【ミャンマー編スタート】神奈中バス・宮型霊柩車・ミャンマーは日本の中古車がいーーっぱい!

タイライオンエアのカード決済できない問題をクリアし、受託荷物の予約も無事完了、今朝はゆったりとした気持ちでドンムアン空港へ。

前回のドンムアン空港では、ホステルにお願いしていた送迎車がトラブルで来られなくなり(ホステル管理人さん談)、たまたま通りがかったバイタクのおっちゃんに乗せてもらってチェックイン締め切り3分前のギリギリセーフだったという。アレは今思い出しても冷や汗ものだったなぁー。

というワケで今回はドンムアン空港がすぐ目の前、徒歩でも十数分あれば辿り着けるホステルに泊まったので、かなり気持に余裕がありました。

 

タイライオンエアでバンコクからミャンマーのヤンゴンへ

無事チェックインを済ませ、いよいよミャンマーへと飛び立ちました。

初めて乗ったライオンエア―、予約の際はいろいろあったけれど、機内は綺麗で快適、乗務員のお姉さんもにこやかで、なかなかよかったですよ。

 

機内誌では長野県のスノーモンキーを特集をしていました。

前の席にいた女の子が、あの狭い座席と座席の間から無理やりニュッと顔を出して、こちらにちょっかい出してきたのには参ったなぁ。寝たふりしてやり過ごそうと思ったら、今度は手を伸ばしてこちらが反応するまで足をぺしぺし叩いてくるし。

 

小さい子にしたら、大人でさえ時として苦痛な狭い空間の飛行機って、とてつもなく退屈なんだろうなぁ、と思います。

下を見ると茶色い山肌が幾つも連なっているのが見えました。(そういえば以前タイ政府が、バンコクの野良犬を減らすためにミャンマーとの国境の山に犬を捨てに行った説がまことしやかに流れてましたね)

 

タイとミャンマー、上空から見るとその開発の差は歴然でした。タイは空港に近づくにつれ広く整備された工業地帯や宅地が広がりますが、ミャンマーは田畑が続き、それはまるで昔のタイを見ているようでした。

(やがてミャンマーも瞬く間に今のタイのように賑やかな国になっていくのかなぁ)

 

・・などとボンヤリ思っているうちに、ミャンマーのヤンゴン空港に到着です。タイとミャンマーってホントに近い。

あちこちにロンジーと呼ばれる布を巻いた男性がいて「あ、ついにミャンマーに来たんだな」と実感。以前ならビザを購入しなくては入国できなかったミャンマーですが、訪問時はなんと日本人はノービザ入国OKでした!そのぶん観光で外貨を落としてねってことだと思うんですが、これはホントに嬉しかった~。

 

ヤンゴン空港のSIMカード購入は驚くほど簡単

空港ロビーにあったTelenor(テレノール)のカウンターでSIMカードを購入しタブレットを渡すと、目の前でチャっチャとものの数分で設定ををしてくれ、アッと言う間に使えるようにしてくれました。日本語表記のタブレットなのにスタッフの男性はどこをどうすればいいかわかっているんですね。さすが。

そのSIMを使って早速グラブでタクシーを呼んでみました。そうなんです。ヤンゴンではグラブも普通に利用できるんです。

 

やって来たのはロンジーを履いた男性の運転する、かなり年季の入った日本車でした。

 

初めて見るヤンゴンの街は、建築中のビルや外国資本のホテルも見え「いよいよこれから大きく変化するゾ」という、勢いがありました。

 

ミャンマーでは日本の中古車が大活躍

ミャンマーに来て驚いたのは、いたるところで日本の中古車が活躍していたこと!

 

日本では車検だの、修理にお金がかかるだの、古いだの、様々な理由でまだ乗れる車を手放す事が多いですからね。

 

横浜在住時に散々お世話になった神奈中バスとミャンマーで再会。

 

おろくバスは欧米の観光客をたくさん乗せて頑張ってました。

 

日本を離れ海を渡たりはるばるやってきたミャンマーの地で、車たちはまだまだ現役で働いてますよ~。

 

ミャンマーに行けば、貴方が以前勤めていた懐かしの社用車や、旅行でお世話になった観光バスにも出会えるかもしれません!?

 

日本ではめっきり見かけなくなった、宮型霊柩車までも現役でした。おそらく用途は同じだと思います。・・・まさか、移動販売車とかに使われてないと思います。

 

ヤンゴンぶらり街散歩

予約していたホテルに到着後は、さっそく街をぶらりと歩いてみました。

 

下町風情がたっぷりと残る庶民的エリアでは、

 

昔ながらのローカルな露天商が店を並べています。

 

野菜や果物の店が多いですね。画像ではわかりにくいんですが、ちょっと鮮度が悪くしなびたものが多いんですよ。どこか遠方から運んで来たのかな?

 

こちらはワゴン車出店の総菜の持ち帰り店です。

 

ミニ百貨店のような施設もありました。

 

館内にはスーパーマーケットもあり食品や日用品など品ぞろえも豊富、清潔そうなショーケースに美味しそうな総菜も並んでいました。

 

驚いたのがコレ。パンが普通に美味しいんです。私の好きな香港のパイナップルパンにインスパイアされたっぽいメロンパンにチーズを挟んだもの。これにすっかりハマって5個くらい食べたかな~?

 

ミャンマー人で大賑わいのファミレスのような店もあります。

「ミャンマースタイルの料理だよ」とすすめられていくつか頼んでみましたが・・うーーん、いまひとつ私の味覚に馴染まなかったなぁ。この後もミャンマー各所で「ミャンマー料理」なるものを食べましたが、どれもこれも油ギトギトで味がびっくりするほどショッパイんです。ミャンマー人、塩分摂り過ぎだよ~。秋田県出身の私が言うんだから相当だよ?

 

なんとケンタッキーも出店していました。この後もミャンマー各所で真新しい店舗を見かけましたが(なんとチャイティーヨーのバス乗り場前にもありました)、この数年で勢いよく出店したんでしょうか?

 

こちらは町のチャイニーズフードを出す食堂です。ミャンマー料理と違って味付けも普通。これ以降、味の濃いミャンマー料理に疲れたらチャイニーズフードに逃げました。ちなみに、この店に二回目に行った時には軽くボラレましたが。

 

ミャンマーを旅している間に、激しくボラレた事が一回ありますが、何気に小さなボリやお釣りのちょろまかしも何度かありました。一見優しくにこやかに、それでいてサラッとスマートにやってのけるんですよね。この辺にミャンマー人のしたたかさ(良く言えば逞しさ)を垣間見た気がします。まぁ、多くの人は気が付かないレベルなので、知らずに良い思い出だけを持って帰るのもまたよしでしょうね。

また一昔前の(今も?)日本のように、欧米系にはヘラヘラと媚びへつらい、逆にアジア系(特に中国人)を見下す傾向にある人も多いと強く感じました。中国人が店に来ると若い子が見下すようにクスクス笑いながら陰で小ばかにするような場面を何度か目撃しました。この中国人に対する「上から目線」がどのようにして若者に根付いたのかわかりませんが、見ていて切なくなりますね。外国人観光客の上位をしめる中国人が来なくなったら経済損失はかなりのものになると思いますが。同じような欧米びいきは、カンボジア、スリランカでも少なからず感じましたが、このミャンマーはダントツです。

 

ここ数年ミャンマーの経済発展は凄まじい勢いですが、ロヒンギャに対する人権問題など課題も多く(これに関しては第二次大戦中にビルマを占領した日本にも原因がありますが)、実はこの点が気持的に引っかかり最初はミャンマーに行くのは止めようと思っていました。

じゃあ、なぜミャンマーへ行ったか?

国際ニュースで取り上げられる事の多かった激動の国を、やっぱり自分の目で見てみたかったんですよね。

 

若いころに観た「ビルマの竪琴」で、作品のテーマとして奏でられた埴生の宿。当時はまだピンと来なかったんですが、日本を含む他国の戦場となり、多くの尊い命が失われ、やがては故郷を追われた多くの難民の心情をも代弁しているのではないかな・・と思いました。

 

というワケで、ミャンマー編スタートです。

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