小野川温泉 吾妻荘

「尼湯」共同浴場の向う裏手にある温泉旅館です。湯めぐり手形的存在の「湯めぐり独楽」を利用して立ち寄りしました。従業員の接客対応は感じがよく、印象は良かったです。

立ち寄り受付して2階にある浴室へ移動します。寒い時期なので浴室は湯気でモウモウと充満気味です。ガラス窓の向こうはちょっとした庭を望むことができます。

浴槽は10数人サイズのカラータイル造り。湯船横には御影石玉の置物がります。湯口では2つの源泉が別々に浴槽へ注がれています。湯口温度は67.6℃と22.7℃、それぞれ4号泉と5号泉かと推測できますね。浴槽内では上下で温度差があるので、よくかき混ぜて掛け湯を行ってから入浴するようにと脱衣所に案内がありました。お湯は無色透明、少し黄白い湯華が沈殿、焦げタマゴ臭味、弱塩味を感じます。浴槽温度は42.7℃で適温入浴ができました。
(三昧・2013年12月)


尼湯共同浴場の裏に位置する綺麗系和風旅館です。一見すると立ち寄りにくい雰囲気もありますが、出迎えてくださった女性は気さくで、快く受け付けてくださいました。館内には男女別内湯、そして今回は入りませんでしたがこぢんまりとした家族湯もあります。

浴場は内湯のみで露天風呂はありません。とはいえ浴室の窓が大きくとられ気持ちの良い浴室です。窓に沿って10人サイズの長方形浴槽がひとつあり、湯口で高温源泉と低温源泉をそれぞれ投入、浴槽内で二源泉混合のやや熱め掛け流しとなっています。無色透明の湯は浴槽が広いのでややこなれ気味の印象でしたが、そのぶん優しい浸かり心地となっていました。湯面からはそれほど強くないタマゴ臭が香ります。窓の外には庭の雪景色が見え、のんびりゆったり小野川の湯を楽しませていただきました。

ところでこのお宿、玄関前には荷物を運ぶ台車が置いてあり、なぜか猫がその上に座っています。私達が訪問時に玄関を開けると「待ってました」といわんばかりにスルスルと一緒に入って来て、「撫でろ」とまとわりついてきます。お宿の方は「いつも入って来ちゃうんですよね」と笑ってらっしゃいました。撫でてあげると今度は玄関に向かい「開けろ」と目線で指示をします。外に出ると、またちゃっかりと台車の上に座り、次のお客さんを待つ「台車猫」なのでした。
(まぐぞー・13年12月)

▼小野川温泉 吾妻荘 外観

▼台車猫

▼玄関まわり

▼立ち寄りに関する掲示

▼男性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

▼浴槽から

小野川温泉 吾妻荘 データ

山形県米沢市小野川町2471
0238-32-2311
立ち寄り時間要問い合わせ
立ち寄りは1時間以内
毎日更新される小野川温泉立ち寄り湯情報「湯イッター(X)」が参考になります。
夢ぐり通行手形利用のため料金不明
訪問:2013年12月

小野川温泉 吾妻荘 温泉分析

協組4号泉 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 80.3℃ pH=7.0 溶存物質計=5515mg Na=1518mg K=127.6 Mg=16.6 Ca=437.7 Mn=0.4 NH4=1.2 F=2.4 Cl=3124 Br=7.8 I=0.8 HS=1.6 S2O3=0.8 SO4=77.3 HCO3=86.0 H2SiO3=77.4 HBO2=35.1 CO2=15.4 H2S=1.8 HAsO2=0.3 (H17.2.4) ※温泉利用状況=掲示見当たらず(源泉100%掛け流し的な云々案内は脱衣所壁に掲示あり)

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