「かたくり温泉ぼんぼ」は2023年に3ヶ月間のお試し営業の後、2024年4月27日より本オーブン。
R112沿いにあった「山の売店・食堂六十里」での昼食時、ふと目についた張り紙が気になりました。「かたくり温泉・ぼんぽ」再開します、と書かれた案内チラシです。当施設ですが一度休業した後に新たな事業者によるお試し(トライアル)での営業を再開したようです。せっかくだし行ったこと無いしということで向かってみました。
到着すると建物からしてよくある公共施設系の日帰り温泉センターという印象を受けました。受付するには券売機にてチケットを購入、それを受付へという流れです。館内には待合せのできる広間があるので便利です。
男性浴室に向かうと脱衣室壁には分析書と利用状況の掲示がありました。浴室内に入るとサウナにのように蒸し暑くて長時間滞在はキツいです。浴槽は15人弱サイズ、石造り、湯口からなかなかの濃度がありそうな人肌ちょいの湯温のお湯を浴槽投入し、浴槽内にて2本のジェットバス&攪拌を作動させる吸い込み吐き出しがありました。湯口から少し離れた箇所に排湯口があり投入湯量と同量のオーバーフローがあります。強塩味+弱甘さ+弱苦味がする塩化物泉で、体感湯温は約42.5℃位でしょうか。なかなかの濃いお湯で浴後はグッタリと来ますのでご注意を。気になるのは湯面から香る強いカルキ臭ですが、高齢者の利用も多い施設、このご時世では仕方ないでしょう。
(三昧・2023年8月)
月山登山の下山後に昼食で立ち寄ったドライブインに「かたくり温泉ぼんぽ」再開を知らせるポスターを発見し、まだ未湯だったので立ち寄ってみました。
のどかな田畑風景の中に建つ「かたくり温泉ぼんぽ」は、以前は公営の施設だったのかな?と思える大きく立派な建物で、表の看板はだいぶ錆びつき年季が入っていましたが、周囲の雑草など綺麗に整えられ「営業中」というのがすぐにわかる状態でした。
男女別大浴場は内湯のみで露天風呂はありませんが、ガラス窓が広くとられ天井も高く解放感があります。浴室には15人強サイズの扇型浴槽がひとつあり、無色透明の適温湯が満たされていました。浴槽湯は塩素臭が強めにプンプン漂う加温循環湯ですが、湯口より源泉かと思われる浴槽湯よりややぬるめの湯を投入、投入ぶんだけの溢れ出しも見られたので、湯使い的には半循環といったところでしょうか?この湯が海水のような強い塩気があり、ほんの少しの入浴でも体がズッシリと重くなるベビー級で、夏場はキツイですが冬に良さそうです。メイン浴槽の他にサウナ、サウナ用水風呂、備品はシャンプー・ボディソープが置かれていました。
浴後スタッフさんにお話を伺うと、一度は閉館し休んでいたけれど今回新しい事業者が決まって再開、今はお試し営業とのことです。
(まぐぞー・2023年8月)
▼この看板が目印
▼かたくり温泉 ぼんぽ 外観
▼営業の案内
▼館内は広々
▼湯使いについての掲示
▼かたくり温泉ぼんぽサ再開の案内
※浴室画像は他にお客さんがいたのでありません
かたくり温泉 ぼんぼ データ
山形県鶴岡市熊出東村157-3
→Googleマップで見る
0235-26-1638
10時~21時(受付20時30分)
第1・第3水曜日休み
450円
訪問:2023年8月
かたくり温泉 ぼんぼ 温泉分析
熊出源泉 ナトリウム-塩化物強塩温泉 32.8℃ pH=6.4 溶存物質計=26450mg Li=14.2mg Na=8668 K=304.8 Mg=206.2 Ca=693.8 Mn=0.3 Fe2=0.2 F=0.6 Cl=14030 Br=54.8 I=2.5 SO4=1167 HCO3=1136 CO3=0.2 H2SiO3=60.4 HBO2=112.7 HAsO2=0.3 CO2=793.4 (H29.4.13) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素注入あり