柳津の道の駅「やないづ」の二つ隣にある清流の宿と称した中規模な温泉旅館です。宿泊のみならず入浴だけの立ち寄り利用も気軽に可能。当日はフロントロビー周辺は地元の老人会やらグループの集いがあり、かなりの賑わいよう。ですが、お風呂には誰れも居らず終始にわたり貸切状態でした。
内湯はガラス張り浴室で外は雪景色の露天風呂が見えます。湯船は青タイル張りで10数人サイズのもの。浴槽湯は無色透明、はっきりとした塩味があり温泉臭が香ります。湯船底には吸い込みがありハードに作動中。オーバーフローする湯は、ガラス窓沿いにある側溝に流れる仕組みですがこのお湯の行き先ははたしてどこへ??
また、扉一つで移動可能な露天風呂もあります。屋根がけされたタイル張り5-6人サイズ、円形浴槽がそれです。端っこの小さな湯口からは源泉と思われる湯をチョロチョロ程度を浴槽へ流しています。湯口反対側には腰掛用の台が湯船内にありますが、その下部分の塩ビパイプからも湯の注入あり。浴槽湯は内湯と同系のものです。湯使いに関しては、どうもいまいち判断出来かねるものでした。お宿の従業員は皆さん親切丁寧で好印象でした。
(三昧・2012年2月)
圓蔵寺や只見川に近く、観光に便利な地に立つ中規模観光旅館です。訪問時は地域の婦人会や会社などの団体利用が多く、どうやら地元支持率が高そうな所です。館内には男女別に浴場があり、それぞれ内湯と露天風呂がありました。
先ずは内湯ですが、大きく窓のとられた浴室に15~6人サイズのL字型浴槽がひとつあり、無色透明の適温湯が満たされています。循環表示はありましたが塩素臭などは無く、塩化物泉ならではの優しい温泉臭があり悪くありません。続く露天風呂は5~6人サイズの丸い桧風呂で、内湯と同じ湯が使われ、浴槽内で適温となっていました。内湯、露天風呂共にハッキリとした塩気があり、とても温まる湯です。
お湯的にはマニア向けではないかもしれませんが、フロントにいらっしゃった女将さんをはじめとする従業員皆さんがとても気さくで、感じの良いお宿でした。
(まぐぞー・2012年2月)
▼雛人形が飾られていました
▼休憩スペース
▼男性脱衣所
▼男性内湯
▼男性露天風呂
▼露天風呂浴槽
▼露天風呂湯口
▼女性内湯
▼女性露天風呂
▼露天風呂浴槽
▼露天風呂湯口
柳津温泉 瀞流の宿かわち データ
福島県河沼郡柳津町大字柳津字下平乙150-1
0241-42-2600
9時~20時
600円
訪問・2012年2月
柳津温泉 瀞流の宿かわち 温泉分析
柳の湯 ナトリウム-塩化物泉 47.0℃ pH=7.4 331.2L/min(動力)溶存物質計=8914mg Na=3160mg(91.97mv%) K=55.2 Mg=9.2 Ca=194.3 Mn=0.1 Fe2=1.4 Li=0.1 NH4=0.8 Sr=1.0 Ba=0.1 F=3.6 Cl=5079(95.63) Br=14.8 SO4=206.3 HCO3=112.4 NO3=1.5 H2SiO3=51.5 HBO2=22.2 CO2=19.3 (H12.8.3)
新柳の湯 ナトリウム-塩化物泉 50.7℃ pH=7.3 307L/min(動力) 溶存物質計=8521mg Li=0.2mg Na=2701(79.96mv%) K=43.7 Mg=5.9 Ca=555.7 Fe2=0.9 Mn=1.1 Al=0.1 F=3.7 Cl=4797(95.71) Br=13.3 I=1.0 SO4=237.4 HCO3=46.6 H2SiO3=58.5 HBO2=54.9 CO2=3.9 (H19.12.3) ※加温あり・循環ろ過あり