タイのドンムアン空港とスワンナプーム空港発の早朝便利用の際に前泊したホステルの紹介です。いずれも空港近くですが、徒歩では厳しい所もあり、空港までのドロップオフを手配できる宿を選びました。
イン トラスト アパーテル(In Trust Apartel)【ドンムアン空港】
翌日の朝便に乗るためドンムアン空港の近くで一泊利用した宿。アパートメント形式でパッと見、建物は少なくとも2棟あり、片方が普通の賃貸アパート(?)で、もう一棟をホステルとして使っているようです。
▼玄関まわり
二棟あるうち右側がホステルで、玄関はセキュリティロックがかかっているので外からの出入りはできません。
管理人室もセキュリティロックの内側にあり、最初「どうやって入るのかな?」と思いましたが、モニターでも見ているのか玄関に近づくと中から管理人さんが出て来てドアをオープンしてくれました。
管理人さんが気が付かない時は、ロックされている玄関を右側に少し進むと外から声を掛けられる窓があります。ちょっと不便な気もしますが、そのぶんセキュリティがしっかりしているので安心感がありました。
案内された部屋は2階のエレベーターの近くでした。空港のすぐ近くということもあってか、滞在中のメイン宿泊地というよりも、今回の私達のように出発の前泊などで利用するケース多いと思われ、部屋の造りもとても簡素なものとなっていました。
▼宿泊した部屋
部屋はほどよい広さがあり、外に洗濯物が干せそうなちょっとしたベランダスペースもありました。全体的に清潔感があり普通に利用できます。夜の訪問だったので外の景気はよくわからなかったのですが、窓は十分な大きさで閉塞感はなさそうです。
▼シャワールーム
シャワーはトイレと一体型の簡素な造りですが、使い勝手は悪くありません。湯温・勢い共に充分あり存分に体を洗えます。シャワーヘッドもカビや黒ずみがなく清潔だったのが印象的です。
▼部屋の設備・備品など
部屋の装備としては効きのいいエアコン、作業机と椅子、シャンプー、ボディソープ、綿棒、シャワーキャップ、バスタオルといった必要なものはほとんどあるといった印象です。ミニ冷蔵庫もありましたが、なぜか宿泊した部屋のコンセント口が冷蔵庫から離れた位置にあったので、延長コード+変換プラグがなければ使えない状態でした。
お湯は一階の管理人室にサーバーがあり自由に汲むことができ、フリーのコーヒーやちょっとしたお菓子もありました。この管理人室は簡易売店も兼ねていてジInュース類は20B、シンハ320ml缶が50Bでした。その他にカップ麺も売られています。
少し歩いた徒歩圏内にはセブン、もっと歩けばローカルな屋台もありましたが、そこに至るまでのホステルの周辺は夜は人通りも少なく、ちょっと一人歩きは控えた方がよさそうな雰囲気でした。明るい時間帯に行けばもっと違った印象だったかもしれませんが。
こういう立地なので空港の送迎も当然のようにしてくれます。空港の送迎は二人で200Bだったので、おそらくひとり100Bなんだと思います。
チェックイン時に送迎代を先払いしますが、私達の時は送迎車が来ないというアクシデントがあり、危うく飛行機に乗り遅れそうになりました。ちょうど目の前をバイタクが通ったのでそれに乗せてもらい、ギリギリ間に合いましたが危ないところでした。
管理人さんは「もうすぐ来る」の一点張りで、こちらが強い口調で「乗り遅れるから、これ以上待てない!」と言うとようやく送迎ドライバーに電話確認し「トラブルで来られなくなった」と言う始末。先払いした送迎代もこちらが「返して」と言わなければ忘れていたと思います。
部屋は簡素で味気ないですが、早朝便などの前泊に利用するには十分な施設です。が、空港の送迎に関しては、こういう例もあったという事で。
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊:2019年1月26日
ルアン ベン ハ (RuanBen Ja)【ドンムアン空港】
翌朝の早い便に乗るためドンムアン空港近くで前泊したホステルです。前回別のホステルに宿泊した際、宿の送迎サービスでトラブルがあり飛行機のチェックイン締め切り3分前ギリギリセーフになってしまったので、今回は徒歩でも空港へ行けるホステルを選びました。実際に荷物を持って空港まで歩いてみましたが、十数分で到着することができました。
周囲は空港近くの町らしく、バンコクの賑やかな繁華街とは違いどこか殺風景で気怠い雰囲気も漂います。ホステルは静かなソイに面していて、徒歩圏内には屋台やセブンもあり比較的便利な場所に位置しています。
▼レセプションまわり
▼宿泊した階の廊下
今回はダブルルームをお願いしましたが、部屋は三階にありエレベーターはありません。この3階にはダブルルーム一部屋の他はドミトリーしかないので、ツインルームは4階になるんじゃないかなぁと思います。建物は玄関から土足禁止で、そのため館内は綺麗です。建物自体はレトロ感がありますが、室内は改装しているようで清潔感がありました。
▼宿泊した部屋(シャワー・トイレ付個室)
案内された部屋は広い印象で、ダブルベッドが一台と、効きのいいエアコン、バスタオル、シャンプー、ボディソープと必要なものは揃っています。一階のレセプション前はお宿のプライベートスペースも兼ねていますが、そこにあるポットや冷蔵庫は使っていいと声を掛けてくださいました。
ベッドは汚れ防止のためか全体的にビニールでコーティングされた上にシーツがかけられていますが、寝心地は悪くありません。ダブルベッドですが、ひとり一枚づつタオルケットが置かれていたのもよかったです。枕もフカフカで気持ちよく利用できました。
部屋には窓がありませんが、広さがあったことと、扉を開けると外のソイが見える廊下に面していて閉塞感はありませんでした。
▼シャワールーム兼トイレ(仕切りの向こうがシャワースペース)
トイレ、洗面台、シャワースペースは奥へと横並びになっていて、使い勝手はいいです。
▼シャワー
シャワーのお湯の出もよく、頭から浴びる大きな固定式と手に持つ可動式の二つがあったのも便利でした。この水回りは比較的最近改装したのか、とても綺麗で好印象です。
部屋は鍵式ですが、建物そのものに入るにはカードキーが必要で、セキュリティ面でも安心できます。
大きな部屋数のあるホステルとは違い家族経営のアットホームな良い雰囲気で、場所柄多くの旅行者は空港利用の前泊のみの慌ただしい利用だけになると思いますが、それだけでは勿体ないようなホステルでした。
▼見学だけしたドミトリー
▼共有スペース
▼お宿のワンコ
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊:2019年2月11日
ホッパーズ プレイス ドンムアン ホステル(HOPPERS PLACE DONMUEANG HOSTEL)【ドンムアン空港】
翌朝のドンムアン発の飛行機に乗るため前泊したホステルです。空港からはやや離れていて、徒歩ではちょっとキツイかもしれない距離にあります。(実際に歩いていないのでわかりませんが30分くらいかな~?)
周囲はドンムアンの下町で目の前の道路は広くないですが車の往来が多い印象です。すぐ近くにはセブンイレブンやローカル食堂などの商店が並び、三昧は近所の床屋さんで出発前の散髪を済ませました。
▼レセプションまわり
HOPPERS PLACE DONMUEANG HOSTELは比較的新しい印象で、ちょっとカワイイいまどきのホステルです。レセプションでは感じのいい女性スタッフが笑顔で出迎えてくれました。
▼部屋からの眺め
案内された部屋は3階(日本でいう4階)の角部屋で、二方向に開けた窓からは近所の連なる屋根を見おろし、飛行場から飛び立つ飛行機が見え、なかなかの好展望でした。
▼宿泊した部屋
部屋はこぢんまりとコンパクトにまとまってますが、それほど狭い感じはありません。むしろガラーンと空間の広い所よりこのくらいの方が、自室にいるようで落ち着きます。白と茶色を基調とした明るい色調で、ちょっとカワイイ雰囲気もあり女性好みしそうです。
▼部屋の備品など
部屋にはダブルベッド一台、テレビ、効きのいいエアコン、ミニ冷蔵庫などが設置されています。備品は湯沸かしポット、歯ブラシセット、タオル大・小、ドライヤー、綿棒、ハンドソープ、シャンプー、ボディソープ、ペットボトルの水など必要なものはだいたい揃っているので不自由はありません。
▼なんと日本食もオーダーできるようです
▼レセプション周りにいろいろ揃っています
また一階のレセプション周りには共同で使える椅子とテーブル、電子レンジ、トースター、簡単なスナック類、コーヒー・紅茶などの飲料が置かれ、ドミトリー客を意識した設備となっています。
▼部屋のシャワールーム
シャワールームは洗面台、トイレ、シャワーが横並びになっています。可動式のシャワーからは温度・勢い共に満足できるお湯がたっぷりと出てきます。ただ排水状況がとても悪く、シャワースペースは勿論、トイレまわりにもお湯が流れ出てシャワー後はビシャビシャになってしまいます。排水溝が詰まっているわけではないので、気が付くと排水がされているといった感じです。
部屋はシャワールームを含めとても清潔感があります。ベッドは寝心地よくシーツや掛布団は真っ白サラサラで気持ちよく寝られました。場所柄宿の前の車の走行音と、飛行機の離発着音が人によっては気になるかもしれません。(私はまったく気になりませんでした。)
空港からは少しばかり距離がありますが、宿泊料に空港までの送りも含まれ、料金も比較的手ごろで、もし次にまたドンムアンを利用することがあれば、こちらに再訪したいと思いました。
▼館内
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊:2019年3月7日
ポンサコーン ブティック リゾート(Pongsakorn Boutique Resort)【スワンナプーム空港】
スワンナプーム空港深夜発の飛行機に乗るため前泊を含め2泊したホテルです。周囲はタイによくある庶民的な町で、ホテルから少し歩けばコンビニや商店、屋台もあります。すぐ近くにはコインランドリーもありました。華やかな観光施設はないので人によっては「何もない」と思うかもしれませんが、こういう庶民的暮らしを垣間見ることもタイでの楽しみなので、個人的にはこの立地は気に入りました。
▼フロント棟
いつオープンしたのかわかりませんが、まだ新しい印象の「ポンサコーン ブティック リゾート」は、表の細いソイとは対照的に思いのほか広い敷地でした。その広い敷地内にフロント棟、レストラン棟、平屋の宿泊棟などが並び、各棟の間にはプルメリアなどの樹木が植えられ、名前の通りリゾート感のあるいい雰囲気です。
▼フロント棟の共有スペース
共有スペースとして屋外でビールを飲んだりゴロ寝できる竹製のベッドがあったり、欧米人が好きそうな造りになっています。
▼客室棟
フロント横の細い通路を進むと平屋建ての客室棟がありました。
▼宿泊した部屋
通された部屋は充分な広さがあり、窓はそれほど大きくないものの、カーテンを開けると外の樹木が見え外光がよく入る明るい雰囲気です。ただ正面にはもう一つの棟の客室が目の前にあるので、やや落ち着かない部分も。
室内は土足OKとのことですが、裸足で歩きたいほど綺麗でピカピカ。水回りも清潔でとても気持ち良い部屋です。
部屋の装備備品は、ちょうどいい硬さのシングルベットが2台、エアコン、テレビ、ドライヤー、シャンプー、ボディソープ、タオル大小と必要なものはほとんど揃っています。
▼別の角度から/収納たっぷりクローゼット
室内には作業机の他、ソファー、収納たっぷりのクローゼットなど、他のホステルに宿泊していて「あればいいな」と思うものがここでは揃っていました。
シャワールーム兼トイレは広さがあり、お湯の温度・水圧共に満足のゆくものです。
▼共有スペースのフリードリンク
共有スペースにはお湯のポット、コーヒー、紅茶などが置かれ、自由に飲むことができました。
▼レストラン棟
朝食は別棟のレストランでアメリカンブレックファースト(100B)をいただきました。
▼一時間おきに出発するスワンナプーム空港への送迎
別料金でスワンナプーム空港へ1時間おきに出ている送迎も150Bで利用可能です。24時間フルに1時間おきなので、大変便利でした。
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊:2019年4月23日・24日