さようならラダック。四ヶ月過ごしたインド最後の夜はデリーの大型ホテルで

2019年8月20日

レーを去る当日。まだ八月だと言うのに朝のレーは日本の晩秋のように冷え冷えとしています。いよいよこの町を去るんだなぁ・・、と思うと何気ない通りも特別な景色に見えました。

 

この先には仲良くなった野良ワンコがいるんだなあ。「最後にもう一度顔を見てこようかな」・・・と思いつつも、別れが辛くなるのでやめました。最初は愛想の無いワンコだったけれど、気が付けばクンクン声を出して甘えるほど仲良くなりました。レーの冬は過酷で乗り越えられるんだろうか?と思うと胸が痛くなります。

 

空港の建物前には長ーーい行列ができていました。空港に入るためのセキュリティチェックを待つ乗客の列です。いつもこんなに混んでいるのか、たまたま土日の丸二日間悪天候で飛行機が欠航した影響なのか、凄い混雑具合。

 

チェックインカウンターもご覧の通り。カウンターの上にはたいていダライラマの写真が飾られているんですが、ここではよく知らない、高僧と思われる写真が飾られていました。

 

レー空港は険しい山々に囲まれた景観のいい場所にありました。軍の施設と供用なので、軍関連の設備や軍用機も見えます。

 

お世話になる飛行機はインドの格安航空会社GoAirです。※残念ながら2023年に運行停止してしまいました。

 

173センチの三昧でこのくらい。それほど窮屈感はありません。

 

窓の外にはイタリア国旗がペイントされた、見慣れないヘンテコな飛行機が停まっていました。

 

飛行機はほぼ定刻通り出発。いよいよレーを離れ、そしてインドを出国するんだと思うと、とても寂しい気持ちになります。

 

ラダックの雪をかぶった険しい山々が幾重も連なって見える景観は素晴らしかったなぁ。

 

そして機内販売の時間ではカップ麺やお菓子が飛ぶように売れていました。こういう機内の中ではあまりカップ麺って売れてる気がしないんですが、なぜか爆売れ。日清のマサララーメンの臭いが機内中にプンプン充満していました。

 

外を見ると遠くに一際高く連なる山塊が見えます。窓の外に見える山々もかなり標高はあるはずですが、それを飛び越えるあの山々はいったい何?と思ってしまいますが。

 

デリーに近づくにつれ、山々は無くなり平地へ。そしてモンスーンの影響か湧き上がる雲に覆われていました。

 

デリーにはほぼ定刻通りに到着。

 

記念に機内を一枚。

空港に出るとモワッと湿った暑い空気に包まれます。ダラムサラ、マナリ、レーと約二か月近く標高が高く湿度の低い場所にいたので、この湿った暑い空気には参ったな~。久々に汗が滲んできました。

 

今日のホテルはインドでの〆の宿泊になるので、ちょっと奮発してエアロシティ地区のいわゆるシティホテルっていうのを予約してみました。

ホテルまでは地下鉄利用でも行けるようですが、明日出国だし奮発してこちらのタクシーを利用。

 

料金は250ルピー。ホテルのあるエアロシティに入るのに30ルピー、合計380ルピーでした。レーでだいたい同じ距離を走った時は400ルピーだったんで、まぁこんなもんかな。デリーでよく聞く到着時に追加料金を請求するとか、変な旅行会社に連れて行かれるとはなかったです。

ドライバーのお兄さんに「デリーはいつもこんなに暑いの?」と聞くと「ここ最近は30℃くらいだから暑くないよ」と言ってました。・・なるほど、デリーではこのくらいは「暑くない」ってことらしいです。

 

どーん!ここが今日お世話になるホテルです。警備もまた厳重で、エントランスに乗り付けるためトランクスペースはもちろん、ボンネットの中までもチェック。タクシーを降りた後は宿泊客全てが荷物のエックス線チェック。まぁPスタンとの関係がかなり危うい状態なので仕方ないっちゃ仕方ないですね。

到着時は10時前。ホテルのチェックインは14時、あばよくば早く入れてもらえないかと期待して行ってみるも(小さなゲストハウスはOKなことが多い)、案の定ダメで、荷物だけ預かってもらい徒歩5分ほどのショッピングモールで時間つぶし。

 

このショッピングモールでも入館の際は男女別にエックス線のチェックを受けます。すると私の後ろでしきりに「ハローっサー!」と男性を呼ぶ声が。振り向くと警備の人が私の顔をジーっと見て苦笑いしつつ「・・ソーリ、ソーリ・・」と。どうやら私を男性と間違えたみたいですよ。もう何度も経験してるから慣れたけど。

 

ショッピングモールはゴミ一つ落ちていないとても綺麗な空間でした。フードコートは10時オープンなものの、どの店もまだ準備できていないということで、11時頃ようやくオーダーを受けてもらえました。その辺がやっぱりインドだな~・・。

 

フードコートに入っていた日本食のお店。ご飯がパサパサのインディカ米じゃなく、ねっとりした日本のご飯でした。約4ヵ月ぶりの日本食は嬉しかったなぁ。

 

14時になりホテルへチェックイン。

 

なぜかこのタイミングで買ってしまったヤクルト。

 

インドの最後は綺麗系の大型ホテルで〆ました。

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