マンダレー空港からバンコクへ行くため2泊したマンダレーです。これまで滞在していた田舎の町ニャウンシェと比べると圧倒的な都会でした。(画像はあまり都会感ありませんが)
宿泊したホテルで無料自転車レンタルできたので、ちょっとだけ乗ってみましたが、のんびりとしたニャウンシェと違い交通量がめちゃくちゃ多いのに交差点には信号が無く、交通ルールもあったもんじゃなく四方八方から車やバイク、挙句の果てには歩行者までもが飛び出してくるもんだから、怖くて怖くて早々に泣きながら逃げ帰りました。
画像はトゥクトゥクから撮った道路状況ですが、まぁこんな感じでママチャリでのんきに繰り出したら泣きます。
そこはそれ都会のマンダレー、こんなおいしそうなパンもあります。
なんと日本風のカレーパンも売られていました。その名もジャパニーズカレーパン。
お布施をゲットしまくる尼ちゃんズ。ゆく先々で大量のお布施をもらいまくり持って歩くのも大変そうでした。
おっ、鉄道です。ミャンマーの列車にも乗ってみたかったけれど、相当時間がかかるらしく今回は断念。
そんなマンダレーでは移動日に備え休養日にしようと思ったんですが、せっかくなんで一か所だけ観光に行ってみました。
マンダレーヒルの主役は猫
そう、あのインレー湖のホテルでスタッフのお兄ちゃんが強プッシュした、あのマンダレーヒルです。
マンダレーを一望する小高い丘のてっぺんにあるパゴダを取り囲むようにキラキラと輝く装飾の華やかな回廊があり夕陽の名所として有名らしいですが、サンセットを見ると体力的に明日の移動に響くんで、昼間に観光してみることにしました。
麓からは徒歩でも行けるようですが、軟弱なのでホテルからグラブでトゥクトゥクを呼んで山頂まで連れってもらいました。タナカがよく似合う優しい笑顔の運転手さんでした。
こちらがマンダレーヒル山頂の入口。目の前にそびえるエレベーターで一気にてっぺんへ連れて行ってくれます。
その前に、まずはミャンマー寺院の基本「素足」にならなくてはならないのでサンダルを下駄箱に入れます。
裸足になったらエレベーターで上へ。裸足でエレベーターに乗るなんて滅多にないですね。
ここがマンダレーヒルの上部です。
到着すると係の女性が近づいてきて外国人料金ひとり1000チャットを徴収。そして支払いの印にこのシールを目立つところに貼ります。実はこの時どうやら私達はミャンマー人と見られていたようで、一緒のエレベーターに乗ってきた欧米男性からだけ徴収していました。なので女性の所まで行き料金を支払いましたよ。
このマンダレーヒル標高こそ240mしかないものの周囲に高い建物がないんで、もっと高い所にいるような感覚になります。
ここから見下ろすマンダレーは街をちょっと過ぎると、あとは延々と広がる農地でした。
どんどん外国資本が流入し、まるで戦後の日本のように目まぐるしく変化するミャンマー。もう何年かしてこの場所に来た時、この景色はすっかりと変わっているかもしれないなぁ。
エレベーターで上って来た場所からグルリと一周してみます。
頂上はパゴダを囲むように回廊があり、仏像がおさめられています。
ミャンマーならではのキラッキラな装飾が施され輝いていました。
仏像を熱心に拝む人々。
その横でくつろぐ猫。
ミャンマー人がこぞって三回打ち鳴らす鐘。
その横でくつろぐ猫。この猫に気付いて、みんな鐘をならすのをやめてました。
境内の修繕をするお兄さん。
その様子を見守る猫。
回廊のど真ん中で寝る猫。
兄さんと一緒に黄昏れる猫。
尼ちゃんにかわいがられる猫。
ヤンチャ風な兄さんをも虜にする猫。
どうやらマンダレーヒルの主役は猫だったことが判明したところで、下に戻ろうと思います。
マンダレーヒルの下山は乗り合いトラックで
帰りは乗り合いピックアップトラックで下山します。料金はひとり500チャット(約35円)でした。最初「1000チャット」と言われたんで、てっきりひとり1000チャットかと思い2000チャット渡すと「あれ、1枚多いよ?」と1000チャット返してききました。他のミャンマー人のお客さんも3人で1500チャット支払ってたので外国人料金うんぬんは無かったと思います。
ミャンマーの乗り合いピックアップトラックは、どこも同じだと思うんですが、とにかくギュウギュウの満杯にならないと発車しません。というわけで満杯になるまで15分くらい待ったでしょうか?その間、同乗のミャンマー人は、境内の商店で買ったフルーツをムシャムシャ食べまくっています。ミャンマー人って、ちょっと待ち時間があるとすぐに何かしらを食べる傾向にあるんです。
そして大いに食べまくった後の乗り物ではほぼ気持ち悪くなっています。ミャンマー人ってめちゃくちゃ乗り物に酔いやすくて、ゴールデンロックの乗り合いピックアップトラックでも、ニャウシェ→マンダレー間のバスでも、とにかく吐きまくってました。食べる→吐く、これがどうやらミャンマーのお決まりコースのようです。
いよいよ出発になったんですが、クネクネとしたカーブを何度が通過するうち、目の前の座席でフルーツをムシャムシャ食べていた人の顔が案の定みるみる歪み始めましたよ。どうにか吐くのは持ちこたえたようですが、見ていてもかなりつらそう。もぅ乗り物酔いしやすいんだから、出発直前に食べちゃダメだよ~~。
ちなみに山頂からの帰路は運転席寄りに座ると、長椅子に座った乗客全員の重量がのしかかって来るんで、なるべく後方寄りに座る事をおすすめします。
下山バスに乗り込んだはいいものの、その後の行先がまったくわからなかったんで、数人の人が降りた大きなシンハ像のある場所で私達も下車。
せっかくなので犬や猫が転がる階段を少しばかり上がってみましたが、
「もしかしてこの階段をずーーっと上るとマンダレーヒルに戻るんじゃないかなぁ・・」と妙な胸騒ぎをおぼえ途中で引き返してきました。
そこからはグラブを呼んでホテルまで戻りました。
こうしてミャンマーのラスト一日は、オープンエアの風に乗って穏やかに過ぎてゆきました。