黒鴨温泉 滝の湯旅館

黒鴨温泉 滝の湯旅館 2005年3月

ヌルヌルの浴感が楽しめる湯があるというので立ち寄りしてみました。山形マップルを片手に滝の湯旅館になんとか到着。隣に建つ蔵高院の建物に掲げられていた「江戸時代のミイラ」というフレーズが気になる。まぐぞーによると即身仏が安置されているらしい。

外観は黒鴨温泉の看板が無ければいたって普通の民家にも見えます。女将さんが対応してくれて、入湯を申し出ると「浴室が二つあるけれど湯は片方にしか張っていないから貸切でどうぞ」と女将さん。

浴槽は3人が入れる長方形タイルばりが一つ。浴槽には保温用にフタがしてありました。湯口からは25L/minほどの湯が浴槽へ注がれる。浴槽底にはハードな吸い込み口が作動中で循環のようです。湯は無色透明、甘い香りに重曹味。中程度のヌルすべ浴感がありましたが、期待していたほどでは無かった。浴槽端にある二つの蛇口からは、一つは冷たい源泉がもう片方は加熱源泉が出てくるようです。非加熱の源泉はほんのりタマゴ味が楽しめ非常に美味しいもの。当然にもヌルヌル感がありました。

湯浴み後、女将さんに源泉の場所を尋ねると何を勘違いしたのか源泉を加熱するボイラーに循環装置までご披露いただく。最後に源泉の場所を説明、駐車場にありマンホールで蓋がしてありそこから引いているらしい。いろいろと親切な女将さんでした。
(三昧・2005年9月)


数年ぶりに訪問しました。相変わらず隣のお寺さんは無人で、カーテンが閉められたままです。誰もいない室内では即身仏様も暇で暇でしょうがないかもしれません。黒鴨温泉は外観は何ら変化ありません。優しい奥さんが、今回もニコニコと出迎えてくださいました。

浴室は相変わらず男性側のみ利用で、2~3人サイズの浴槽に、かすかに白濁りを帯びたほぼ無色透明の湯が満たされています。浴槽角にハードな吸込み有りの循環湯ですが、ヌルヌル度はなかなかのもの。特に肌をさすると思わず笑ってしまう程ツルルルルッとします。浴槽縁には蛇口がふたつあり、一方が加熱湯、もう一方からは非加熱源泉が出て来ます。この非加熱源泉、仄かにタマゴ臭のするヌルヌル水で、無色透明な中にごくわずかに湯花が混じるもの。備品はシャンプー、ボディソープ、シャワーも完備。

2002年訪問時にいた老犬シロちゃんは随分以前に亡くなってしまったとの事。当時で既に高齢だったので、シロちゃんも大往生だったのでしょう。もうひとつ、黒鴨再訪で気になっていた「公衆便所の柏の葉」をオソルオソル確認してみたところ今回はトイレットペーパーが置かれていました。
(まぐぞー・2005年9月)

▼黒鴨温泉 外観

▼貸切利用させていただいた男性浴室

▼浸かった様子

▼こちらは循環湯のようです

▼非加熱源泉が出て来ました

▼マンホールの下が源泉とのこと

黒鴨温泉 滝の湯旅館 2002年7月

白鷹町の黒鴨温泉でお風呂をいただきました。立ち寄り入浴をお願いすると「少し待っててね」という事で、待つ事10分位。他には誰もお客さんが居ないという事で、男湯だったか、女湯だったかの一方に湯を入れていただき貸切で利用させていただけました。

お湯に入り開口一番、うわートロトロヌルヌルだ!と思わず叫んでしまった。かけ湯の時点では何故かトロトロヌルヌル感がなかったのに、湯につかるとかなりのトロトロ具合です。蛇口をひねると非加熱源泉に触れることもできました。

湯上がり後女将さんとお話ししていると外から御宿の大旦那が興奮気味に帰って来ました。なんでも最上川が台風で凄い事になっていて、その写真を撮影して来たとの事。大旦那いわく「こんな事は滅多にない」そう。その後どういうコースで帰ろうか思案していたら、大旦那に「ゆり公園」へ行く事をすすめられました。花がポツポツと咲き始め綺麗との事です。大旦那はシーズンになると「あやめ公園」や「つつじ公園」の咲き具合もマメにチェックしている様子。

浴後に黒鴨の公衆トイレを利用した際にちり紙を置く箱に、柏の葉のようなモノが丁寧に重ねて置かれていたのが微笑ましかったです。
(まぐぞー・2002年7月)

黒鴨温泉 滝の湯旅館 データ

山形県西置賜郡白鷹町大字黒鴨403
Googleマップで見る
0238-85-1135
立寄り時間不明
400円
訪問:2002年7月・2005年9月

黒鴨温泉 滝の湯旅館 温泉分析

迎田源泉 ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉 17.8℃ pH=8.8 溶存物質計=2315mg Na=665.7mg(99.42mv%) K=2.6 Ca=1.4 Mg=0.4 F=3.3 Cl=9.9 I=0.4 SO4=5.6 HCO3=1519(88.55) CO3=79.5 H2SiO3=20.8 HBO2=6.3 (H17.6.14)

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