ベトナムで泊まった宿5軒を紹介

台湾、香港での足慣らしを経て、いよいよ本格的に旅をスタートさせたベトナムです。まずは初心者らしく安全・安心・快適優先、料金は度外視して選びました。
 

ミティサホテル(ダナン)

 

ダナン市街地のロン橋から歩いて5分ほどの場所にある中規模ホテルです。以前あったホテルを改装オープンしたのか、はたまた日々のメンテが良いのか、まだ新しい印象のとても清潔なホテルで、客層は韓国人のツアー客が大半を占めていました。スタッフはいつもにこやかなドアマンを筆頭に、フロント、レストラン、清掃係など大勢のスタッフが働いていました。

今回宿泊した部屋は八階にあり、広い窓からは街の景色が一望です。悠々と流れるハン川も望め、夜は夜景がとても綺麗でした。部屋は広々としていて、使い勝手のいいシャワー、トイレ、備品はタオルセット、歯ブラシ、石けん、シャンプー、ボディソープ、湯沸かしポットなど必要なものはほとんど揃っています。なんとこのホテル、贅沢にも屋上にはプールまでありました。ホテルの周囲には飲食店も豊富で、観光名所のダナン大聖堂や市場も徒歩圏内です。

朝食は二階の食堂でバイキングスタイルです。メニューも豊富で数種のベトナムらしいおかず、フルーツ、デザート、注文すればオムレツやフォーも料金内で作っていただけます。唯一の難点は、せっかくコーヒーの美味しいベトナムにありながら、一度作り置き(?)したコーヒーをウォーマーで温めなおすので、いまいち美味しくなかったこと。しかも温めが間に合わず、ぬるーーいホットコーヒーが置かれている事もありました。

いわゆるバックパッカー向けの安宿ではなくツアー主体の中級ホテルですが、ベトナムに来たての身には体も休められて丁度良かったです。またダナンでは時々停電が起きるんですが、ミティサホテルは自家発電を持っていて、停電2分後には電気が復旧しました。

▼宿泊した部屋(カップ麺・菓子は有料です)

 

▼部屋からの眺め

▼屋上にはプールもありました

▼朝食

 

 

 

一泊約5000円弱
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊利用日2018年11月12日・13日・14日・15日・16日

 

フエ フォーシーズンズ ホテル(フエ)

 

観光客相手の飲食店、ローカル食堂、レンタル自転車、洗濯屋、バー、コンビニなど、あらゆる店舗が周囲に連なる、まったく不自由のない場所に建つホステルです。周辺は賑やかですが、表通りから少しだけ路地に入った場所にあるので、ちょっと下町チックなローカル雰囲気も漂います。

建物は新しくはないですが逆にレトロ感がいい味を出していて、まだ若いオーナー夫妻をはじめとするスタッフは家庭的で、どこかベトナムのお宅にお邪魔しているようなホッと癒される空間となっています。

宿泊した部屋は4階でとても眺めがよく、周辺のご近所さんの屋根や中庭が見え、毎朝早朝にはニワトリが元気よく鳴いていました。その他にも大群で飛び回るツバメ達の賑やかな声、どこかのお宅で定期的に叩かれる木魚の音、近所で遊ぶ子供たちの声、夕方から夜にかけては近所の飲食店の音楽(だいたい22時頃には静かになる)、とにかくまぁいろんな音が聞こえる場所でした。

部屋は一番安いスタンダードダブルを予約。レトロな雰囲気漂う部屋はとても綺麗に清掃され、床のタイルは土足禁止かと思ってしまうほどピカピカでした。また部屋にはベトナム雰囲気満点の趣ある家具が置かれ、照明はランタンになっています。備品はテレビ、ミニ冷蔵庫、使い切りシャンプー、歯ブラシ、タオル大中、湯沸かしポット、スティックコーヒー、室内用ビーチサンダルなど、必要なものはたいてい揃っていました。壁のスイッチでオンオフにするエアコンの効きもいいです。

シャワーはタンク式で、お湯を使い過ぎると一時的に無くなるタイプだと思いますが、我家が二人続けて使っても無くなる事はありませんでした。シャワーはやや古びていて、コック部分が外れやすくなっていますが、1~2回使えばコツもつかめると思います。水圧は若干弱めですが、それほど不自由は感じない程度です。

クリーニングは1㎏30000ドン、水1.5リットル10000ドン、500ミリリットル5000ドンです。クリーニングはすぐ近くの洗濯屋さんに頼むと少し安いですが、面倒くさいのでホテルにお願いしました。

朝食はいくつかあるメニューから好きなものを選びます。ザっと見た感じ卵料理+コーヒー+パン+フルーツといった感じで、朝食としては十分だと思います。バナナパンケーキもあって、他のお客さんが注文したのを見ると、それもおいしそうでした。朝食は注文の度に調理してくれるので、出来立て熱々を食べられるのが嬉しいです。

宿は若いご夫婦が経営されていて、どこかで接客でも学ばれたのかな?と思うほど昼夜問わずしっかりとした対応をしてくれます。その他にお掃除などするスタッフもいて、皆さんいつ会ってもにこやかで、とても感じのいいお宿でした。この部屋とこのサービスで、本当にこの値段でいいのかなぁ?と思ってしまうほどお得感のあるホステルでした。

▼フロントまわり・到着時に冷たいジュースとフルーツとおしぼりが出されました

 

▼宿泊した部屋

 

 

▼部屋からの眺め

▼朝食

 

▼ある晩、玄関前にお供えがありました。この日は近所の多くの家でこの光景が見られました。

 

一泊約1500円
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊利用日2018年11月17日・18日・19日・20日・21日・22日

 

ホワン ラン ホテル(ホーチミン)

▼訪問時は縦一列が工事中でした

 

ホーチミンでお世話になったホテルです。ホテル自体はまだ新しいとても綺麗で清潔感のあるミニホテルといった印象ですが、なんと縦一列が大々的な改装工事の真っただ中で、その騒音が朝の7時30分から始まりうるさいのが残念でした。場所は統一会堂などの観光名所徒歩圏内にあり、周囲は学校や日本総領事館などが置かれた落ち着いた場所にあります。実はその静かな環境をあえて選んでの宿泊だったので、この工事の騒音は本当に残念だったわけです。

部屋は三階(グランドフロアを入れると実質四階)にあり、不自由のない程度の広さで、清掃が行き渡り気持ちよく利用できました。備品はタオルセット、歯ブラシ、石けん、シャンプー、ボディソープ、湯沸かしポット、ドライヤー、ミニ冷蔵庫、テレビなど必要なものはほとんど揃っています。エアコンは日本製の新しいタイプで効きもバッチリでした。シャワールームも使い勝手が良いですが、お湯を使うと次第にぬるくなるタイプなのか、ちょっと水っぽくなったりしたこともありました。

周囲は徒歩圏内に飲食店もあり、道路を渡った目の前には韓国資本のコンビニもあり便利です。今回は改装工事中で残念でしたが、工事が終われば特に不自由もなく快適な滞在ができるホテルと思います。

▼宿泊した部屋

 

一泊約4000円
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi夜など繋がりにくい時間帯あり
宿泊利用日2018年11月24日・25日・26日

 

ウィンタースプリング ホーム&ツーリスト(カントー)

 

ホテルなどが集中する観光歓楽地区からはやや外れた、下町風情漂う「ふだん着のカントー」と呼びたい地区にあるホテルです。世界を旅したオーナー夫妻が「旅人が必要とするサービスの提供」をモットーに営業されています。

その言葉通り、無料貸しの自転車、洗濯機(乾燥機はないものの干場あり)、共有キッチン、朝食サービス、主人による安くて美味しい店の紹介など、旅をして「あるといいな」と思えるサービスがたくさん揃っています。

今回宿泊した部屋は三階で、最初に案内された際はその広さにビックリしました。予約よりランクが上の部屋が空いていたので、料金はそのままでそちらをどうぞと案内していただきました。感謝、感謝です。明るく広々とした空間にダブルベッド(マットレスは硬めですが古くて硬いのではなく、しっかりとした硬さという印象)、ハンモック、ソファーとテーブル、テレビ、エアコン、ミニ冷蔵庫、洗濯籠、豊富なハンガー、タオルセット、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシセット、ハンドソープと必要なものはほとんど揃っています。清掃も行き届き清潔で、とても気持ちよく利用できます。夜は静かで自分たちの喋り声だけが聞こえるという、ちょっとベトナムらしからぬ環境でした。

朝食は毎日違ったフォーが置かれ、その他にパン、セルフで調理する卵、ベトナム式コーヒー、フルーツ、手作りヨーグルトなどが並びます。

ホテルの周囲はすぐ近くにローカルな飲食店や、川沿いの市場、コーヒーショップ、ビンマート(ベトナムのコンビニ)、ちょっとかわったところでは服の問屋街のような場所もあって、観光地ではない周辺の街歩きも楽しいです。

今回ホーチミンからカントーに来るにあたり、フンチャンバスを利用したんですが、なんと到着したバスターミナルからホテルの真ん前まで送迎してくれるサービスがあり助かりました。

プライベートが確保できそうな仕切りのついたドミトリーもあるので、国境のへ向かう、もしくはこれからホーチミンへ向かう際に一泊だけという使い方でも重宝しそうです。

▼宿泊した部屋

 

▼トイレとシャワー

 

▼朝食はこちらで

 

▼曜日ごとに違った料理が用意されます

 

▼洗濯機もあります/自転車レンタルも無料

 

一泊約2200円
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊利用2018年11月27日・28日・29日・30日

 

ドンバオ ホテル アンザン(チャウドック)

 

カンボジアへの国境越え前に宿泊したホテルです。すべてがコンパクトにまとまった、日本でいうビジネスホテルのような所です。受付ではベトナムでは珍しく物腰の柔らかな若い男性が迎え入れてくれました。

案内された部屋は一階(レセプションをグランドフロアとしているので日本でいう2階)、道路側から離れた一番奥でした。こぢんまりとした部屋にダブルベッド、エアコン、テレビ、湯沸かしポット、ドライヤー、タオルセット、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、シャワー用のビーチサンダル、豊富なハンガーなど必要なものはたいてい揃っています。ただ冷蔵庫はありませんでした。

部屋は清潔に保たれていて気持ちよく利用できます。備品のタオル類も真っ白でした。ベッドが固めなので、これは好き嫌いが分かれそうです。一応部屋は禁煙となっていましたが何故か灰皿が置かれていました。そして少しタバコの匂いもします。

シャワーは香港でよく見られるトイレと一体型です。これに関しては個人的には全然嫌ではありません。シャワーの勢いとお湯の出もバッチリで、存分にお湯を使えるのが嬉しいです。

この部屋の難点としては、防音があまり効かないようで、外のスコールや犬の鳴き声がよく聞こえます。ただそれも収まり夜ともなれば一切音のない静寂の世界になります。チャウドックの街全体に街灯が少なく、日中はとても賑やかですが夜遅くに出歩く人は少ないんだと思います。これまで滞在したベトナムのどの街よりも静かでした。

レセプション近くでは数羽のインコと文鳥が飼育されていて、インコが大好きな私は眺めているだけで旅行疲れが癒されました。逆に鳥が苦手な人は甲高い鳴き声すら苦痛になると思うので、その場合はレセプションから離れた部屋をリクエストするといいと思います。そのインコ達も夜に館内の照明が減らされると、おとなしく寝てしまいます。

ホテルの周囲は飾り気のない下町風情でローカル色が強いです。飲食店や市場、屋台も多く、観光地や賑やかな街では得られない素顔のベトナムに触れられるような気がしました。

▼館内にはかわいい小鳥もいます

 

▼宿泊した部屋

 

一泊約1800円
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
宿泊利用2018年12月1日・2日
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