10数年ぶりに再訪です。茅葺き屋根を思わせる三角屋根が特徴の建物で、公社が運営する日帰り温泉と食堂がある地域のレジャー施設の一つになっています。外観などには記憶の限りでは変化は無いと思いますが。。。
男性浴室は広くとられたガラス張りの造り。六角形の石風呂は15人オーバーの広めの浴槽です。湯口と湯面からは弱カルキ臭がします。浴槽内では強めの吐き出しもありました。加水された湯を少量投入の浴槽内循環ろ過といった具合でしょうか。う~ん、以前は湯にもっといい印象があり、こんな湯使いだったかなぁ。。。というのが正直なトコ。
扉向こうには露天風呂もあります、せっかくなのでどれどれと。縦に細長い石風呂で、浴槽周りに巨岩を配置した造りとなっています。岩の上部より湯を滝のように岩肌を伝わり浴槽へ注がれています。湯面からはカルキ臭が放たれ、循環ろ過です。しかし岩の下部より細い塩ビ管が突き出ており、ここから高温でタマゴ臭がプンプンする源泉が少量ながら浴槽へ注がれています。これですこの湯です、西山温泉の本来の湯は。源泉投入しながら循環ろ過で、とりあえずは半循環の湯使いですね。
(三昧・2014年7月)
深い山に囲まれた西山温泉にある日帰り温泉施設です。数件の素朴な宿で構成される西山温泉のイメージとは違う、大きく立派な施設が山間に突如現れます。今回、約10年ぶりに再訪してみました。
館内には男女別浴室があり、それぞれ内湯+露天風呂という構成になっています。まずは内湯ですが、窓が大きくとられ明るく開放的な室内に、17~8人サイズの浴槽がひとつあります。10年前の訪問時には弱い笹濁りのあった湯ですが、今回は完全な無色透明、塩素臭がより目立つものとなっていました。少しばかりの溢れ出しもありましたがベースは循環使用と思われ、湯口の湯も塩素臭が漂います。湯使い的にはアレですが、出のいいシャワーが並び使い勝手は良好でした。
続く露天風呂は数ヶ月かかった改修工事が終わったばかりとの事ですが、なにしろ10年振りなので、どこがどう変わったのかわかりません。左手に細長い池のような7~8人サイズの露天風呂、右手に歩行湯が設置されていました。露天風呂は滝のような湯口よりぬるい源泉を流し込んでいるのですが、浴槽全体はやはり塩素臭がプーンと漂います。ただ内湯寄りの岩部分に加工無しの焦げタマゴ臭香る熱い源泉を流し込んでいる箇所があり、その周辺だけは西山温泉の芳醇な湯を少し楽しむ事ができました。
今回久々に再訪した「せいざん荘」ですが、なんと訪問時は終始貸し切り状態。これだけの施設にもかかわらず独占してしまい、なんだか申し訳ない気分になってしまいました。
(まぐぞー・2014年7月)
▼男性内湯
▼男性露天風呂
▼メイン湯口
▼源泉湯口
▼女性内湯
▼内湯浴槽
▼次は露天風呂へ
▼女性露天風呂
▼露天風呂浴槽
▼メイン湯口
▼源泉湯口
▼歩行湯もありました
西山温泉 せいざん荘 データ
河沼郡柳津町大字砂子原字長窪921
0241-43-2727
10時~20時
月曜日休み(祝日は翌日)
310円→400円
訪問・2003年9月・2014年7月
西山温泉 せいざん荘 温泉分析
荒湯 ナトリウム-塩化物泉 54.0℃ pH=6.7 溶存物質計=2287mg Na=660.2mg K=126.9 Mg=2.7 Ca=22.6 Al=0.5 Mn=0.3 Fe2=0.1 F=0.6 Cl=914.5 SO4=158.2 HCO3=264.0 Br=1.7 I=0.2 H2SiO3=88.2 HBO2=46.5 HAsO2=0.2 CO2=56.0(H5.4.20)※温泉利用状況掲示=確認できず