龍王温泉荘(閉業)

龍王温泉荘は閉業されたようです。温泉施設・併設の蕎麦店共に電話も既に使用されていません。

ちょっと分かりずらい所にあったお宿です。表通りにお宿の看板がありますが、これが無ければ気づきずらいかも。宿泊も可能ですが素泊まり専門で食事付きは受け付けていないようです。受付ではご主人が暇をもてあますようにテレビを観ていました。

男女別にそれぞれに内湯がありますが、まぐぞーによると「男湯のみに源泉掛け流し風呂がある」ということでした。浴室にはタイル浴槽が二つ横並びにあります。左側浴槽がその源泉掛け流し浴槽のようです。縁からはみるからに新鮮な湯が多量に溢れていました。湯は無色透明でほとんど無味無臭の38℃ほど。大きな特徴はありませんが大量掛け流しはなんともたまらないものがあります。

左側浴槽に対して右側の浴槽はオーバーフローが少しもなく拍子抜け。こちらは41℃ほどで適温ですが加熱循環しているのも？？ぬるめ源泉浴槽との交互入湯がいいのかも知れませんが、やはり大量掛け流しの魅力には勝てず、ずっと源泉浴槽にだけ浸かっていました。
（三昧・2005年9月）

いつも湯巡りに活用させていただいている郡司さんレポで「排水口に渦ができるほどの掛け流し」と書かれていたので「これは訪問しなくては！」と立寄ってみました。龍王荘は遊園地「リナワールド」のすぐそばに位置し、車のバンバン行き交う道路にも近いわりには緑に囲まれた静かな温泉施設です。建物はちょっと草臥れ感漂う年季の入った侘びしい系でした。

小さな脱衣所を抜けると、4～5人位入られるタイル浴槽がひとつ。豪快に溢れ出る湯を楽しみにしていたのですが・・・「おゃあ？お湯が溢れてませんよ？」「おゃあ？しかも何時まで経っても浴槽縁でお湯がピタ止まりですよ？」どうやら豪快な溢れ出しの浴槽は「男湯のみ」だったらしいです。

洪水のような掛け流し目当てに訪問したのでちょっぴりガッカリしつつ、せっかくなのでお湯の中へ。人が入るとその分だけ湯が溢れ出しはありました。無色透明ほぼ無味無臭の湯は加熱循環ながらスベスベとした心地良さがありました。

加熱湯投入口の逆側には非加熱源泉の投入口があり、蛇口を開ける事により自由に即席掛け流しとする事ができます。ただ、この非加熱源泉は相当ぬるく浴槽もひとつしかないので、自分の欲望のままに投入し過ぎると後から来るお客さんに迷惑になりそうだったので、ほどほどで止めておきました。シャワーからも非加熱源泉が出て来ました。備品は固形石鹸のみなのでシャンプーなど持参をおすすめします。できることなら時間もしくは曜日で男女入替えにして欲しいと思いました。
（まぐぞー・2005年9月）

▼龍王温泉荘外観