インド訪問で旅行者を翻弄するのがSIMカード購入!インド訪問前にザザっと情報を調べると、まぁ出てくる出てくる。SIMに関する様々な情報が。いくつかを見て思ったことは「書かれていることがそれぞれ違うなぁ。なんでだろう?」そして実際にインドでSIM購入してその理由が判明。
行った事業所(というか担当したスタッフ)によってSIM購入の難易度が違う!!
日本的な考えとしては例えばdocomoなら日本全国どこで手続きをしてもその流れは一貫してます。ところがインドでは違うんですよ。店舗というか、どの担当者に当たるかで難易度に差が出る不思議。
今回はバンガロールでSIMを買った顛末を記したいと思います。
ちなみに空港によっては楽にSIMを買えるところもあるらしいです。今回最初に降り立ったチェンナイ空港では、2019年時点でSIMを買えるところが見つけられませんでした。今はどうかな?
インドでのSIM購入の流れ
【1】店舗へ行き必要書類(会社によって微妙に違う)の提出。証明写真も必要。(証明写真は即席で用意してくれるところもある)
【2】料金を支払いSIMカードを受け取る
【3】数時間後に電波が拾えるようになるので、アクティベート(SIMを使えるようにするための登録作業みたいなこと)をする。
以上の流れで無事電話が使えるようになります。はい、オメデトー。パチパチ・・。なのですが、バンガロールのairtelではこれが一筋縄ではいきませんでした。
airtelの名誉のため言っておきますが、airtelそのものがポンコツなわけじゃ決してありませんよ!その後レーでairtelのSIMを買いましたが、スタッフのお姉さんのテキパキとした処理、そして開通もめちゃ早かったです。
バンガロールでのSIM購入顛末
2019年4月29日
朝9時30分、宿泊していたホテルすぐ近くのairtelへ。広く明るい店内にスタッフが3人。まだ朝だからか他にお客さんはなし。ちなみに整理券の発給機らしきものはあったものの作動してませんでした。
店内をグルーーっと見回して、一番年配の貫禄あるスタッフのおっちゃんに声をかけます。
三昧「SIMプリペイドが欲しいです」
おっちゃん「インドに知り合いいる?インドの知り合いの電話番号が必要なんだけど」
三昧「旅行者なので知り合いはいません」
おっちゃん「じゃあ、パスポート(eビザ)と顔写真ちょうだい、あとお父さんの名前と、泊っているホテルの住所もね」
と言って渡された書類を記入。この時、顔写真に日本でいう「割り印」のようにサインします。(顔写真は予備で数枚もっていたビザ用証明写真を利用しました)
「じゃあこの中から好きな番号選んで」「今夜21時以降にアクティベートできるようになるから」
そしてお会計(273ルピー)をすませairtelを後にしました。・・・おやぁ?なんか、怖い位スムーズに事が進んだんですけど。インドSIM、なんか想像以上に楽勝!・・・ではありませんでした。
その晩どきどきわくわくしながら21時を待つ。ちょっとフライングで20時56分に試してみるも電波拾わず。
「21時前だからかなぁ?」と21時10分頃にもう一度確認、おやぁ?まだダメだ。22時、23時、そして日付をまたいだ1時・・まぁ、よく遅れることもあるっていうし、寝て起きたら電波届いているかなぁ?
2019年4月30日
そして朝。電波、きましぇぇぇぇぇん!
再び朝一番にairtelへ。そして前日担当してくれたおっちゃんの席へ。
三昧「全然電波来ないけど」
おっちゃん「あー昨日の・・書類が足りなかった」
おっちゃん「eビザを発行したときにインドから(付与しますよ)ってメール来たでしょ?それも必要だった」
おっちゃん「eビザ付与のメールを今ココに送って」とアドレスを見せる。
三昧「そのメールを使うためのSIMを申し込みに来てるんだから、メール送信なんかできるわけないじゃん」
おっちゃん「ああ、そうか。そうだよなぁ、じゃあタブレット貸して」(ごそごそと何やら作業)
おっちゃん「今だけ特別にWi-Fi使えるようにしたから送って」
そして送信。
おっちゃん「よおし来た!これで大丈夫だ!今夜だ。今夜アクティベートできるぞ」(本当かなぁ?)
そしてその夜・・21時を過ぎてもairtelの電波は届かず。24時、1時・・待てど暮らせど電波は来ない。まぁ薄っすらと予想はしていたけれど、ダメだこりゃ。
2019年5月1日
再び朝一番にairtelへ。文句の一つでも言ってやろうと鼻息荒く乗り込むも、なんと本日休業。扉はチェーンが巻かれかたく閉ざされておりました。
一瞬SIM代(約400円)踏み倒して夜逃げかっっ!?と思ったけれど、おそらく月初めの何かで店舗が休みなんでしょう。もちろん電波はいまだ届かず。
2019年5月2日
この日もairtelオープン時間の9時半に突撃。朝のairtel詣でが日課になりつつあります。今日はしっかりオープンしてました。(なんだ夜逃げじゃなかったんだ)担当のおっちゃんは何やら作業中で、きょうは別のお兄ちゃんが担当。
三昧「まだ電波が来ないんだけど」
端末をチェックしながら「まだアクティベートしてないね」(←これはairtel側がまだ処理をしてないってこと)
三昧「なんでよ?なんでまだ処理されてないの?」
お兄ちゃん「なぜなら、それは・・・昨日はホリディだったからでーす!(満面の笑顔)」
「・・・・・・。」(おいおい、電波が来るのは一昨日の夜って話なんだから、昨日のホリディは関係ないよぉ)と思いつつも「じゃあいつ、電波来るの?」と聞くと、「問題ない!今夜来る!」
(あははっ、このセリフ聞くの何度目だろう?)ちなみにこの時点で既に焦りも怒りも消え「心静かに穏やかに電波到来を待つ」という新たなステージに突入しておりました。
ボーダフォンにも行ってみた
実はこのairtelから徒歩圏内にボーダフォンの店舗もあったんです。保険の意味合いも兼ねてairtelを出たその足でボーダフォンへも行ってみました。
→Googleマップでみる
担当者は若いお嬢さん。必要書類はairtelとほぼ一緒。ただairtelで必要だったインドからのeビザ付与メールに関しては要求されませんでした。我家は証明写真を提出しましたが、同時に申し込んでいた他のお客さんは「証明写真が無い」と言うと、白い壁の前に立ってタブレットでパシャッと即席で用意してもらってましたよ。
例によってインドの知り合いの電話番号を聞かれるも「インドに知り合いはいないよ」と言ったら、その後特に何も聞かれずお嬢さんがチャッチャと手続きを済ませ支払い(555ルピー)も完了。「4時間後にアクティベートしてね」と。
試しに2時間後プリペイドを差し込んでみたら、早くも電波をキャッチ。問題なくアクティベートできました!
その後3時間ほどで無事開通。めでたく通信可能になりました!なんなんだ、このairtelとの差は!こんなことなら最初からボーダフォンに行けばよかった!
バンガロールからハンピに移動した!どうなるボーダフォン!?
この日の晩、バンガロールからハンピへ移動しました。ハンピ手前のホスペットでグーグルマップを確認しようとするとボーダフォンの電波がキャッチできません。
「あれーーっ!?」と一瞬焦ったもののタブレットの電源を入れ直したらバッチリ使えました。その後ニューハンピに移動後も問題なく電波拾えてます。ボーダフォン最高っっ!
ちなみにairtelの方はというと、待てど暮らせど電波はやってこなかった。