【ウズベキスタン】ブハラ動物園(廃墟系)

2019年8月27日

サマルカンド→ブハラと続いた荘厳豪華な歴史的建造物の連打に、そろそろ頭が疲弊してきたので、今日は何も考えずに楽しめそうな動物園に行ってみることにしました。

感想から先に言うと、これまで訪問した動物園の中でも、かなり鄙び…というか、廃墟系。

 

ブハラ動物園は昨日行った「中央市場」や「予言者ヨブの聖なる水」の近くにあります。ほのぼのとしたチビッコ遊園地を通過。

 

ファミリーの姿はチラホラあるものの、なんだか閑散としてる。

 

ブハラっ子は、あまりこういう所で遊ばないのかな?

 

おや?どこかで見たことあるような、無いような。

 

他人の空似…かな。

 

動物園の入り口です。ゲートの劣化や汚れが激しくて、一瞬、廃墟かと思ってしまった。

 

おそるおそるゲートを入ると動物がいたので、やっぱりここが動物園だった。インドのラダックにいたヤクやゾみたいな毛足の長い黒い牛がいました。

 

それほど広くない園内には、古い資材が放置されていたりと雑多な印象。そして、とにかく動物のケージを含む全ての設備が「旧ソ時代から使ってるんじゃないの!?」と思うほど年季が入り過ぎて、あちこち崩壊しかかっている。

 

動物がいなければ、もう何年も前から放置された廃墟にしか見えない。おそらくブハラ市営なんだと思うけれど、大丈夫なんか?ここ。

 

肉食獣コーナーです。ケージの造りが簡素で動物と見学者の距離が近い。

 

ライオンも手をのばせば届きそうな近さ。

それにしても体のサイズにして飼育スペース狭すぎないかい?さらに設備が古くて染み付き臭強め。

 

このオオカミさん(?)は白くカビカビに変色した糞が残されていて、おいおい人手が足りてないんじゃないの?と管理が心配になる。そしてとにかく何度も言うけど、肉食獣コーナーの飼育スペース狭過ぎ。「リフォーム早よ」と動物さん達も申しております。

 

トカゲくんコーナー。

 

インココーナーです。

 

オカメインコ、ボタンインコ、セキセイインコ、名前がよくわからない謎インコなど、小さいインコがたくさん飼育されていました。

 

園内でここが一番平和な雰囲気。

 

七面鳥とニワトリが放し飼いされていました。白くてデカいのが羽根を膨らませて、黒い七面鳥たちに何かしらのアピール。この後、黒い七面鳥全員に逃げられてました。

 

鳩もいるよ。鳩たちも放し飼いみたい。

 

ウサギコーナー。箱の中に大きいウサギがいるらしく、ファミリーで来ていた若奥さんが外からバンバン叩いて追い出そうとしてた。もちろんウサギはビビって出て来なかった。

 

上に屋根掛けされたシートがボロボロになり過ぎて、いよいよ廃墟ムードマシマシのこのエリアは、ブハラ動物園が一番力を入れている感のある猛禽コーナーです。勝手なイメージですが、この動物園は鳥類が好きっぽいです。

 

ゾロアスター教がメイン宗教だった時代には、さぞや大活躍だったと思われる、体の大きなハゲワシくんがいました。

ここのハゲワシくん達は妙に人慣れしていて、ケージに近づくとサササと寄って来て、何度もこちらの顔をのぞき込んできたりします。遊んで欲しいのかな。

 

こちらのケージは…

 

フクロウでした。鳥類のケージは「飛ぶ」を考慮してか、哺乳系のケージと比べ広々してました。

 

猛禽コーナーでビビったのが赤丸箇所の穴。通路に突如、囲いも無く穴が開けられている事にもビビるけれど、この穴の用途にビビった。猛禽ケージの下に繋がる構造と思われる穴の中を覗くと…

 

ウサギさんが。

まぁ自然界では「当たり前」のことなんだけど、軟弱な日本人としては、このストレートな構造にビビるわけですよ。

 

遊具もなかなかの鄙び系。

 

最後に見た動物は、草むらでウンチする猫でした。

ブハラ市長さん、動物園リニューアルの資金投入、早よ、早よ。

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