黒部五郎小舎テント場(メルヘンの世界)

北アルプスの薬師峠→雲ノ平→高天原→三俣蓮華→黒部五郎→薬師峠を5泊6日で縦走した際に、実際に利用した黒部五郎小舎テント場の様子を紹介します。
 

黒部五郎小舎テント場データ

2023年度は繁忙日予約制※2023年度の情報です(2024年度の予約は6月10日以降とだけ公式サイトにあります)
2023年6月17日10時より予約開始
繁忙日以外はこれまで通り予約不要
テント代ひとり2000円
トイレ1回200円
詳細は「双六小屋(黒部五郎小舎)公式サイト」をご覧ください

[利用した2018年]
テント代ひとり1000円・トイレ1回100円でした

 

北アルプス縦走5日目のきょうは、三俣蓮華岳キャンプ場から黒部五郎小舎テント場までやってきました。まずは幕営受付のため黒部五郎小舎へ向かいます。
 

黒部五郎小舎の素敵なロケーション

 

黒部五郎小舎は、ミニ尾瀬と称したくなる美しい湿原の横に建っていました。

 

目の前に黒部五郎岳、向こうを見れば薬師岳、反対を見れば笠ヶ岳、そして満開のコバイケイソウの咲く美しい湿原・・・もぅたまらなくメルヘンな立地です。

 

館内はシルバー層を中心とした登山客で賑わっていました。北アルプスの深部には、ホント、シルバー層が多いです。

 

登山道情報はこんな感じで掲示されていました。(※2018年7月24日時点の掲示です)

 

黒部五郎小舎の水場

水場は黒部五郎小舎のすぐ目の前にありました。公式サイトを見ると夏場はテント場にも水場を設置するようなことが書かれてましたが、訪問時に水が引かれていたのはこの一か所だけでした。※飲用については必ず小屋に確認されてください。

 

それほどキンキンに冷たい水ではないですが、自由に汲むことができました。

 

黒部五郎小舎のトイレ

 

トイレは、小屋泊・テント泊ともに黒部五郎小舎内のトイレを利用しました。ただ、小屋泊とテント泊(通過利用者もこちら)では、使用できるトイレエリアが分けられているようでした。

テント泊の場合、トイレは小屋の裏に回り込んだコチラを利用します。構造からして小屋内のトイレを裏口から利用するといった感じで、いくつかの個室が並んだトイレを外から入るテント泊(外来)と、館内から入る宿泊客用とに仕切っているような印象を受けました。違っていたらゴメンナサイ。

 

テント泊の場合もトイレ利用1回100円。トイレ内にある料金箱に投入します。

 

トイレはパッと見、ちょっと古い印象を受けたので、最初は汚れや臭いを警戒したのですが、ここが予想外の快適さでした!トイレの個室は洋式で、とても綺麗に清掃され、どういう構造なのか不思議なことに臭いがほとんどないんです。

黒部五郎小舎のトイレは、今回の縦走の中では高天原小屋と並びトップの快適さでした!

 

黒部五郎小舎のテント場

 

黒部五郎小舎のテント場は、この小道を進んだ先、小屋から見て笠ヶ岳方面にあります。テント幕営料はひとり1000円(別途トイレ1回100円)でした。

 

逆光でちょっと暗い感じになっちゃいましたが、実際は明るく開放的なテント場です。黒部五郎小舎から少しだけ離れていますが、トイレに行くにも水場に行くにも苦にならない場所に位置しています。

訪問時は既に14時をまわっていたのに、まだ2~3張りしかテントがありません。北アルプス深部のテント場は場所柄か到着が遅い人が多いです。

 

黒部五郎小舎のテント場は、大きく分けて上段と下段とにわかれていました。画像は上段部です。

 

上段は小屋に近く、目の前にはコバイケイソウの咲く湿原が広がっていました。そしてポジションによって笠ヶ岳、薬師岳も見えます。

 

私達は湿原が目の前に広がるテント場の出入り口に近いポジションにテントを張ることにしました。テント場内は概ね平らでペグも打ちやすく、かなり快適なキャンプ場だと思います。

 

幕営したテントからは、こんな感じの景色が広がります。

 

こちらは下段の様子です。

 

下段も結構広くて、笠ヶ岳が目の前です。

とはいえ、やっぱり高山植物揺れる湿原に接して、小屋にも近い上段が人気で、この日は全員が上段にテントを設営、下段には誰も張る人はいませんでした。

 

最初はポツポツ程度しかテントはなかったのですが、夕方近くになって続々と到着、テント場は程よい賑わいになりました。

 

相変わらずうちの前だけ散らかってますね~。

 

5日間の汗で湿ってヌメヌメになった衣類や靴や持ち物を、(風で飛ばされないように)石で固定しつつ干すんで、どうしてもゴミ屋敷状態になっちゃうんですよ~っっっ(と言い訳する)。もちろん日暮れになったら全部テント内にしまいますよ~。

 

夕食は例によって(以下省略)。

 

夕暮れです。昼間は雲で隠れがちだった笠ヶ岳がスッキリと顔を出しました。

 

ちょっくら黒部五郎小舎の様子を見にいってみます。

 

黒部五郎小舎は、シルバー層、ファミリー層、いろんなお客さんがいて、なかなかの賑わいでした。

 

空が夕焼けに染まってました。

 

明日は我家にとっては長い距離を歩くので、きょうも早寝です。

では、おやすみなさい。

 

つづく。
 

今回の寝具装備

モンベル/U.L.ドームシェルター2
モンベル/アルパインダウンハガー♯3
モンベル/寝袋カバー
モンベル/フォームパッド
シートゥーサミット/トラベルシーツ(シルク)

寝具は暑くなく寒くなく丁度良かったです。

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