中野温泉 大館市高齢者生産活動施設(閉館)

大館市高齢者生産活動施設は2024年3月末日をもって閉館しました。

比内町の中野という地区に一般立ち寄り可能な温泉施設がある。温泉は「高齢者生産活動施設」という地域のお年寄りの方々が集まる集会所的な建物の中にあります。ココに到着するまでの県道沿いには「畑のキャビア」「陸のカズノコ」とも呼ばれる、とんぶり畑が広がっていました。

玄関を入るとすぐに受付があり、これまた近所の方と思われる受付のお年寄りの方に利用料100円を支払う。親切に男湯はこっち、女湯はあっちと教えていただく。男女別の浴室、畳敷き8帖間ほどのちょっとした休憩所?がある。

浴室は熱気がこもっていて蒸し蒸し状態。その空間の中に、群馬県の吾妻川沿いにいくつかある共同浴場にそっくりなポリバスがあった。しかしココのポリバスは水色、4-5人が入れる大きさは同じ。

先客は近所のお年寄りが2-3人。ポリバスには無色透明、タマゴ臭がちょっとに石膏臭の湯が浴槽を満たす。しかし浴槽内では吸い込み口ありの循環。ライオン君の湯口から浴槽へ湯が注がれているが、これも循環湯か?浴槽上部に蛇口が二つありましたが、こちらは未確認。中野温泉は地域密着の社交場的な役割がある施設に思えました。
(三昧・2005年5月)


静かな中野地区にある施設です。御近所のお婆ちゃんに「湯っこに入ってくださいな」と教わり訪問。「比内町高齢者生産活動施設」は集会場なども兼ねた地域のささやかな交流の場です。訪問時は表に一切の「温泉」の文字がなく、地域の生活湯としての姿勢が伺えます。

受付にて料金を支払い男女別浴室へ。物凄い湿度のこもった浴室にはちょっと大きなポリパスがひとつ。そこに御近所のお婆ちゃんが7人も揃っています。「うわー、広くない浴室に、よくこれだけ入ったなぁ」と思わず感心。お婆ちゃん達は湯に浸かりながら、洗い場に座りながら、世間話に夢中。そんなお婆ちゃん達の隙間で湯浴みさせていただきました。

湯は適温に加熱され、仄かに硫黄臭漂う無色透明。浴槽底にハードな吸込み口があり、ライオンの湯口があったのですが、おそらくそれも戻り湯でしょう。

最初知らずにライオンの湯口の湯を一口飲んでしまったのですが、よくよく見ると、ライオンの顔全面に銀行強盗のようなネットがかけられている。「湯花キャッチャーなのかな?」と更によくよく見ると、そのネットに某体毛数本&ゴミ。「げげげっ、飲んじまったよ」と焦った時には後の祭り、三昧の「お湯だからって何でも飲んじゃダメなんだよ」という言葉が頭を巡りました。

浴槽や洗い場に黒く変色した蛇口があり、お婆ちゃんが時々開けて湯を洗面器に入れていたので、それが源泉かも?と思ったのですが、常に人が前にいた為触れず終いでした(誰か、訪問した際に確認されてみてくださいな)。
(まぐぞー・2005年5月)

▼看板

▼掲示

▼男性浴室

中野温泉 大館市高齢者生産活動施設

秋田県大館市比内町中野字下籾内102-2
15時~21時
100円→150円
訪問:2005年5月

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 32℃(以上の項目のみ手書きで案内あり)

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