【ウズベキスタン・ブハラ観光2】 アルク城・ボロハウズモスク・ヨブの井戸霊廟

ブハラ観光の続きです。ブハラは移動日も含め4日間、丸々フリーは2日のみのギュウギュウ日程を予定しているので、観光もギュウギュウのハイペースで巡ります。

カラーン・ミナレットのあるポイカロン広場(→前回の記事)を出る頃には正午に近づき、朝はまぁまぁ大人しかった太陽光線も本格的に牙をむきはじめました。暑い…暑すぎる。

 

湿度は低いけれど、なんなのウズベキスタンのジリジリと焼き付ける太陽光線の凶暴さは。

 

アルク城と博物館

やって来たのはアルク城。昔々のお城を囲む広ーーーい広場に頑丈そうな城塞。これだけしっかりした造りなのに何度も破壊されてきた苦い歴史があるらしい。平和な現在、内部は博物館になっているので入口を目指します。

 

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歩けど歩けど入口に辿り着かない。城塞デカ過ぎ問題。

 

ジリジリ照り付ける太陽光線が暑過ぎて早くも休憩。「お兄ちゃん、ジュース一杯もらおうか」

 

生き返りました。

 

ようやく辿り着いたーー!ちなみにアルク城前の広場もサマルカンドと同じ「レギスタン広場」という名前で、昔は公開処刑が行われた場所らしい。怖いねー。

 

では入館。入ってしばらくは薄暗い通路で、網走監獄みたいに昔の牢獄の様子が再現されていました。公開処刑に牢獄。なかなかのダークっぷりです。

 

城塞内には大小いくつかの棟や部屋があり、それぞれに様々な展示物がありました。

 

主な展示物は博物館大定番の壷、コイン、衣料その他もろもろ民俗系など。展示室は空調効いて涼しー。よし、じっくり見学して長めに居座ろう。

 

展示されている絵がナウシカっぽい。

 

モスクもあります。

 

おやっ!?この柱や天井は木製なんだ。凄いな。

 

内部には書きうつされた書籍、コーランなど多数展示されていました。

 

アラビア語かなぁ?ぜんぜん読めません。

 

ここは王座の間のハズですが、現世では盛大にお土産屋さんに取り囲まれてました。ここだけじゃなく城塞内の至る所にお土産屋さんが出店中。

 

ウズベキスタンは、歴史的建造物の間にナチュラルに溶け込むステルス土産店が多い。

 

建造物や展示物を見ていたのに、いつの間にか土産物を見ていたパターンが多々ある。さすがシルクロードの十字路、商人精神半端ない。

 

展示室から展示室へ移動中に出くわした謎の空間。

中央にトイレにしか見えない穴があり、用足しポットが置いてある。まさかこんな所にトイレ!?…んなワケないか。

 

この展示室では19世紀後半の家庭の様子が再現されていました。この写真、インドとパキスタンの国境近くでお邪魔したお宅に、なんとなーく雰囲気が似てる。

 

日本みたいなコタツ使ってる。

 

お次は化学博物館的な展示室。壷やコインより断然こっちの方が好き。

 

家畜とにらみ合う野性的な猫。

 

砂漠の仲間たち。

 

キツネに対する強い悪意を感じる。

 

その後も展示物や城塞内をねっとりねちねち見まくって「よし!じゅうぶん涼んだし元は取った!」と、ようやく外に出てきました。

 

素朴な鳩(ニワトリ)笛が無造作に売られてました。これ欲しいなぁ。

 

ボロハウズモスク

お次はアルク城の近くにあるボロハウズモスクに寄ってみました。今も礼拝に使われる現役バリバリのモスクです。アルク城の王様もこのモスクまで礼拝に来ていたらしいです。ってことは、相当歴史がありそう。

 

こちらのモスクも柱が木製なのですが、建物のサイズからして妙に細め。磨いたり彫り物してるうちに、どんどん細くなっちゃったのかなぁ?

 

モスクの前では、伝統的な絵付けをする職人兄さんがいました。「写真いいですか?」声をかけるとOKとのことで一枚。

写真を撮ったからといって、どこぞのザドゥみたいにお金よこせとか、何か買ってとか一切なく絵付けに没頭する兄さん。寡黙な御方でした。

モスク入り口には、ちょい軽めなノリのおっちゃんがいて「信者じゃないけど入っていいの?」と聞くと明るく「OK、OK」と。「内部は写真を撮っても大丈夫ですか?」と聞くと「OK、OK」(本当かな~)念のため別の人にも聞いたら大丈夫でした。現役バリバリのモスクは見学や撮影には一段と気をつかいます。

 

おぉぉ!青いぞ!?静かなモスク内は、まるで海の中にいるようでした。

 

ヨブの井戸霊廟(Chashmai Ayub Mausoleum)

予言者ヨブの井戸です。

 

見えずらいですが、とんがり屋根に乗るコウノトリのオブジェがかわいい。

 

昔々この地にやって来た予言者ヨブ様にまつわる聖なる水が汲めるらしい。

 

ヨブ様井戸に群がるマダムに「飲める?」と聞いたら「飲める、飲める」と言うので、もちろんいただきますよ。

サマルカンドの聖なる水」に続いて第二弾。聖なる水を飲みまくってご利益満点。味は成分マシマシの「鉱泉」といった感じでした。

 

ヨブ様井戸の近くにある、このちよっと奇抜な建物は何だろう?と近づいてみたら博物館と書いてありました。建物が気になったので外観だけパチリ。

 

中央市場(Central Bazaar)

ヨブ様の井戸近く、水道橋のようなオブジェの向こうに規模の大きな、主に地元民向けバザールがありました。

 

せっかくなので本日の観光の〆にウロウロ。

 

ここで一休み。

 

おいしいアンズジュースでした。(なぜか謎の記念撮影)

 

ここにも昔の車があった。ウズベキスタンでは、こういう懐かしい車をちょくちょく見かけます。

 

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