Kedar Guest House
バラナシの旧市街、ガンジス川アッシガートの近くにある感じのいい家族経営のホステルです。ダシャーシュワメード・ガートのような観光客相手の店が並び怪しげな客引きが声を掛けて来る地区とは違い、ホステルこそチラホラあるものの完全なローカル地区です。
地区の住宅地の中には観光客相手の店はほぼ皆無で、ローカルな小さな商店や床屋がある程度。
とはいえ少し路地を歩けば表の通りに出られ食堂やチャイ屋さんも豊富なので、不自由することはまったくないと思います。
肝心のゲストハウスは古くから営業し建物自体は年季が入ってきてますが館内は清潔に保たれています。画像はフロントまわりです。
案内されたのは2階のアッシ川に面した程よい広さの簡素な部屋で、ダブルベッドに椅子とテーブル、棚などが設置されていました。ベランダに面して窓はありますが、大きな荷物が置かれていたのでほぼカーテンは閉めっぱなしです。
今回は連日45℃くらいになる暑い時期の訪問だったのでエアコンルームをリクエストしました。インドでは古くて効きの悪いエアコンを設置している施設も多い中、こちらは新しいエアコンでとても快適でした。
部屋にはほどよいスペースのシャワー兼トイレがついていて、シャワーはじゅうぶんな水圧と温度の温水がたっぷりと使用できました。備品としては初日にかなり使い込まれたバスタオル2枚渡されましたが、その他のものはありません。シャンプー・石鹸・トイレットペーパーは要持参です。
ベッドの硬さは丁度よく、シーツや枕カバーは真っ白清潔、嫌な臭いもありません。薄手の毛布もサラサラで気持ちよく利用できました。
部屋の前にはベランダがあり洗濯物を干すことがてきたのがありがたかったです。訪問時のバラナシは暑くて湿度が低く、夜に干しても朝にはカラッカラでした。ベランダの下を流れるアッシ川が臭いを放つドブ川なので、洗濯ものが臭くなるんじゃないか心配でしたが大丈夫でした。
ケダールゲストハウスには眺めのいい屋上があり、もしかしたらここに洗濯物を干せるのかもしれません。ご主人に聞いてみてください。
あとこれはバラナシ旧市街全般に共通することかもしれませんが猿がイタズラします。アッシガート周辺ではあまりサルを見かけなかったので油断していたら、廊下のゴミ箱に捨てたフルーツの皮を荒らされてしまいました。清掃係のスタッフが定期的にやってくるので、ゴミを回収してもらう直前まで部屋に置いておいた方がいいかもしれません。
ケダールゲストハウスは一泊朝食付きを基本として、希望であれば一食125ルピーで夕食も頼むこともできました。
夕食は奥さんの手料理で、初日にいただいたべジターリーが美味しくて、それから滞在中はほぼ毎日お願いしていました。
奥さんが料理を作る過程を教えてくれましたが、インドの家庭料理って例えば豆をすり潰すとかそういう所から始めるので本当に手間がかかってるんです。
だからか食堂とは一味違う優しい味わいの料理をいただくことができました。
部屋代に含まれる朝食です。たっぷりのフルーツを出してもらえたのが嬉しかったなー。
宿のご主人は話好きですが内容からしてかなり真面目なタイプかなと思いました。おもしろおかしく陽気に話しますが、会話の内容はとても真面目です。ガンジス川エリアでの他宗教との関係や税金などの問題点、政治の話などかなり興味深くいろいろなお話を聞くことができました。また宿のご主人はヨガの指導者でもあるので、もし興味があればヨガにチャレンジするのも楽しいかもしれません。
ガンジス川エリアはとにかく広いので、どのガートの近くに宿泊するかでその印象はガラリと変わると思います。個人的には静かな場所が好みなので、のんびりとした庶民的なアッシガートにしてよかったなと思います。
それともっと安価な他の宿に宿泊した旅人からは治安のよろしくない話も聞くので(まぁ安いのにはそれなりに裏があるということかな)、健全に純粋にバラナシ観光を楽しみたい人にもケダールゲストハウスは良いと思います。
Kedar Guest House データ
インド・バラナシ(オールドシティ)
→Googleマップでみる
Wi-Fiパスワードを教えてもらったものの私のPCと相性悪く使えず
ボーダフォン4Gが快適に使えたので問題なし
一泊一部屋(朝食付き/税込み)1333ルピー
水2リットル/30ルピー
ビール500ml/200ルピー
ディナー一食/125ルピー
2019年5月26日・27日・28日・29日・30日宿泊
Travelling Troopers Homestay In Varanasi
▲館内からの眺め
バラナシ駅から1㎞弱にあるアパートメントタイプの宿です。バラナシでの滞在はガンジス川近くの旧市街をメインにしましたが、インド鉄道寝台列車で朝到着した日だけは、休養も兼ねて駅から徒歩移動できるこちらのお宿にお世話になりました。名前はホームスティとなってますが、どちらかといえばアパートメントに近いかなぁ。
場所はお金持ちの集まる住宅街にあり、そのコミュニティーに入るゲートにも警備員さんがいます。建物自体には目立った看板が無く「ここかなぁ?」と心配になり、通りがかったご近所さんに聞いてから玄関へ入りました。玄関ホールはガラーンとして、左手にチェックイン手続きなどを行う小さな事務所、正面にはビューティーサロンのような店がありました。
宿泊施設は建物の2階にあります。案内された部屋は狭すぎず広くなくの丁度いい大きさで、窓は大きくないものの数か所にあり外光がよく射し込み明るい印象を受けました。大きな道路から離れているため昼夜問わず静かなのも良かったです。
設備・備品はダブルベッド一台、効きのいい冷房、薄型テレビ、ミニ冷蔵庫、シャンプー、ボディソープ、固形石鹸、トイレットペーパー、バスタオル。ペットボトルウォーターは1本まで無料。インドの宿ではなぜかシャンプーが置かれていない所が多く、商店で一回ずつの個包装になったシャンプーを買うのがよくあるパターンですが、ここには珍しく置かれていたので助かりました。
ベッドはダブルが一台ですが、シングルベッドを2台くっつけたような構造で、片方が寝返りをうっても振動が相手に響きません。ただしマットレスは板のようにとても硬いです。シーツ、枕は真っ白清潔で、嫌な臭いもありません。クローゼットの中には厚手も毛布があり、これもフワフワで清潔です。
シャワーは固定式で満足いく温度と水量のホットシャワーがたっぷり出ました。
そして何より水回り・客室内・共有スペースの全てがとても清潔で何のストレスもなく利用できました。
椅子とテーブルが置かれた共有スペースです。といってもこの日は他にお客さんがいなかったので、自由に使うことができました。
共有利用できるキッチンには流し台もありました。
自由に使える湯沸かしポットやトースター。
豊富な紅茶・お茶セットも置かれていました。なにしろ一泊だけの急ぎ足滞在だったので、ぜんぜん活用できませんでした。
お宿で用意してくれた朝食です。料理担当のお兄さんがいたんですが、あまり料理が得意じゃないかな。周囲には少し歩けばローカルな飲食店やマクドナルドもあります。朝は近くで野菜やフルーツを売る屋台もたくさん出店していて美味しいライチを安値で買うことができました。朝食は部屋代に含まれてますが、まぁ外に食べに行ってもいいかな。
オーナーさんと思われる方はチェックイン以降は接することもなく館内は妙にガラーンとしていて、ちょっと不思議な所だなぁという印象も受けました。
Travelling Troopers Homestay In Varanasi データ
インド・バラナシ(ニューシティ)
→Googleマップでみる
一泊一部屋(朝食付き)1199ルピー
朝から入室したので追加料金250ルピーかかりました
2019年5月25日宿泊