金ケ崎温泉 駒子の湯

「駒子の湯」だけを見ると日帰り温泉ですが、お隣の介護予防施設、全天候型スポーツ施設の併設を見ると、民間ではなく公共施設なのが分かります。温泉施設には食堂もあるので営業時間内なら利用できて便利かと思います。

浴室は窓が大きくとられ、そのガラス窓に沿うように横長の大きな浴槽があります。おおよそ30人以上は浸かれそうな広さがあるタイル浴槽です。中央付近には湯華除去用のネットが設置された石造り湯口があり、湯を投入しています。湯口内では熱め湯と温め湯を混合して浴槽へ注いでいるので、分析書掲示の源泉以外に温めの源泉があるのかも知れません。

浴槽を満たす湯は薄く黄色透明、弱タマゴ臭、弱金属臭。普通に塩味がして甘味も同時にあります。浴槽に浸かってみると、湯が溢れ出す光景が素晴らしいです。あまり長湯すると後でガツンとくるので気をつけましょう。
(三昧・2012年8月)


牧場と畑の広がるのどかな地にある温泉施設です。訪問前はこぢんまりとした素朴な施設を想像していたのですが、実際到着してみると御堅い役所かなにかのようで「あれ?間違ったかな?」と思ってしまいました。「本当にココかな~?」と及び腰になりつつ館内へ。受付でようやく温泉施設である事が確認でき、ホッと一安心。

館内には男女別内湯がひとつづつ。女性側は広々とした浴場で、35人くらいは浸かれそうな横長浴槽がドーンとひとつあります。湯花ネットの取り付けられた湯口より熱めの湯が投入され、浴槽内で適温、ごくわずかに褐色がかったほぼ無色透明湯が掛け流し。湯口では弱いタマゴ臭+鉄臭があり、比較的ハッキリとした甘塩味がします。一見スベスベしているようで硬い肌さわりがあり、浴感が強く長湯は疲れるタイプです。今回は真夏の訪問でしたが、寒い冬にも良さそうな湯でした。
(まぐぞー・2012年8月)

▼金ケ崎温泉 駒子の湯 外観

▼亀さんがお出迎え

▼湯花についての掲示

▼男性浴室

▼浴槽

▼湯口

金ケ崎温泉 駒子の湯 データ

岩手県胆沢郡金ケ崎町西根和光544-1
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0197-43-2227
9時~21時(受付20時30分)
400円450円→500円
訪問:2012年8月

金ケ崎温泉 駒子の湯 温泉分析

新寿の湯 ナトリウム-塩化物泉 51.8℃ pH=7.2 溶存物質計=7595mg Na=2698mg(91.15mv%) K=140.0 Mg=24.3 Ca=113.8 Fe2+Fe3=1.4 Mn=0.6 li=0.4 NH4=0.6 F=0.4 Cl=3951(94.65) HS=0.4 SO4=1.0 HCO3=370.0 CO3=0.3 Br=12.1 I=0.4 H2SiO3=189.6 HBO2=90.3 CO2=48.0 H2S=0.4 (H15.12.16) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし

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