バンコクで泊まったホステルの紹介です。選択の基準は、駅から徒歩圏内、飲食店に困らない、周囲に爆音鳴り響くバーなどが無い、ローカル地区に接していて雰囲気がいい。こんな具合ですね。
Tidjai Bangkok Hostel
バンコク到着直後に2泊お世話になったホステルです。ラマ9駅近く路地の奥まった場所に位置し、目の前がセブンイレブン、周囲にはローカルな食堂や屋台などがたくさんあるとても便利な場所に位置しています。バンコクの下町っぽい雰囲気の残る場所で、人々の暮らしを垣間見れるのも楽しいです。
▼フロントまわり
周囲はローカル度満点ですが、ホステルはイマドキのちょっと洒落た建物でした。こぢんまりとしたホステルで、玄関から先は土足禁止となっています。そのためか館内はとても綺麗です。全体的に「かわいい」雰囲気もあり女性好みしそうです。
▼宿泊した部屋
通された部屋は2階の一番奥で、扉を開けるとドーンとダブル仕様の二段ベッドが迫って来ます。二段ベッドといっても使用していいのは下段のみ。部屋は二段ベットが大きくスペースを取り手狭な印象で、小さな窓はありますが景色もほぼ見えず窓無し状態ということもあって、閉塞感が強いです。
▼備品など
部屋には効きのいいエアコン、タオル(大・中)、ドライヤーが置かれ、テレビはありません。必要最低限の設備・備品のみ部屋に置き、その他は共有スペースにあるという感じです。部屋での飲食は禁止なので当然のようにポットなどもありません。扉には一応防音壁が張り付けられているんですが、他の部屋の物音や話声がハッキリと聞こえます。ルームキー(カード)が2枚あったのは良かったです。
▼共有シャワールームとトイレ
シャワールームとトイレは各階にあります。階ごとにシャワー1、トイレ3という造りで、男女共用となっています。トイレは白を基調とした清潔感のある造りですが、ここも当然のように土足禁止でスリッパなどもないので、周囲に飛び散りなどもある床を歩くのは気分的にストレスを感じました。また、トイレットペーパーが完全に無くなっている個室も多くかといって予備もなく、入る前に確認が必要です。
シャワールームにはシャンプーとボディソープが置かれています。シャワールームは各階にひとつしかないので、混んでいる時は待つようになると思います。シャワーの出はよく、温水も十分で気持ちよく利用できました。ただ、ここも当然のように土足禁止なのですが、二日目の夜に綺麗なドライエリアのはずの脱衣スペースに土足で踏み込んだゲストがいて、足をつけるのもままならないほど泥だらけに汚れていたのにはビックリしました。共用利用だと快適度が他のゲストのモラルに大きく左右されると知った出来事です。
▼共有スペース(食事などはここで)
共有スペースとしては、一階フロント横に椅子とテーブルがあります。朝はここで目の前のセブンイレブンや近所のお弁当屋さんで買って食べました。
▼キッチンスペース
キッチンもあり、フルーツやパン、シリアル、コーヒー、紅茶などが常備され、レンジ、湯沸かしポット、簡単な食器なども置かれています。冷蔵庫もあり、買った食材などをしまうこともできます。
▼常備されているフルーツなど
予約サイトには「ビュッフェ式朝食を毎日提供しています」とありましたが、特に料理が並ぶわけではなく、この常備されているシリアルやフルーツのことを指すのかもしれません。
立地もよく清潔感もあるので、アジア初心者の初めての宿にも良さそうでした。
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊利用日2018年12月15日・16日
S44 ROOM
交通量の激しいスクムビット通りからほんの数歩ソイへ入った場所に位置するホステルです。以前からスクムビット界隈は日本人が多く住む地域でしたが、この周辺もとても多い印象があります。
BTSスクムビット線のプラカノン駅とエカマイ駅の間にあり、どちらも徒歩圏内です。エカマイ駅方面へ歩けば日本でお馴染みのマックスバリュー(スーパーマーケット)や、てんや、ツルハ、すき家など日本でお馴染みの店舗がズラリと並んだショッピングセンターもあり、タイにいることを忘れてしまうような場所でもあります。
▼共有スペース
S44 ROOMはこぢんまりとしたホステルで、ガラスばりのフロントまわりはとても明るく爽やかな雰囲気があります。1階には共有で利用できる冷蔵庫やレンジ、椅子とテーブルも置かれています。その先は客室へ上がる階段ですが、ここからはちょっと素っ気ない殺風景な印象を受けます。
客室は2階と3階にあり、エレベーターはありません。今回は3泊の予定でしたが、初日に受けた黄熱病のワクチンで副作用が出てしまい、念のため2泊追加しました。最初の3泊と後の2泊は部屋をチェンジしています。
ベランダ付きの部屋
まずは最初の3泊ですが、3階の一番通路側にある35号室でした。部屋は十分な広さがあり清潔感のあるダブルベッド、効きのいいエアコン、小さなベランダのついた窓もあって明るい雰囲気です。
▼ベランダからの眺め
窓の外は目の前が幼稚園か何かのようですが、訪問時は休みのようでした。この幼稚園(?)の木々が窓から見え、毎朝小鳥もさえずり爽やかな印象になっています。
部屋の備品は十分な大きなの冷蔵庫、コーヒー、紅茶、水のペットボトル2本、湯沸かしポット、タオルセット(大と中)、ハンガー2本、ベランダに小さな洗濯ハンガー、シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、セキュリティボックスと必要なものはほとんど揃っています。
▼シャワールーム
シャワーはちょっとした壁でトイレと仕切られていますが、構造上どうしても床が全体的にビシャビシャになります。私達は裸足で利用しましたが、足をつけるのが嫌な人はビーチサンダルなんかを用意するといいと思います。シャワーの水量は十分あり、湯温もそこそこ良好です。ただ時折ぬるーくなることもあります。
▼トイレ
トイレのハンドシャワー(お尻用)は強烈に水圧が強いのでちょっとづつレバーを押すといいと思います。
ベランダなしの部屋
次に泊まった部屋は35号室の丁度向かいにある36号室でした。部屋の内装や備品は35号室と特に変化はありませんが、こちらは窓が小さくベランダもありません。しかも窓の向かいに隣のお宅のリビングなどが見えるのでカーテンを開けることができませんでした。ほぼ窓無しと思っていいと思います。そのぶん料金は安いので、昼間は出歩くならこっちでもいいかな?
難点はこの部屋の構造上、ベッドにエアコンの風が直接当たってしまうこと。35号室は直接当たらない位置にエアコンがあったので、エアコンの風が苦手な人はリクエストしてみるのもいいかもしれません。また、この部屋だけなぜか扉の下の隙間が結構開いていて、よりいっそう外に室内の音が漏れているような気がします。
35号室、36号室共に部屋は全体的に清潔で気持ちよく利用できますが、各部屋から響く音が喋り声からシャワーの音、目覚ましの音までとてもハッキリと聞こえます。外の騒音は窓を閉めてしまえばほとんど聞こえません。
また鍵の開け閉めもちょっとコツがいるので、慣れるまでは多くのゲストがガチャガチャと悪戦苦闘していました。
逆に言えばマイナス点はその程度で、スタッフもみなさんはいつもにこやかで、気分よく利用できるホステルだと思います。
その後も再訪し幾つかの部屋に泊まりましたが、こちらのホステルは使い勝手良く今後も利用したいと思います。
ちなみに21~25、31~35号室がどうやらベランダつきのようです。ベランダつきなら近所のコインランドリーで洗濯したものを干せるし、なにより明るくて個人的にはこちらの方が良いです。
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊利用日2018年12月17日~21日・2019年2月4日~7日
Double DD House Suthisan
バンコクの繁華街からはやや外れた、庶民的な地区にあるホステルです。地下鉄乗り場にとても近く便利な立地です。
▼朝ご飯に丁度いいオムレツご飯の屋台
周囲には屋台やコンビニがあり、食べるものに困ることも一切ありません。
▼夜市では持ち帰りできる総菜も売られています(激辛率高し)
今回は週末を挟んで利用したのですが、すぐ目の前にはなかなかの規模の夜市が開催され、美味しい料理がたくさん並んでいました。場所柄か旅行者は勿論、ビジネス利用も多く見られ、タイ人のお客さんが多いのも印象的でした。
▼宿泊した部屋
案内された部屋はややこぢんまりで、窓も小さめですが特別窮屈さを感じることはありませんでした。カーテンを開けるとすぐ目の前が隣の建物の窓なので、常にカーテンは引いたままです。このホステルにはさまざまな大きさの部屋があるようですが、私達が宿泊した部屋がおそらく一番狭いんじゃないかなぁ?と思います。
部屋にはダブルベッドが一台あり、ふかふかの枕、清潔なシーツ、ストレスなく利用できる薄手の掛布団という定番セットです。設備・備品はエアコン、テレビ、ミニ冷蔵庫、湯沸かしポット、ステックコーヒー、ドライヤー、バスタオル、シャンプー、ボディソープと必要なものはほとんど揃っています。テレビはNHKワールドも映りますが、電波状況が悪くいまいちよく見れませんでした。
▼清潔な水回り
シャワーはお湯の出も良く、水圧もじゅうぶん。シャワーカーテンが付いているのでトイレが濡れることもありません。
部屋は一般的な鍵式で、キーケースから抜くと冷蔵庫を含むすべての通電が落ちるタイプです。ただ鍵だけを分離させやすく、冷蔵庫の電源を落としたくなかったので鍵だけを持ち歩きました。また建物に入る際にはカギに付属したタブレットでオートロックを解除しなくてはならないので、セキュリティもバッチリです。
▼いろいろ揃った共有スペース
一階には共有スペースがあり、湯沸かしポットやコーヒー、ビスケットなどが置かれていました。
このランクのホステルはどこも似たような感じですが、こちらは特に周囲の部屋の声や物音が響きます。ただほとんどのお客さんは隣近所に気をつかって静かにしていることが多いんですが、週末に隣人になったタイ人はグループはずーっと大声で喋り続け、夜中の3時半になぜか皆で大合唱、静かなフロアじゅうに歌声が響き渡っていました。さすがにフロントが注意してましたが。逆に今となっては思い出のひとつになってますが。
またこのホステルのちょっと変わった難点があり、おそらく地下を鉄道が通っているのか、時々地震の横揺れのように建物が揺れるんです。ほとんど気にならない程度ですが。
またこのホステルの女将(?)らしきベテラン風の女性は中国語が堪能で、私達のことを中国人と思い込み終始なにかと中国語で面倒をみてくれました。わざわざ中国語でお見送りまでしてもらって、結局最後まで日本人だと言い出せなかったな~。
翌日はドンムアン空港まで移動したのですが、宿近くの地下鉄でチャトチャックパーク下車→2番出口を左に進むとドンムアン空港行きのバス停があるのでそれを利用しました。
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間帯によって繋がりにくいことも(大半は快適)
またPCを立ち上げるたびにパスワードを要求されるのがちょっと面倒
宿泊利用日:2019年2月8~10日