熱塩温泉 下の湯共同浴場 2003年

いつ何時も共同浴場巡りは楽しいものです。熱塩温泉街といっていいのか、そんな中に「下の湯共同浴場」はある。建物の色が目を引く鮮やかな水色なので場所は分かるかと思います。料金はお隣の叶屋商店へ入湯前に支払います。共同浴場の入り口を開けるとすぐに男女一緒の脱衣所があるのでちょっとびっくり。とりあえずは男女別々の浴槽になっています。

浴槽はタイル張りのとてもシンプルなもの。浴槽隅の源泉溜まりに木栓があって手動で投入量を調整する仕組み。湯は無色透明、苦味、塩味で浴感充分で満足のいくものです。ただ源泉が熱い為、あんまり源泉を入れられないので浴槽内の湯はなまり気味。また脱衣所の上部に棚があり、次亜塩素酸ナトリウムの容器箱から極細の管で浴室の源泉溜まりへのびてます。しかし作動はしていない様子。塩分が多いので浴後はポカポカ感が強いお湯です。
(三昧・2003年9月)


こじんまりとした温泉街にある共同浴場です。温泉街のドン突き右手にお寺があり、その辺りに駐車スペースがあります。共同浴場は大変こじんまりとしたもので、扉を開けるといきなり男女一緒の脱衣所です。思いっきり扉を開けてしまうと脱衣中の人が外から丸見えになってしまうので、特に女性が着替え中である可能性も考慮して、そっと扉を開けるといいと思います。

私が訪問した際は、先客として脱衣所に地元のオジサンとお兄さん、そしてお母さんがひとりいました。浴室は真ん中に仕切りが有り、かろうじて男女別にわかれています。湯はかなり熱く、投入口で透明、浴槽で薄茶濁りとなっています。茶色い藻のような湯花も漂っていました。飲むとエグミのある塩っぱい味。浴感はベタベタした感じですが、湯上がりは不思議とサラサラ。とても温まる湯です。女性は少々躊躇してしまいそうな混浴ですが、観光的要素がなく、他のお客さんも混浴慣れしているようで個人的には大きなストレスを感じることなく湯浴みができました。
(まぐぞー・2003年9月)

▼下の湯共同浴場浴室(左が男性・右が女性)

▼男性浴槽

▼熱い源泉を少量投入

▼源泉湯升(ここから男女浴槽へ投入)

▼入浴時の心得などの掲示

▼温泉街(駐車場)には足湯もありました

▼別の角度から

熱塩温泉 下の湯共同浴場 データ

福島県喜多方市熱塩加納町熱塩熱塩甲812
9時~16時
200円(お隣の商店で支払う)
訪問:2003年9月

熱塩温泉 下の湯共同浴場 温泉分析

熱塩温泉 マグネシウム・カルシウム-塩化物泉 63℃ pH=7.3 195L/min 溶存物質計=7818mg Na=820mg K=422.3(28.56mv%) NH4=0.6 Mg=133.7(29.09) Ca=211.8(27.96) Al=13.0 Mn=1.8 Fe2=1.1 Fe3=4.4 Cu=0.8 As=0.1 F=0.7 Cl=6557(96.77) Br=1.4 I=0.2 HAsO2=0.1 H2SiO3=34.7 HBO2=57.5 CO2=29.5 (S55.9.24)

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