komorebiテラスばんどうのゆ

「komorebiテラスばんどうのゆ」は大浴場・脱衣所の撮影禁止(カメラ機能のついた機器の操作禁止)となっています。

以前に北橘温泉「ばんどうの湯」で営業していた公共施設が民間へ営業譲渡、経営母体が変わって民間温泉施設として営業を開始した「komorebiテラスばんどうのゆ」に立ち寄りしてきました。

入館して靴を下足入れへ預けます。利用券自販機にて本日利用する3時間チケットを購入、そして下足キーと共に受付時に渡します。館内浴室の場所などは旧施設のままなので迷うことなく浴場へと向かいました。

脱衣所には施錠できる100円返却式のロッカー、壁には脱衣所内・浴室内において撮影禁止の旨掲示があります。温泉分析書別表のみ掲示あり、利用状況の掲示がありました。別表ではない温泉分析書自体は貸切浴室入口横の壁に掲示がありました。

内湯は石造り10人サイズ、僅かに黄色づいた透明湯、揮発系臭、キシキシすべすべする浴感がありました。カルキ臭は特に感じませんでした。湯温は体感で約42℃ほどで温泉利用状況によると源泉を投入しつつの循環ということです。

そのまま露天風呂へ移動します。露天風呂からは眼下を流れる坂東太郎(利根川)を見ることが出来ました。当日の女湯からは前橋の群馬県庁舎も見えたようです。露天風呂は20人サイズの石風呂で頭上の一部分に傘掛けがしてあり日差し除けと雨除けになっていました。浴槽横にある壁?には「100%・生源泉掛け流し」の文字が書かれています。岩組み湯口から触れるのも熱い源泉と推測できる湯がジャバジャバと浴槽投入されていました。お湯の濃度的にも内湯よりも濃い印象を受け、鮮度面もまずまずで十分なコンディションです。体感湯温は約42℃ちょい、塩分も濃いめで塩味強め、下手にダラダラと浸かり続けると浴後にはぐったりするので注意が必要です。2人分のちょっとした打たせ湯もあり、細く絞った熱い温泉を頭上方向から落としています。こちらのお湯からも揮発系臭がプンプン香りました。男女別浴室の他にも貸切風呂(予約制・50分通常入浴料+2000円)もあるので次回は是非とも利用してみたいです。
(三昧・2023年4月)


赤城山の下山後温泉で10数年ぶりに「ばんどうのゆ」へお邪魔しました。施設名の由来となる利根川(坂東太郎)が悠々と流れる街並みの大展望と、ちょっと独特な機械油のような香りのするお湯の良さに加え、以前は比較的手ごろな料金で楽しめる施設として地元の方々に人気がありました。その後経営がかわりリニューアル。今回はリニューアル後の初訪問です。

館内には通常料金の大浴場の他に、プラス料金で利用できる貸切風呂や別料金の男女共用サウナエリアもありましたが、リニューアル後の初訪問となる今回は王道の大浴場を利用してみました。大浴場は「彩雲の湯」と「春風の湯」があり男女入れ替え制かは不明ですが、訪問時は「彩雲の湯」が女湯でした。脱衣所ロッカーは100円のリターン式です。

まずは内湯ですが、ガラス窓が大きくとられた明るい浴室には使い勝手のいいシャワースペース(ボディソープ・シャンプー・コンディショナーあり)、サウナ、そして三つの浴槽がありました。ひとつは四角いL字型の10人サイズ、もうひとつが円形のジャグジー槽、そしてサウナ用水風呂(?)です。

さっそく四角いL字型浴槽に浸かってみました。湯口より塩気のある熱い源泉を流し込み浴槽内で適温となった湯は、ほんのり黄色づいても見えるほぼ透明で、湯使いとしては循環併用かなと思いますが(ちゃんと確認していないので正確なところは不明ですが)、訪問時は入れ替えたばかりなのか湯の状態がなかなか良かったです。湯口では「ばんどうのゆ」ならではの機械油のような湯の匂いがし「そうそう、この香り」と、ちょっと懐かしくなりました。浴槽の横にあるガラス窓の向こうにはちょうど満開の桜が見えて花見風呂を楽しむことができたのもよかったです。

お次は露天風呂へ。眼下に利根川の流れと街並みが広がり遠くに県庁らしき高いビルも見えました。榛名の山並みも眺められます。20人弱サイズの長方形浴槽には、湯口より熱い源泉を流し込み浴槽内でややぬるめ寄りの適温で掛け流しとなっていました。内湯と同じほんのり黄色づいても見えるほぼ無色透明で、スベスベとキシキシが混在したような肌触りがあり、湯の香りや浴感共に内湯と比べ一段上をいく濃さを感じます。浴槽サイズにしてちょっと投入量が少なく湯は「こなれ気味」ですが、これ以上投入すると今度は湯温が上がり過ぎてしまうのでこれは仕方ないと思いました。露天風呂からの景色がとてもよく、爽やかな風も吹き込みついつい長湯してしまいましたが、パっと見は透明でおとなしそうですが実は塩気のある濃い湯なので、浴後はグッタリしてしまいました。

今回は日曜日のお昼前の訪問でしたが、リニューアルオープンがまだあまり認知されていないのかお客さんがとても少ない状況でした(浴場はほぼ貸し切り状態)。こちらとしてはゆったり湯浴みができてよかったのですが、眺めも雰囲気もスタッフさんの感じも良くもっと賑わってもいい施設だと思います。
(まぐぞー・2023年4月)

▼komorebiテラスばんどうのゆ 外観

▼胡蝶蘭が並ぶ受付

▼休憩室

▼ごろ寝スペースもあります

▼漫画もいっぱい揃っています

▼場所柄イニDは外せません

▼足湯もありました

▼浸かってみたら適温でした

▼ドーム型の併設グランピング施設

▼貸切風呂の訪問レポはこちらをどうぞ

komorebiテラスばんどうのゆ・貸切風呂
今回利用した貸切風呂は撮影OKいただきました。【注】大浴場は撮影禁止(カメラ機能のついた機器の操作禁止)です。 「komorebiテラスばんどうのゆ」を赤城山の下山後温泉として二週続けて訪問しました。前回は大浴場を利用したので今回は貸切風呂...

komorebiテラスばんどうのゆ データ

群馬県渋川市北橘町下箱田605-5
Googleマップで見る
0279-20-4126
10時~21時
第4火曜日休み
660円(土日祝770円)
訪問:2023年4月・2024年1月

komorebiテラスばんどうのゆ 温泉分析

ばんどうの湯(源泉テスト管より採水) ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 60.0℃ 287L/min(動力楊湯) pH=7.7 溶存物質計=7.46g Na=2242mg(77.96mv%) K=21.2 Mg=3.0 Ca=536.3(21.40) Mn=0.3 Fe2=0.2 F=1.9 Cl=4368(99.15) Br=20.0 SO4=0.7 HCO3=42.5 H2SiO3=76.0 HBO2=148.8 CO2=18.4 (R元.8.7) ※温泉利用状況=天候・気温に応じて加水する場合あり・毎日浴槽の完全換水を実施・掛け流しと合わせて循環ろ過装置使用あり・塩素系薬剤の使用あり

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