柳津温泉 つきみが丘町民センター

柳津温泉はてっきり「西山温泉からの引き湯」と何かで読んで以来、信じて疑わなかった。今回、西山の引き湯とやらをどれどれと思い立寄りしたのだが。すると、以前は引き湯はしていたものの現在では柳津温泉独自の源泉を利用している事がわかった。S62年に虚空蔵尊境内地に掘削し見事に湧出に成功。現在は各旅館に配湯して利用しているのだそう。思い込みというのは恐ろしい。

「つきみが丘町民センター」は町営の宿泊施設で立寄り入湯も開放しています。お宿の入口玄関には赤提灯が下がっている。

浴室は廊下通路を進んだ突き当たりにありました。通路正面の壁に温泉分析書をきちんと掲示。浴槽は台形型で15人がのんびりと入れる広さ。ガラス張りで昼間なら眺望は良さそうだ。夜間の訪問だったので何も見えずに残念。

浴槽中央窓際に湯口があり、15L/min弱ほどの源泉を投入。薄く茶色がかったような湯、はっきりとした強めの塩味。弱いスベスベ浴感があります。浴槽内の横壁からも湯の注入がある。掛け流しなのか循環なのか不明。
(三昧・2005年4月)


一見、役場かなにかに見える「つきみが丘町民センター」です。宿泊もできるようですが、訪問時は圧倒的に御近所の日帰り客で賑わっていました。受付を過ぎると目の前に土産物を売るスペースがあり、大きな赤ベコがドーンと出迎えてくれます。なんでも柳津こそが赤ベコ発祥の地なんだそう。廊下を進み階段を下ると男女別の浴場がありました。

浴室には10数人入られる大きな浴槽がひとつ。露天風呂こそありませんが、窓の外が只見川で開放感があります(ただし訪問時は暗くなっていたので外の景色がイマイチ見えにくかった)。窓際中央の湯口から触るのも辛い熱湯が流し込まれ、投入時は無色透明、浴槽内で薄黄土濁り。口に含むと薄甘塩風味の土っぽさがあり、湯口の湯は何とも言えぬ独特の臭い(浴槽内の湯は湯口とは違うツンとした薬品臭)。湯口の他に窓際の壁より適温湯の注入がありました。浴槽内の湯はやや熱く、「熱い、熱い」と泣き出す子供もいました。

湯上がりはロビーのソファーで自動販売機の牛乳を購入。しばしボーッと休憩しました。
(まぐぞー・2005年4月)

▼大赤ベコのあいちゃんがお出迎え

▼中央牛乳

柳津温泉 つきみが丘町民センター データ

福島県河沼郡柳津町柳津諏訪町甲61-2
0241-42-2302
9時~21時
火・金曜日は清掃のため13時頃まで入浴不可
310円→400円
訪問:2005年4月

柳津温泉 つきみが丘町民センター データ

柳津温泉(柳の湯)ナトリウム-塩化物泉 47.0℃ pH=7.4 331.2L/min(700m動力)溶存物質計=8914mg Na=3160mg(91.97mv%) K=55.2 Mg=9.2 Ca=194.3 Mn=0.1 Fe2=1.4 Li=0.1 NH4=0.8 Sr=1.0 Ba=0.1 F=3.6 Cl=5079(95.63) Br=14.8 SO4=206.3 HCO3=112.4 NO3=1.5 CO2=19.3 H2SiO3=51.5 HBO2=22.2 (H12.8.3)

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