卯の花温泉 はぎ乃湯

本来は温泉旅館ですが、食堂や大広間まであって日帰り温泉センターのような賑わいがある施設。商売人の受付の方は手際よく好印象。

内湯は10数人サイズの石造り浴槽。石湯口からの湯もカルキ臭が漂う。浴槽内にて吸い込み吐き出しの作動確認あり。湯は薄らと黄色がかった透明湯、カルキ臭が少し目立つのが難点。

露天エリアに露天岩風呂と天然石風呂の二つがある。10人サイズの岩風呂は内湯同様に湯に面白味がない。比較的お湯が良いのは天然巨石をくり抜いて造った浴槽でした。詰めれば3人は浸かれるができれば1人か2人で湯浴みしたいところ。薄ウーロン茶色の湯が加温掛け流しで利用されている。ココの浴槽はカルキ臭も感じられない。湯口である龍の口から加温源泉が浴槽投入される。源泉の素性は加温ながら良さげなので、時間が無ければこの石風呂だけ入浴して帰るのも良さそう。
(三昧・2015年12月)


長井中心地の程近くにある、大人気の温泉施設です。基本は旅館のようですが、気兼ねなく利用できる食堂などもあり、日帰り温泉施設としても地元民の支持を得ているようで、訪問時は次から次へと入館者が押し寄せていました。

館内には大浴場「黒獅子」と「卯の花姫」があり、男女入れ替え制かと思います。訪問時は「黒獅子」が女性側でした。脱衣所を抜けると先ずは内湯があり、大きく取られた窓に沿って12~3人サイズ浴槽がひとつありました。浴槽には薄い黄色がかった塩素臭のする透明湯が満たされ、循環利用されています。湯口から出る湯も塩素臭があったのでコレも循環湯かな。少しの溢れ出しも見られたので新湯を混ぜているかもしれません。

続く露天風呂には10人弱サイズの石風呂がありました。こちらも内湯同様に浴槽内循環で、適温の薄く黄色がかった透明湯が満たされています。内湯と違う所は湯口では塩素臭のない源泉が投入されている事と、湯中には細かな茶色い湯花が舞っている事。湯口付近にいれば鉱物臭の香る源泉を楽しむ事ができます。

そして露天風呂には一番のウリである、「黒獅子風呂」があります。これは大きな岩を刳り貫いて造った石風呂で、大きな黒獅子の口から源泉が投入されるというユニークなもの。3人サイズの浴槽には、他の浴槽湯よりも湯色が強い、薄いウーロン茶色の湯が掛け流されています。湯中には細かな茶色い湯花が大量浮遊する「ぬるめ寄り適温湯」で、湯口はもとより浴槽湯も塩素臭がなく、ここだけは完全掛け流しのようです。訪問時はお客さんが多く、やや湯は「こなれ気味」でしたが、じゅうぶん楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2015年12月)

※画像は全て「卯の花姫」側です。

▼外観

▼お正月仕様の玄関

▼露天風呂

▼露天風呂

▼卯の花姫でしょうか

▼湯口

▼浴槽から

卯の花温泉 はぎ乃湯 データ

山形県長井市成田2170の2
0238-84-1387
10時(第1木曜13時)~21時(受付20時30分)
第3木曜休み
450円→500円(土日祝550円)
訪問:2015年12月

卯の花温泉 はぎ乃湯 温泉分析

卯の花源泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 42.1℃ pH=7.8 溶存物質計=1483mg Li=0.2mg Na=411.7 K=7.4 Mg=6.3 Ca=60.1 Mn=0.1 Fe2=0.2 F=4.0 Cl=437.4 Br=1.8 I=0.3 SO4=148.5 HCO3=361.3 CO3=1.6 H2SiO3=35.4 HBO2=7.1 CO2=10.6 (H27.6.26) ※温泉利用状況=内湯&露天風呂=加温あり、循環濾過あり、塩素系薬剤の使用あり 伝説風呂(黒獅子・龍神)=加温あり・塩素系薬剤の使用あり

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