)が出てる。こわいよ~。旅行会社とかが大量にガメてんじゃないの?

キャンセル待ち「ジャルガウン編」につづく

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