ハンピの観光拠点に宿泊したお宅です。宿名の通りニューハンピの集落にあるご家庭にホームスティする感じです。
ホスペットからバスで行くと、ハンピの少し手前にニューハンピという集落があります。観光要素ほぼゼロの、のんびりとしたローカル集落です。バス車内では車掌さんに「ニューハンピ」と言えば通じます。ちなみにニューハンピ→ハンピはバスで10分弱くらい。バスも30分に一本くらいの頻度であるし、交通の便としては不自由ないと思います。
バスの停車場から集落までは徒歩5分ほど。ニューハンピはまるで砂漠のオアシスに迷い込んだような異国情緒漂う家屋が並び、樹木が爽やかに木陰を作る雰囲気のいい集落です。
インドというよりは、どこか地中海の素朴な村のような印象も受けました。
今回お世話になったお宅は、路地の奥の方にありました。すぐ横にはハンピ名物の大岩がいくつもゴロゴロしています。
家屋の2階を客室として開放していて、部屋のタイプはエアコンなしと、エアコンありの2種類。今回は暑気の訪問で日中は40℃にもなるのでエアコンルームにしました。充分な広さのある部屋は、柔らかなクリーム色をベースにミントグリーンやピンク色がアクセントに配され、窓や扉から外光が広がり明るくとてもいい雰囲気です。
設備・備品としては、まだ新しい印象のシングルベッド2台(くっつけてダブル仕様にしてある)、真新しく効きのいいエアコン、トイレットペーパーです。シャンプー・石鹸・タオル類はなかったので要持参ですね。
シャワールーム兼トイレも十分な広さがあり、温度・勢い共に満足できるホットシャワーが設置されています。お湯に関しては連続して使用すると若干安定しない時もありました。ただこの暑い時期では水にしてもほぼお湯状態の時が多く、水の方が気持ちよかったりするので、訪問時期によってはそれほど重要視するポイントではないような気がしました。
このお宅の素晴らしいところは、とにかく清潔であること。水回り、部屋、ベッド全てにおいて清潔で快適です。タイでもこのレベルの清潔なホステルは、そうそうなかったかな、というくらい清潔なんです。見ていると若女将さんが毎日丁寧に雑巾がけをしていました。そして部屋には常に乾いた風が吹き、とてもカラッと快適です。「土足で入っていい」と言われましたが、ご家族は全員素足だし、毎朝若女将さんが丁寧に雑巾がけしている姿をみると、とても土足で入るなんてできません。
部屋のシャワールームで手洗いした洗濯物は屋上に干すことができました。夕方干しても空気が乾燥しているので翌朝にはからっからに乾きました。
屋上からの眺めもなかなかです。
そしてもうひとつ、このお宿で良かった点は、若女将さんの作る料理がとても美味しいこと!
私達は辛くない料理をリクエストしたんですが、他のインドの食堂ではいくら辛くしないでっていっても辛いことが多いんですが、こちらの若女将さんは本当に辛くない、そしてとても美味しい料理を作ってくれました。
この地域では宗教的に肉は食べないんですが、肉に頼らずともカレーのベースの出汁がしっかりと作られていて、これは相当量の野菜を使っているんだなぁと思います。
発芽した豆を使った煮物やヨーグルトなど、体に優しい料理が並びます。
料金は夕食200ルピー(約320円)、朝食100ルピー(約160円)、チャイは30ルピー。町のローカル食堂と比べると高いですが、外に食べに行く手間や料理の美味しさを考えると納得できる料金でした。
食事は朝夕共に部屋前に置かれたテーブルでいただきました。
ほんと、今思い出しても若女将さんの料理は美味しかった。この料理を食べるためだけにでもニューハンピを再訪したいなぁ。
▼当サイト関連ページ「ハンピ観光の拠点|ハンピとニューハンピとホスペット(ローカルバスについても)」
ヴィナヤカ ホームステイ(Vinayaka Homestay) データ
インド・ニューハンピ
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一泊一室2130ルピー
夕食200ルピー(約320円)・朝食100ルピー(約160円)・チャイ30ルピー
Wi-Fi時間により重いことあり
ボーダフォンたまに遅い時があるものの普通に使える
宿泊・2019年5月3日・4日・5日(3泊)