明礬温泉 鶴寿泉 2019年4月
数年ぶりに明礬温泉鶴寿泉に浸かってみました。薄暗い鄙び風情まんてんの湯小屋真ん中に、4~5人サイズのほぼ正方形木造浴槽がひとつという造りは変化無しです。ただ以前と違うのは携帯使用禁止の掲示があったこと。これは、ようは撮影禁止ってことかな?
たっぷりと白湯花の沈殿した湯壺から熱い無色透明な湯を少量投入、浴槽内で熱めの掛け流しです。無色透明な浴槽底には少量のパウダー状白湯花が沈殿し、かき混ぜたり浸かったりするとフワ~ッと舞い上がり楽しいです。投入量が少ないのでタイミングによっては湯なまりが生じることもありましたが、今回は湯の状態も良好でツルツルとした熱湯に満足。
(まぐぞー・2019年4月)
▼明礬温泉 鶴寿泉 外観
明礬温泉 鶴寿泉 2011年7月
現在、明礬で一般利用可能な共同浴場はここ「鶴寿温泉」の一箇所のみになりました。明礬名物?のプリンを食したついでの一浴でお世話になった。
以前訪問当時と外観と浴室内などに特に変化はない。ただ源泉が以前より二倍以上濃いものになっていた。それにより利用源泉は同じものですが泉質が酸性緑礬泉へと変更になっていた。前回訪問時は白濁湯だったが今回は違っている。薄っすらと緑がかったような僅かに白濁り。竹筒湯口より源泉を少量投入。口に含むとギチギチした感じ、クリアなレモン酸味。
(三昧・2011年7月)
再訪しました。明礬には別府に来るたびに足を運ぶのですが、鶴寿泉に限っては休館中で入れない事がたびたびあって3度目です。相変わらず鄙びた雰囲気の良い湯小屋は健在。今回の湯は、ごくわずかに黒っぽい緑白濁りを帯びた略無色透明で、これまでの訪問の中では一番鮮度良く感じました。
(まぐぞー・2011年7月)
▼明礬温泉 鶴寿泉 男性浴室
▼別の角度から
▼お湯
明礬温泉 鶴寿泉 2005年3月
別府の中でも観光地的な要素が強い明礬温泉。湯華採取の見学、温泉入浴に食堂などお客さんで大賑わい。「鶴寿泉」は市営の公衆浴場で誰でも寸志にて利用できます。コンクリ床の浴室に4-5人が浸かれる木造り正方形浴槽の内湯がひとつあり、訪問時は周辺のお宿に宿泊している湯治客が数人入湯中でした。
竹筒の湯口からちょろちょろ程度の熱い源泉が湯船に注がれます。湯はやや白色半濁り、明礬臭がプンプンし、すべすべする浴感あり。湯は熱く45℃はあるので充分に掛け湯をしてからでないとなかなか浸かる事ができません。後から来た観光客の方々はあまりの熱さに入湯を断念し帰られました。いつもこんなに熱いのかは不明です。
(三昧・2005年3月)
▼明礬温泉 鶴寿泉 外観
明礬温泉 鶴寿泉 2004年3月
明礬温泉街の細い路地に建つ木造湯小屋の鶴寿泉です。男女別の浴室は石板ばりの洗い場に、4~5人サイズの木造正方形浴槽がひとつあります。湯口より熱い源泉が少量投入され、浴槽内で熱めの薄灰白濁、そっと浸かるとピリピリとした刺激があり、口に含むと雑味のないレモンのような味がします。浴室内は昼でも薄暗く、とても雰囲気あります。
最初は一人で浸かっていたのですが、ほどなくして地元の方が入って来られました。「今日は熱いけれど、子供が来ると薄めてぬるくなっちゃう事が多いのよ」と。自分では「お婆ちゃんよ」と言っていましたが、その肌は真っ白でハリがあり、髪の毛もツヤツヤ。なんでも産湯から明礬の湯に浸かり、肌も髪も手入れしなくても調子がいいんだとか。「ちょっとした買い物でもずっと坂を下っていかなくてはダメで不自由も多い明礬の暮らしだけれど、お湯だけは不自由しない」と笑っておられました。なんとも羨ましい限りです。
(まぐぞー・2004年3月)
▼明礬温泉 鶴寿泉 外観
▼別の角度から
▼掲示
▼入口
▼女性浴室
明礬温泉 鶴寿泉 データ
大分県別府市明礬3組
7時~20時
賽銭
訪問:2004年3月・2005年3月・2011年7月・2019年4月
明礬温泉 鶴寿泉 温泉分析
鶴寿温泉 酸性・含鉄-硫酸塩泉 61.8℃ pH=1.7 溶存物質計=1583mg H=20.0mg Na=24.7 K=10.9 Mg=6.9 Ca=20.2 Fe2=10.0 Fe3=18.0 Mn=0.5 Al=33.2 Cl=3.0 SO4=1225(99.69) H2SiO3=209.7 HBO2=0.2 (H21.3.6)※全ての項目で該当なし
平成5年7月26日
鶴寿泉 単純酸性泉(Al-SO4) 69.5℃ pH=2.5 成分総計=732mg Mg=6.3mg Ca=14.6 Na=17.7 K=9.4 Mn=0.7 H=3.2(45.70mv%) Fe2=3.6 Al=12.3(19.63) SO4=297.2(93.36) HSO4=30.9 H2PO4=0.5 H2SiO3=136.2 HBO2=2.1 (H5.7.26)