チェンライで一番人気の観光地、ぶっちぎりで有名な寺院ホワイトテンプルです。ワットロンクンという本名がありますが、現地でも呼び名はホワイトテンプル。
チェンマイからチェンライへグリーンバスで向かうと、いよいよ街の中心地へ入るかな?というタイミングで左手の奥にチラリと見える真っ白なお寺です。
チェンライ中心地から約14㎞離れた場所にあり、今回私達はレンタルバイクで向かいましたが、チェンマイ→チェンライのグリーンバスが最終的に到着した「チェンライ第一バスステーション」からもホワイトテンプルへ行けるバスが出てました。
こちらがホワイトテンプルです。最初に言っておきますが、この寺院かなりクセがあるんで、めちゃくちゃ好き嫌い分かれると思いますよ。
遠目で見ると「ベルばら」の登場人物が似合いそうな華麗絢爛な雰囲気ですが、近づいてそのオブジェの本質と対面すると、かなりぶっ飛んだヘビメタ寄りの世界だということが判明します。
この日は土曜日だったんで、まぁーーーすっごい人・人・人!大勢のタイ人で溢れかえっていました。
外国人・・というよりタイ人に絶大な人気を誇る寺院なんですね。
あまりの混雑ふりに「最近テレビで取り上げたんじゃないの?」と思いましたが。(タイ人ってめちゃくちゃテレビの影響受けやすい)それほどの大混雑。
まずは入場前の撮影ポイント。なんだかよくわからないヒーローチックなオブジェ。タイ人が次々と記念撮影順番待ち状態です。
その近くの木陰では、吊るし首が風に揺れながら優しく来訪者を出迎えています。
この辺りで、タイの昔ながらのトラディショナルな寺院を思い描いて訪問した多くの無垢な来訪者が、「ん?なんか違うぞ?」と、妙な胸騒ぎをおぼえることでしょう。
チケット売り場です。ひとり50Bでした。この時はあまり気にしなかったんですが、横の伸長をはかるラインはいったいなんなんでしょうか?120cmに届かないとどうなる?
では、めくるめくホワイトな世界へ参りましょう。
本堂へは長い渡り廊下というか、天国(地獄?)への架け橋を渡ります。
中にお金が入っちゃってます。よく見たらオブジェの中にコインが埋め込まれてますね。先にコインが置いてあると、何か縁起良いかと思ってつられて入れちゃう人間の行動をよくわかってらっしゃるホイホイ型オブジェですね。
ひとつひとつ手作業なんで、「どれも同じオブジェはない」というオートクチュール仕様になっております。
本堂内は撮影禁止でしたが、大きく描かれた壁画は、仏教画や日本のアニメキャラクター、海外の著名なポップスターなど、作者の好きなものを欲望のままに詰め込んだ幕の内弁当状態でした。ただこの絵画、大きく見るとなかなかいい感じで、メタルバンドのジャケットに使って欲しいくらいでした。
というか、このホワイトテンプルでメタルバンドのライブやれば最高なのになぁ。
では、本堂以外も見ていきましょう。
おっ、スカジャン!タイでスカジャン見るとは思いもよりませんでした。
こちらの通路もホワイトテンプルならではの装飾が。
天井にぶら下がる無数のチクチク。よくよく見ると、このホワイトテンプルで祈願用に販売されている奉納グッズ(日本でいう絵馬)でした。
鍾乳石モチーフコーナー。
アイアイ(?)と蟻。
蟻になった孫悟空?そしてお金。
メタル風情満載の顔ハメもあります。
ホワイトテンプルの作者をキャラクター化したオブジェ。
説明が遅れましたが、このホワイトテンプルは元々あった古びた寺院を、ひとりのアーティストが地道に改装に改装を重ね、
気が付いたらチェンライ一の観光スポットになっていたという。宗教と芸術のコラボとでもいいましょうか。
かなりぶっ飛んじゃってる部分もありますが。
こちらの黄金館では作品を作る様子のパネル展示や、その他の作品展示、オリジナルグッズの販売などがされていました。
満員御礼のコチラは、
中に青く澄んだ水が満たされ、中央のオブジェに向かってコインを投げ込んでいました。たぶん「中央のオブジェに乗るといいことあるかもよ!?」という日本にもよくある運試し的なアレですね。
こういうのって、ついついやっちゃうんですが。このコインのたまりっぷりからすると相当な儲け・・・。
いやー、それにしても凄い人気のホワイトテンプルでした。
ちなみに前回の記事に登場した街のこの装飾も、同じ作者の作品です。チェンライにはいたるところにこの作者の作品が展示されています。
このホワイトテンプルを見るだけなら、チェンマイからも日帰りで来られます。がっっ!個人的にはチェンライ日帰りは断固おススメしません!しかもわざわざチェンライまで来てホワイトテンプルだけ見て帰るって・・。
チェンライにはもっと楽しい事がありますよ!
それは・・ズバリ!温泉めぐりです!
ええっっ?また温泉?と思うかもしれませんが、そうです、温泉です。