2019年7月3日
1週間湯巡りを満喫したインドの温泉街「マニカラン」から再びインドの湯治場バシスト村に戻ってきました。なんだかここ最近はずっとインドの温泉地ばかりウロウロしてるなぁ。
ヒマラヤを望むバシスト村は果樹園に囲まれ牛が草を食む牧歌的な村です。最大の魅力はタマゴ臭がぷんぷん香る熱めの温泉が湧いていて、男女別に浴場が整備され誰でも浸かることができること。
そんなワケで、いつものバシスト村の朝です。
いつもの山々、いつもの温泉、いつもの牛たち、1週間ぶりのバシスト村は特に変わったことはありませんでした。
変わったことといえば、マニカランから戻った後の宿泊先を「ニューダルマゲストハウス」にしてみました。ここはバシスト村に初めて来たときにオートをシェアした韓国のお嬢さん達が泊るといっていたゲストハウスです。
清潔で眺めもいいし料金手ごろだし、オーナーはとても真面目。なんといっても大麻などは使用禁止で変な勧誘もなくストレスなく過ごせます。
村のオバちゃん達の気の強さも相変わらず。女湯は寺院の中にあるので基本は履物を入口で脱ぐんですが、風呂に限っては浴室の手前まで履いて行く人も多く、それを好ましく思わない人もいて、「寺院の入口で履物を脱ぐ派」(朝7時頃入浴)と、「浴室の手前まで履いて行く派」(朝5時頃入浴)のちょっとした派閥みたくなっています。
ところがなんと今朝「脱ぐ派」のオバちゃんが何故かいつもより早く来てしまい、「履いていく派」のサンダルを日向小次郎なみの雷獣シュートで全部外へ蹴り飛ばしてたよ~。凄いよ~。インドのオバちゃんの気の強さは半端ない。
その温泉浴場に大きな動きがありました。長らく工事中だった「寺院用露天風呂(男湯)」の浴場が今日、ついにオープンするらしいのです。
バシスト村ではこれまでも男性用露天風呂ひとつと女性用内湯ひとつ浴場があり、この寺院用がオープンすれば浴場が全部で三つになります。
「やったーオープンしたらさっそく浸かろう!」と三昧が興奮していたら、この浴場は寺院(信者)専用らしい。残念。
新浴場オープンのこの日、お祝いのセレモニーが盛大に行われました。インド版「温泉感謝まつり」みたいな感じかなぁ。
男性陣が帽子にかわいい花をあしらってる。ジャケットもきまってる。帽子とセーターの色も揃えて、やっぱりインドの男性はオシャレ。
うおー、凄い人だ。地元の人と観光客入り混じっての大混雑。バシスト村にこんなに人がいたんだ。
見たこともないような楽器に興味津々。
重い重低音だったり、軽い高音だったり、いろんな大きな音が鳴り響きます。
太鼓隊もいます。
こちらにはおめかししたかわいらしい羊さん達がいました。はっ!この羊さん達はもしや?生・・・?
主役のお神輿登場。
このお二方が神事を中心的に行うのかな。
お神輿は新しく浴場のオープンするお寺の中へ。
お神輿と群衆が大移動。
お神輿がお寺から出て来た。
お神輿と群衆が盛大な鳴り物と共にマナリの中心地に向かって下ってゆきます。
何かお香のようなものを焚いて担ぎ手に向けています。もしやマナリ名物でシヴァ神様の好物?違うか。香炉を持った男性は常に後ろ向きで坂道を下っていくから大変。
お神輿はマナリの○○寺まで行くと言ってました。(肝心の寺院の名前忘れ)
動画もどうぞ。(29秒)
そして誰もいなくなった。
皆に覗き込まれているコチラは何かというと・・・
本日の主役、新しく改装オープンする寺院用浴場です。オープンをいまかいまかと待ち構えていたオジサン達が一番風呂目指してすんごい勢いで飛び込んて来た。
脱衣も速い、速い。体を洗うのも速い速い。オッサーンの温泉浴場一番湯ダッシュは印日共通みたいよ。
夕方です。
子供たちが日本のカゴメカゴメとそっくりな遊びをしていました。歌は違うけどルールは一緒みたい。
インドではときどき昭和の時代にタイムスリップしたような光景を見かける。