252号線から湯倉橋を渡ると、まず最初にあるのが「鶴亀荘」です。(更に奥へと進むと共同浴場がある)旅館というよりは民宿といった、こぢんまりとした佇まいです。訪問時、いくら声をかけても誰も出て来なかったので、諦めて帰ろうとしたところに中から女将さんがやってきました。
なんでも、男性側の浴室にしか露天風呂がなく「今は他に誰もいないから、そっちに入ってもいい」との事。確かに男性浴室にしか露天風呂がなく、女性用の内風呂を見るとかなり狭い。というわけで、男性浴室を利用させていただくことにしました。
男性用内湯は扇型で、たっぷりと析出物が付着し温泉パワーを感じます。お湯はお隣の共同浴場と同じ薄黄土色濁りで、鉄パイプより激熱源泉を投入、浴槽湯もかなりの激熱で膝上まで浸かるのがやっと。お尻が湯面につこうものなら「アチチーッ」と飛び上がってしまう。
内湯の外にあるこぢんまりとした露天風呂もまた、かなりの熱い湯です。それでも一度二度肩まで浸かったものの、あまりの熱さでお湯の観察どころか殆ど癒されず、目の前の只見川を愛でながら、ゆっくり湯浴みといきたかったのだけれど、やや欲求不満の残る湯浴みとなってしまいました。この熱湯設定は今回がたまたまだったのかな??
(まぐぞー・2002年11月)
▼赤い屋根が鶴亀荘です
▼男性内風呂
▼露天風呂
▼女性浴室
湯倉温泉 鶴亀荘 データ
福島県大沼郡金山町大字本名字上ノ坪1942
0241-54-2724
※のみ不可になったとの情報もあるので立ち寄りに関しては直接問い合わせください。
9時~19時
500円
訪問:2003年9月
湯倉温泉 鶴亀荘 温泉分析
湯倉源泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 60.2℃ pH=7.0 55.6L/min(動力) 溶存物質計=5975mg Na=1431mg(69.82mv%) K=105.7 Mg=72.1 Ca=358.3(20.06) Al=0.3 Mn=0.7 Fe2=3.7 Li=1.4 F=1.6 Cl=1483(47.65) SO4=1519(36.03) HCO3=866.3 Br=3.2 I=0.1 H2SiO3=106.2 HBO2=22.8 CO2=115.1 (H5.10.14)