「喜連川温泉かんぽの宿」は閉館し「亀の井ホテル喜連川」として営業しています。このページの情報は「かんぽの宿」当時のものです。
「日帰り棟」は地震による建物損壊の為に修復中。復旧まで普段は立ち寄り不可の「宿泊棟」を日帰り開放している。また喜連川温泉には「温泉手形」の販売があり、お得に湯巡りできるので今回はそれを利用しました。
かんぽの宿というだけあって建物や館内施設は必要で充分すぎる印象を受けます。浴室は大人数に対応した造り。浴槽もメイン大浴槽・寝湯・超音波浴槽・打たせ湯・歩行浴槽と多種多様の取り揃え。その中でも温泉を利用した浴槽はメインである大浴槽と寝湯のみです。
30人以上は一度に利用できそうな広いタイル大浴槽。浴槽脇の湯口からは人肌ほどのぬるま湯を少量投入しています。ココでは臭素臭強め、強め塩味を感知します。浴槽湯はほんのり薄黄色かなと思う湯色、そしてカルキ臭がします。41℃に調整された浴槽は強力な循環使用で、吸い込み穴に足がスポッと吸い付いてしまったほどのパワーです。浴槽湯は鮮度に疑問を感じるコンディション。設備充実で一般向けと思います。
(三昧・2011年5月)
喜連川にある「かんぽの宿」です。他所のかんぽの宿同様こちらもドーンと大きく立派な建物です。喜連川かんぽの宿は大きく分けて二つの浴場があり、片方は日帰り館、もう片方は宿泊館となっています。訪問時、日帰り館は震災改修中の為、普段は立寄り不可の宿泊館が開放されていました。
脱衣所を抜けるとドーンと広い浴場です。露天風呂はありませんが天井が高く広々とした浴場はガラス窓が大きく取られ開放感がありました。
メイン浴槽は2~30人入られる丸みを帯びたもの。石板の縁、内部はタイル張りです。湯口より源泉投入されてはいますが、浴槽サイズからして量は少なく、ほぼ循環ベースといった湯使いです。湯はドリンク剤を思わせる鮮やかな蛍光を放つ黄色で適温、スベスベとした肌触りがします。湯口で海臭と鉱物臭がプンプン漂うものの、浴槽内では塩素臭が混ざりなんとも言えぬ薬品臭。循環ベースであるものの訪問時は湯の状態がいまいちで湯なまり発生していたのが残念。
お隣の寝湯は5人用。こちらも温泉利用で源泉湯口があり、メイン浴槽よりぬるめの設定となっていました。この他に打たせ湯、真湯槽、歩行浴コーナーなど盛りだくさん。訪問時は雨にもかかわらず高齢の方を中心に大賑わいでした。
(まぐぞー・2011年5月)
▼喜連川の温泉手形を利用しました
▼特別措置で宿泊棟のお風呂をいただきます
▼男性内湯
▼湯口
喜連川温泉 かんぽの宿 データ
栃木県さくら市喜連川5296-1
10時30分~15時(受付14時30分)
600円
訪問:2011年5月
喜連川温泉 かんぽの宿 温泉分析
喜連川温泉3号泉 ナトリウム-塩化物泉 47.1℃ pH=8.0 溶存物質計=5045mg Na=1744mg K=32.2 Ca=68.3 Mg=2.7 Mn=0.1 Fe2=0.1 F=2.5 Cl=2594 HS=1.4 SO4=58.1 HCO3=338.2 Br=10.6 H2SiO3=129.1 HBO2=63.2 CO2=5.7 H2S=0.2 (H20.12.4)※加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤使用あり・夏場一時的に加水あり