こんにちは。台北に来てから排気ガスにヤラレたのか夫婦揃って喉が痛くなってしまいました。
喉には枇杷膏というのがいいらしいんで試してみたところ、まぁまぁ良くなったような。これ、台湾のコンビニにも普通に売ってます。日本の喉飴みたいな感じですかね。ひと箱58元くらいだったかな?一緒に写っているのは台湾のヤクルトね。日本のものよりサイズが大きいんです。味は一緒。
さて台湾に着いた次の日、金山という海に近い町に温泉があるというので、本日泊まる台北駅近くの宿に荷物を預けて午後から出かけてみました。この「午後から」というのがそもそもの間違いだったわけで、あまりよく時間を調べないで行った金山は、台北駅からバスでてっきり1時間ほどで着くのかと思いきや、陽明山のくねくね道を延々と越え、なんと1時間45分もかかりました。いや~下調べは重要ですよ。
MRT台北駅のM8出口を出て左に進み、警察署を通り過ぎ少し進むと金山行きバス乗り場があります。他にも行き方はあるかもしれませんが、私達はこのバスで行きました。
ちなみに台北駅はめちゃくちゃ広く、複雑に入り組んだ構造になっていて、電車を降りてすぐの行動を誤ると迷宮迷路地獄に陥ります。私達は2度遭難しました。蛍光黄色のベストを着た親切な係のおじさん・おにいさんがあちこちにいるので、なんとか助けてもらえましたが。
さてバスですが、MRT乗り場などで(お金さえ払えば)誰でも作れる「ヨーヨーかっ」という、日本でいうスイカやイコカやニモカみたいなカードが使えます。
ふむふむ、金山行きはたくさんありますね。
バスに乗り込みます。バス内は飲食禁止ですが、前の席のお兄ちゃんや、横の席のおばちゃんはガンガン飲食しています。足元には何やらクルミの欠片みたいのも散らばってるし。
最初は賑やかな台北の街を進み、やがて郊外の坂道をグングンと上ると陽名山です。この陽名山は台北界隈のハイキングポイントとなっているようで、停留所から下山後らしきハイカーさんがたくさん乗り込んで来ます。どうやら台湾は日本同様にハイキングが盛んな所のようでした。
気が付けばバスの中は満員御礼。この混雑っぷりはたぶん、この日は日曜日だってこともあると思いますが。
陽明山越えの山中にはいくつもの温泉施設や噴気たなびくガレ場があったり、温泉好きにはたまらない光景の連続でした。いつか時間を作ってそのひとつひとつを訪ね歩きたいと思います。
その後もクネクネとした山道を越え、そしてようやく辿り着いた金山。まさかこんなに時間がかかるって思わなかったんで「ううっっやっと着いた・・・腰が痛い。」と思わず泣きが出てしまいます。車窓から見えた肉まん屋さんに大行列ができていたのが気になる~。
郵便局前の終点で降りるとそこは、庶民的でちょっと埃っぽい雑多なアジアンチックな街でした。バス停からさらに先へ300mほど進むと金山温泉街なのですが、そこまでの道が歩道もほとんどなく大型トラックなんかがバンバン行き交う太い道で、かなーーり怖かった~。あまりに怖くて帰りは金山温泉のセブンイレブン近くから郵便局までほんのひと区間だけバスに乗りました。
金山温泉は、日本の草津や伊香保のような「いかにも」といった温泉街はなく、雑多で埃っぽい普通の町にビル型のホテルが並んでいるといった感じでした。
例によって下調べをまったくしていなかったので「どこにしようかな?」とうろつき、家族湯主体の温泉施設を発見。こちらにお邪魔することにしました。
受付の後ろは広いホールになっていて、いくつもの家族湯部屋がズラーーッと並んでいます。料金は50分一部屋150元。部屋には狭い脱衣所兼洗い場と2人入ればギュウギュウの長方形浴槽がひとつというシンプルなもの。浴槽は空っぽで、利用客がセルフで湯をはるシステムです。
荷物を置くスペースはなく、こんな具合に扉に引っ掛けました。蛇口をひねると物凄い勢いで激熱の無色透明湯がドバドバ出てきます。あまりに熱いので、短時間で入浴可能にするには加水するしかない感じですね。お湯は強い酸味があり、肌触りも香りも草津温泉に似た良いものでした。まさか台湾で、こんな良いお湯に浸かれるなんて、嬉しかったな~。
浴後はホールのソファーでまったり。お客さんは家族連れや年配ご夫婦が多い印象でした。この客層は日本も台湾も同じですね。
ファミリー層も多いからか、こんな遊具も置かれていました。
帰りの台北行きバスはマクドナルド前から出ています。
帰りも行きと同じ1717番バスで。
相変わらず肉まん屋さん混んでるな~。
陽名山の行楽帰り渋滞がとにかくひどく2時間10分くらいかかってしまいました。陽名山からは、またもやハイカーさんが大勢乗り込んで来たんですが、もうギュウギュウの満員御礼の中を1時間以上バスに揺られ、到着するころには皆さんグッタリと疲労困憊といった様子でした。日曜日の行楽帰り渋滞は、どこも一緒なんですね。
では、きょうはこのへんで。
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