2019年8月23日
シヨブバザールの後は、近くにあるビビハニム・モスクとビビハニム廟に寄ってみました。→シヨブバザールの記事はこちら
軍事の天才で広大な領土を築いたティムール。その奥さんの名前を付けた大きなモスクを建築。それがここビビハニム・モスクです。
とにかく大きい。どぉぉぉーーーん!画像に小さく写る三昧と比べてもその大きさがおわかりいただけると思います。
これだけの建造物、クレーンもショベルも無かった時代に大変だったろうなぁと思っていたら、なんとインドから連れて来たゾウを大量投入して造り上げたらしいです。
けれど完成からほどなくして、デザイン性と大きさばかりを重視し建築技術が追い付かなかったのか、あちこちで崩壊が起こり、さらに大地震が追い打ちをかけ無残にも廃墟同然となってしまい長年放置。
ソ連によって歴史的建造物としての価値が見直され、修復がはじまったのは1974年らしい。
まだ修復途中と思われる箇所も。
全てを真新しくビシーっと修復するんじやなくて、こういう部分をあえて残すのも、この建造物の歴史の一端を知ることができるので、いいかもしれない。
ドームの上に草が生えてサボテンみたいになってる。
大理石でできた大きな書見台(ラウヒ)。この書見台を3周すると願いが叶うらしいですよ。何人かがぐるぐるまわってました。
ビビハニム・モスクの向かいには、奥さんとそのお母さんと姉妹のお墓「ビビハニム廟」もありました。
外の石板に埋め込んであったこれは何だろう??
お墓ということもあって、内部の写真を撮っていいかわからず聞くと大丈夫でした。
棺の前にはベンチスペースがあって、見学者が座っています。
綺麗な織物の掛けられた棺が五つ。四つは明るい色調の同じ柄、ひとつだけシックな色合いの落ち着いた柄の織物が掛けられていました。