台湾のうまいもん場当たり捜査・台北編

台湾(といっても台北と台中だけ)の食に関しては、一切下調べをせず場当たり的に食べ歩きました。結果としては、自分の好みにバッチリ合ったものや、逆に全然ダメだったもの、いろいろありました。

 

インパクト大賞はやっぱり臭豆腐ですね~。これだけは最後までダメだったなぁ。奴を売る店の近くに行くだけで、あの腐った生ごみのような匂いがするじゃないですか、でも世の中には臭くても美味しい食べ物はたくさんあるので、例えば焼くとウンコの匂いがするトビウオの干物が美味しかったり、納豆は臭ければ臭いほどおいしかったり。でも臭豆腐だけは違いました。食べてもやっぱり強烈にアレでした。ところが三昧は「おいしい」って、パクパク食べてるんですよね。人の味覚ってホントわからない。

実は台湾の食に関してはちょっと自信があったんですよ。学生のころ2年間ほどスタッフはほぼ台湾人という高級本格台湾料理の店でアルバイトしていたんですが、料理人にオーダーを通すため台湾語で記入しなきゃならなくて、かなりの料理名を暗記しました。そして時は流れウン十年、いよいよその時の知識が生かせる時が来たぁ!と意気込んでいたら・・まるっとすっかり全てが忘却の彼方。年取るって・・怖いわぁ。

それでは台湾のうまいもん場当たり捜査結果発表します。
ちなみに順番はおススメとか、美味しい順とか一切関係ありません。

 

 

MTR中山國小駅から歩いて5分ほど、宿泊したホテルの近くにあったこのお店。記念すべき台湾第一食目がこちらでした。

 

 

鶏肉飯、玉米排骨湯、魯肉飯という台湾ど定番を注文しました。味の濃いご飯類と、優しい薄味のスープの組み合わせが美味しかったなー。他のお客さんが食べていたので「あれも!」と注文した空心菜の炒め物(画像がボケちゃってますが)。香ばしいニンニクと、甘じょっぱいタレが美味しかったです。


 

MTR中山國小駅から歩いて5分ほどの晴光市場とその周辺の屋台街と飲食店。宿泊したホテルの近くだったんで昼夜問わずここばっかり通ってました。

 

 

まずは常に人だかりのあるコチラ。阿富海鮮粥という店名でしょうか?「これだけいつも賑わっているんだから、よほど美味しいに違いない」と立ち寄ってみました。

 

看板メニューの海鮮粥、そしてカキ粥、海鮮の揚げ物を注文。火傷注意報のアツアツ粥は使い捨ての紙の容器にたっぷり盛られ海鮮の具もたーーっぷり。特にカキはいくら食べても無くならない!やや薄味気味なのは台湾流なんだと思います。塩コショウの利いた海鮮の揚げ物もおいしかったー。特に端っこに盛られている塩気のあるキュウリと一緒に食べるとより一層よいです。それにしてもお粥って朝食べるイメージがあったけど、夜も大賑わい。食べたいときに食べればいいんですね。


 

こちらは屋台街近くにある、常に混雑している鍋屋さんです。

 

 

各種鍋の写真が並び、注文もオーダー用紙に記入するだけなので難易度は低いです。

 

 

私達は海鮮豆腐鍋と麻辣鍋+ライスを注文。ライスには生卵がついてきて、周囲の様子を見ると最後は「おじや」にして〆るようです。海鮮は普通に美味しい鍋ですが、麻辣鍋はビックリするほど激辛で、しかも奴が入ってやがりました!奴ですよ、奴、私の天敵の臭豆腐(揚げたやつ)ですよ!わ~揚げ出し豆腐入ってる♪なんて無邪気に口に入れた日にゃ、ちょっとしたテロ状態ですよ。あぁ恐ろしや。鍋はひとつひとつ量が多く、最後のオジヤまでやると相当キツイです。食べ終わるころお腹の様子を見て追加オーダーするのも手かな。

 

台湾では相席は当たり前なんですが、この店はその集大成のような状態で、最後の晩餐かってくらい長いテーブルに皆でズラーーっと並んで食べます。私達の目の前は若い台湾カップルでした。得体のしれない日本人が目の前で、せっかくのデートも気まずい雰囲気になったと思われます。冷たく甘いお茶も飲み放題です。


 

屋台のカットフルーツ屋さんです。この晴光市場併設の屋台街には数軒のカットフルーツ屋さんがあるんですが、量=値段で見ると、どこもだいたい同じくらいの値段です。このお父さんのところは3パック100元でした。果物は丸のまま買った方が安いに決まっているけれど、ホテル住まいの旅行者はそうもいかず。フルーツが食べたいときはカットフルーツに助けられます。


 

フルーツ繋がりで釈迦頭です。以前タイでは何度か食べたことがあるんですが、台湾でも採れるとは知りませんでした。しかもこの釈迦頭、台湾に来たばかりのころは見かけなかったんですが、ある日を境に急にあちこちに並び始めました。もしかしたら解禁日とかがあるのかもしれません。台湾ではその名も「台東釈迦」として売られていました。

試しに三つ買ってみたところ、まだ完全に熟してなく追熟が必要状態。釈迦頭の追熟は決して冷蔵庫に入れず常温に置き、表面が柔らかくなったら「いただきまーす」という具合。強い甘さのねっとりしたカスタードクリームような果肉が特徴で、とーーっても美味しい釈迦頭ですが、難点がひとつ。かなりの確率で虫がつきやすいんですよ。以前食べた釈迦頭にもいて、今回もしっかりと虫がついていました。まぁ、人間が美味しいものは虫も美味しいってやつですかね。


 

 

晴光市場近くの牛肉麺屋さんです。牛肉の乗ったその名も牛肉麺です。

 

麺はうどんのようでした。台湾の名物料理のひとつということで食べてみました。これもなかなか美味しかったです。その後いくつかの店で牛肉麺を食べましたが、結構当たり外れがあるんですよね。好みの問題ですが。


 

みんな大好き、カキオムレツです。こちらは晴光市場併設の屋台で注文したものです。

 

 

台湾のあんかけ細麺というべき大腸麺線とともに注文しました。こちらのカキオムレツは比較的ボリュームがあって、カキもたっぷりで食べ応えがありました。その後、別の場所の店でもいただいたんですが、そちらは目にも鮮やかなピンクの甘ーーいソースで、小ぶりのカキが少ししか入っていませんでした。カキオムレツにもいろいろあるんだと思います。


 

晴光市場併設屋台の水餃と牛肉麺の店です。よく見たら日本語表記もありますね。せっかくなので、看板メニューの水餃と牛肉麺を注文しました。

 

 

水餃はニラがたっぷりで、とっても美味しいです!牛肉麺はちょっと淡泊な味ですね。ここの水餃がおいしくて次の日も食べに行ったら、満席で食べられず。結局食べたのは一回きりになってしまい残念です。


 

晴光市場に店舗を構える水餃屋さんです。

 

先ほどの屋台がニラ餃子に対して、こちらは肉餃子です。肉がビッチリ詰まった食べ応えのある餃子です。店の外では餃子が作られ、注文が入ると出来立ての餃子を湯の中に投入するという「作りたて・茹でたて」の美味しい餃子屋さんです。酸辣湯も注文しましたが、この中に餃子を投入して一緒に食べても美味しいです。


 

 

こちらも晴光市場近くに店舗を構える水餃屋さんです。公園のすぐ近くにあり、訪問時は持ち帰りのお客さんが引っ切り無しに来ていました。屋台がニラ餃子、先ほどの市場の店が肉餃子に対して、こちらは野菜と肉がバランスよく入っていました。注文書に数を記入するのですが、日本語表記もあって注文の難易度は低いです。

 

 

餃子は大きめでかなり食べ応えがあって、食べきるのが大変でした(注文し過ぎました)。店舗によってそれぞれ特徴があって、こうして水餃を食べ歩くのも楽しいですよ。


 

 

晴光市場屋台街にいつも出ているソーセージ屋さんです。そもそも山猪ってなんだろう?「イノブタじゃないの?」ってことで落ち着きましたが、一般的なソーセージと比べ粗挽きも粗挽き、噛み応えがおそろしくあり「肉を食べてるぞ!」というソーセージでした。


 

 

晴光市場の細い路地に店舗を構える甘味屋さんです。なんと日本語メニューもあって助かりました。雨の続いたちょっと肌寒い日に、ピーナッツと白玉のおしるこを持ち帰りました。

 

甘さ控えめで小豆風味が満点です。とっても美味しかったな~。


 

こちらは先ほどのお店近くに店舗を構える、日本の大判焼きを売る店です。この大判焼き(回転焼き)、店だったり屋台だったり、あちこちの店で見られます。

 

 

こちらの大判焼きは手作り感のある甘さ控えめで小豆感たっぷりの具が、とーっても美味しいです。できたてアツアツで、幸せ気分に浸れました。お店はご家族経営なのかな?店員さんの笑顔もかわいいです。


 

晴光市場の屋台街横には、いつも若者で賑わうドリンクのお店も数軒並んでいます。その中のミルクティーをウリにしている一軒が常に行列でよほど美味しいに違いないのですが、若者に混ざって列に並ぶのも気が引けます。

 

 

で、すぐ近くのお店でテイクアウトしました。こちらもお客さんが引っ切り無しに来て賑わい、そしてとても美味しかったですよ。

私は台湾の仙草が好きなんでドリンク状の仙草を時々買ったりもしました。仙草はちょっと漢方っぽい風味のするもので、よくゼリー状に固めてガムシロップをかけて食べます。ドリンク状のものには、トッピングで注文すればゼリー状の仙草や冬瓜などを入れたりもできます。ちなみに「焼仙草」はホット仙草のことです。最初知らないで注文したら熱々の仙草が登場して驚いたな~。

台湾でアイスドリンクを注文すると、必ず「氷は入れる?」「甘さは?」と聞かれます。特に甘さは細かく段階分けがあって、私はいつも半分でお願いするんですが、それで日本でよく口にするアイスミルクティー位の甘さでした。そう考えると砂糖の全部入れって相当甘いに違いない。

 

それでは、台中編に続きます。

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