安達太良山への登山後に立ち寄り訪問した岳温泉のお宿です。温泉と各種アクティビティが体験できる宿とも謳っている宿です。お宿外観や館内施設などから廃業旅館をリニュアルして営業と思わせる雰囲気があります。海外のゲストハウスには必ずと言っていいほどあるゲスト共有のスペースや、ゲストが自炊できる設備や備品が揃うキッチンスペースもありました。
訪れたのはお昼の12時半過ぎ、タイミングよく浴室では先客無しの終始独占となりました。脱衣所にはカメラ携帯電話等の浴室への持ち込みを禁止する表示があります。 湯温の異なる浴槽が二つあり、違いは熱湯と適温が楽しめる造りとなっています。一つは L 字型の10人サイズ浴槽、 もう一つは長方形4人サイズ浴槽となっています。 お湯は薄白濁、細かな白い湯花が浴槽内をウロウロと彷徨っていました。目立つのはスベスベ浴感と酸味強めのお湯、これはお好きな方には好まれるお湯かと思います。
(三昧・2022年8月)
岳温泉街のメイン通りに位置するお宿です。廃業宿をリニュアルしてゲストハウスとしてオープンしたようです。外観は一昔前の観光ホテルですが、館内は明るく若者向けなポップな印象で、これはタイなんかでよく見かける今どきのオシャレ系ゲストハウスと同じような雰囲気だなと思いました。ちょっとした案内も英語が使用されて、海外からのお客さんもターゲットとして大いに意識している感がありました。
浴室は男女別に内湯がありました。露天風呂は無いですが広々とした浴室で窮屈さはありません。フロントエリアなど館内はリニュアルされていましたが、それに対して訪問時の浴室は年季が入り、ここは以前のそのままを使っている印象でした。
浴室には大小ふたつの浴槽があり、脱衣所から入って正面の大浴槽は12~3人サイズの広々浴槽に薄白濁をした適温の湯が掛け流されています。湯元(くろがね小屋で楽しめる)の硫化水素臭は消えて明礬の甘い臭が目立ち、こちらの方が強い酸味を感じます。湯の中には細かな白湯花が舞い弱いスベスベ感が心地よいです。
脱衣所から見て左手にある5~6人サイズ浴槽は大浴槽に比べてかなり高温設定のためか圧倒的に鮮度良く、薄白濁にそっとつかると浴槽底に沈殿していたパウダー状白湯花がモクモクと舞いあがる様子が楽しめました。
(まぐぞー・2022年8月)
▼岳温泉街のメイン通りに位置しています
▼ちょうどお祭りの準備中でした
▼マウント・イン外観
▼お洒落な館内
▼お子様コーナー
▼座り心地の良さそうな椅子もありました
▼黙々とPC打てそうな共有スペース
▼安達太良の冷たく美味しい水
岳温泉 mt.inn(マウントイン) データ
福島県二本松市岳温泉1-7
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0243-24-5234
7時~21時
600円
訪問:2022年8月
岳温泉 mt.inn(マウントイン) 温泉分析
元湯(5源泉の混合、ノッチタンクにて採水)単純酸性温泉 56.7℃ 1290L/min(自然湧出、但し混合泉の利用量として) pH=2.5 溶存物質計=632.3mg H=3.2mg(37.92mv%) Na=14.0 K=6.4 NH4=0.7 Mg=9.5 Ca=6.2(21.65) Al=15.5(20.57) Mn=0.5 Fe2=1.1 Fe3=0.2 F=0.3 Cl=2.5 Br=0.3 HSO4=38.6 SO4=362.2(93.90) H2PO4=0.4 H2SiO3=137.5 HBO2=2.9 H2SO4=0.3 H2S=0.5 (H21.6.16)※温泉利用状況=(天然温泉、源泉掛け流しの酸性泉です)と案内あり